2019.11.20

博報堂

博報堂元社員に聞く「博報堂」のリアル ~実は体育系じゃない?独特な社風やプライベートまで~

転職を検討するあなたにとって、本当に意味のある情報をお届けするため、
転職picks独自の<リアル>なインタビューを行いました!

 

プロフィール

30代前半の男性社員 私立大学の商学部を卒業
『博報堂』には9年4か月在籍したのち、ベンチャー企業に転職

 

「博報堂」に入社するまでのことを教えてください。

大学時代は準体育会に入り、真面目にスポーツ、適度にバイトや遊びをして学生時代を過ごしました。
周りと同じように就職活動を始めて、色々な説明会に参加したのですが、自分の就職活動を大きく変える、電通のセミナーに出会いました。当時の電通のキャッチコピーが「人の心を動かす仕事」と謳っていて、学生時代の自分は「これだ!」と感じました。広告代理店なのに、アーティストの作詞をやったり、ジャケットのデザインをしたりと、ブランディングによって付加価値を高めた仕事の事例がいくつも紹介されており、広告業界の仕事に興味を持ち始めました。
同じような仕事ができる会社として、テレビや出版社なども受けましたが、上手くは行きませんでした。その中で、内定を頂いた博報堂にお世話になることを決めたのが私の社会人としての始まりです。

 

■「博報堂」ではどんなお仕事をされていたのですか。

入社から退職するまでのほとんどの時間を営業職として過ごしました。広告代理店の営業とは主に広告主とメディア側に分かれるのですが、私の場合は広告主側への営業活動を行なっていました

既存クライアントへの営業は、提案方法や受注方法はクライアントによって異なり、年間予算だけ渡されて「良いものを提案してくれ」という場合もありますし、媒体毎にきっちりと予算組みされている上で提案してほしい、というケースもあります。

一方で新規クライアントに関してはコンペに参加する形になります。

クライアントから、①製作の提案と②媒体の提案を求められるのですが、製作とは実際にどんな広告を出すのか?というクリエティブ提案のことを指し、媒体の提案はどのメディアを使うのか?という提案を指します。製作提案で案件を勝ち取れれば、媒体提案も任せてもらえることが多いので、クリエイティブでの勝負になることが一般的です。私が広告代理店に入社した動機が、まさに製作の提案だったのですが、実際に手を動かすのは、やはりクリエイターの仕事になるので、その点は少しもどかしい気持ちはありました。

 

■評価制度や、どんな人が高評価=出世しているのかを教えてください。

営業は基本数字で評価されるのですが、入社1年目から8年目くらいまでは営業数字の評価割合がかなり低いです。
ではどのように評価が決まるのかというと、クライアントや周囲からの評判を含めた、上司からの定性評価です。

ですので、高い評価を受けている人、もしくは出世している人の傾向としては、直属の上司に好かれている人か、広告の賞を受賞しているなどの実績を出している人ですね。
さらに、博報堂の良いところだと思うのですが、特別な実績や突き抜けた能力がなかったとしても、人間的に素晴らしく、コツコツ仕事するタイプの人は出世している気がします。

 

■入社後の給与や評価の変遷や、同期の方々の様子はどんな風でしたか。

入社2年目までは残業代の換算方法により、長く働いているだけで給与が増えました。2年目で1,000万くらいもらっていた気がします。しかし、3年目から残業代の割合が減り、一時的に年収が下がりましたが、退職する直前は年収1,050万ほどでした。ベースの給料はほとんど同期で変わりませんが、ボーナスで100万くらい変わります。(入社8年目くらい、ボーナス年1回)。私自身、年1回のボーナスは直近の手取りで280万くらいでしたね。
上の人ですと、早くて37,8歳くらいで部長になれるのですが、 部長になると1,500万くらいもらえるそうです。

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■労働環境はいかがでしたか。例えば「辞めよう!」と思ったことはありますか?

