2021.10.18

Regrit Partners

少数精鋭のコンサル集団、Regrit Partners(リグリット・パートナーズ)の働き方

2017年に創業したリグリット・パートナーズは、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援を軸とした業界注目のコンサルティング会社です。

本稿では、リグリット・パートナーズの現役社員へ行ったインタビューを基に、リグリット・パートナーズの働き方にスポットを当てます。

仕事の内容に加えやりがいや苦労、残業の有無など少数精鋭のコンサル集団の実態に迫ります。

 

取材対象者

リグリット・パートナーズ現役社員 Aさん

有名私立大学出身 男性 20代

 

 

リグリット・パートナーズの会社概要

株式会社Regrit Partners(リグリット・パートナーズ)は、2017年8月1日設立(同年10月1日業務開始)のコンサルティング会社です。
本社は東京・麹町。

 

事業内容

  • コンサルティング事業(戦略/オペレーション/IT)
  • ソリューション開発事業
  • キャリアフロンティア事業

 

リグリット・パートナーズの中核となる価値観(コア・バリュー)

リグリット・パートナーズを率いる山木智史代表は、日本発のコンサルティングファームであるベイカレント・コンサルティング出身で、外資系コンサルティング会社などを経て、リグリット・パートナーズを起業しました。

リグリット・パートナーズの中核となる価値観(コア・バリュー)として

  • Be Strong(個の能力を徹底的に磨け)
  • Co-creation(共創)
  • Grit(やり抜く)

を掲げています。

特に、「Grit」は社員に浸透しており、顧客企業の課題を徹底的に検討し、解決につなげることを求められます。

 

数値で見るリグリット・パートナーズ

社員情報

社員数 92人(2021年9月時点)
平均年齢 30.6歳
男女比 男性8:女性2

 

コンサルタントの前職と新卒採用数
コンサルタントの前職は、IT出身が最も多く、営業、新卒と続きます。
コンサル出身が新卒よりも少なく、多様な人材が集まっているのが特徴です。

2019年卒 3人
2020年卒 9人
2021年卒 7人

 

売上高
売上高は創業した2017年から右肩上がりとなっています。

2017年 3.6億円
2018年 7.2億円
2019年 9億円
2020年 18億円

 

リグリット・パートナーズ社員の主な出身会社

中途採用された社員の主な出身企業(前職