本当に忙しかった時期もありますが、本当にやめようと思ったことはないですね。徹夜もありましたが、クライアントからの依頼などで対応せざる得ないものだったので、しょうがないかなと思って働いてました。
社内人間関係がとても良かったことも、忙しくても辞めようと思わなかった理由なのかもしれません。

唯一、本当に辞めようか考えた時は、自分に裁量がないと感じた時ですね。クライアントや社内に対して色々な提案をするのですが、クライアントの社内事情だったり、提案を聞く側の想像力の欠如により、本当に良い提案が消えていくのはやるせない気持ちになりました。
私は広告の仕事は好きだったので、優秀なクリエイターが、自身の思うままに作品を出せるような環境を作れないもどかしさに嫌になって別の道を考えたことはあります。

■社内用語とか人材とか…何かエピソードはありますか。

社内用語に関しては、メディア担当の営業マンはどうしても、その業界に引っ張れますよね。テレビ業界特有の言葉を聞くことはありますが、全体として、そんなに多くはありません。

それと、社内用語という訳ではないですが、「スケジューリング」が社内では仕事を進める上で重要なので、よくこの言葉を使いますね。
広告制作にはクリエイターの存在が不可欠ですが、優秀なクリエイターには変わった人も多く、社内で管理されている共通のスケジュール表が、実態の予定と違ってたりします。ですので、優秀なクリエイターの時間をしっかり確保し、納期までにクライアントの期待するアウトプット物を作る必要があるので、スケジューリングが共通言語としてよく使われますね。

社内の”人”に関して、私が入社して驚いたことは意外に体育会系じゃないことですね
そして、本当にみんな良い人です。嫌な人を探すのに苦労するほど、人間関係のストレスは少ないと思います。広告代理店は派手なイメージがありますが、博報堂はその中でも真面目な人が多いと思いますし、実際に社外の方からそう言われることが多いです。社風としても、ささいなアジェンダでも、とりあえず集まって打ち合わせようぜ!的な文化があり、和気藹々な風土だと思いますね。

■「博報堂」に入ってよかったと思うことは何ですか?。

これは言葉で説明するのが難しいのですが・・・・博報堂に入ってよかったと思うことは、非言語分野のスキルが発達したことだと思っています。
広告のメッセージ自体は分かりやすく言語化する必要があるのですが、実際に出来上がる広告のイメージや、それがもたらす感動については、言語化するのが難しかったりします。難しいというよりも、言葉に換算してしまうことによって落ちるクオリティの部分を、あえて言葉にしないで、イメージのまま共有することが良いこともあるのですが、普段からクリエイターの方々と打ち合わせをしていたことによって、自分自身もそのようなスキルが少しついたと感じています。ただ、このスキルは人に説明しにくいのと、他の業界では汎用性が低いのが難点だと自覚しています。(笑)

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■本音でお答えください。誰もが知りたい「10問10答」

 

1)博報堂に入って良かったことは?

大手の広告代理店に入社したことで、世間体が良かったことが自分の中で結構大きかったです。
自分はあまり周囲からの見られ方を気にする方ではないのですが、それでも自分が博報堂に入社して親が喜んでいる姿を見ると嬉しかったですね。

もう1つ良かった点は、お金を心配することなく20代の貴重な時間を過ごせたことです。
結婚もしていないので、仕事終わりの友人との飲み会や、休日にどこか行ったりするのにもお金の管理が必要ありませんでした。
海外旅行に行ったり、色々な人と知り合えたのは自分の人生の財産になったと思っています。他のメーカーなどの普通の大企業では出来なかった経験だと思っています。

2)合コンや飲み会の時の人気度は?

やはり、合コンは多かったです(笑)。自分は社内の同僚や先輩と比較すると、かなり少ない方でしたが、他社に勤めている友人などの話を聞くと、それでもかなり多かったと思いました。
そして世間のイメージ通り、女性からはモテますね。個人的にはモテるというよりも、どちらかというと最初の食いつきが、かなり良いです。
博報堂と合コンしたいという女性は多いので、最初の入り口段階では困ったことはありません。その先はやはりその人次第ですね(笑)

3)社内恋愛や結婚は多い?

社内に女性がそこまで多くないこともおり、社内恋愛は多いイメージがありません。
私自身も社外で知り合った人と結婚をしました。職業柄、飲み会は多いので、そこで知り合った女性と恋愛、結婚する方が多いと思います。

4)周囲の方々の転職先は?

中途入社してくる人の前職は金融もいますし、不動産などの異業種の人が多くいます。
広告代理店などの同業種からくる人も当然いますが異業種から転職してくる人と、同業種からくる人は半々くらいではないでしょうか。
営業職での間口はかなり広いと思います。博報堂からの転職先については、事業会社(メーカー)とベンチャーが多いですね。
自分もそうですが、年収を下げてベンチャーに挑戦する人が増えている気がします。

5)在籍中での一番大きな買物は?

6,300万で購入した家ですね。独身ですが、35年のローンを組んで購入し、現在は貸しています。
これは自分自身の性格だったり、金銭感覚の問題ですが思い切って買ってしまいました。
似たような感覚の人は社内にも多いのかもしれません。

6)同僚・先輩・上司が身につけている時計(男性)とかバッグ(女性)は?

必ずしもブランドものではないですが、みんな好きなものをつけていて、結果として高級品をつけている気がします。
ですので、最初のうちは先輩が身に着けている時計のブランドは知らないものばかりでしたがその後ブランド名は色々覚えました。
私の同期で、入社1年目でローン組んで、フェラーリ買っている人もいましたね。このあたりは広告代理店っぽいなと思った記憶があります。

7)同僚・先輩・上司が住んでいる場所は?

20代の若手は、三軒茶屋、代々木上原が多いですね。30代以上の家庭を持っている方には、上野方面も人気だと思います。
というのも、クリエイターの方は藝大出身の方が多く、上野周辺に馴染みが強いので結婚したタイミングでそのあたりに住む人が多い気がしますね。
その他は閑静な住宅街の経堂など世田谷などに一戸建てを構えている人も多くいます。

8)長期休暇でみなさんが良く行く場所は、海外?それとも日本?

海外旅行に行く人はとても多いですね。5日連続で休みを取れるので、9連休にしてアジアやヨーロッパなどに出かけています。
ボーナスを使ってアフリカや高級リゾートに行くケースも良く聞きます。

9)会社からの「課題図書」ってありますか?

基本はないですが、入社直後は、アイデアの作り方を理解するための本をいくつか指定されました。
その他には、社内で本を読むことを推奨しようみたいな文化になってきており、部署によっては週1回メールでオススメの本が回ってきたりしているようです。

10)転職先としての『博報堂』は5段階評価でいくつ?

☆4ですね。ネガティブなことから先にお話すると、30代以降は、ライフワークバランス的に少し微妙なのではないかと個人的には思います。
というのも、自分の力量が上がってもクライアントからの依頼により、労働時間をコントロールすることが難しいからです。
加えて、年収1000万超では満足できず、もっと稼ぎたい人には物足りない環境かもしれません。年収3000万稼ぐのは現実的にはほぼ不可能なので。

ただ、全体的には博報堂はとてもいい会社だったと感じています。 特に20代の若い方にはかなりオススメは出来ると思います。新卒よりも中途の方が入りやすいような気もするので、その点も含めて転職先として魅力的だと思います。
理由としては、社内の人が良く、変なしがらみや気の遣い方をすることが少ないことが挙げられます。
私自身、人間関係で悩んだことはありませんし、頑張った分だけ社内評価はもらえます。もちろん、ハードワークをいとわない前提にはなりますが、とても働きやすい環境だと思います。

 

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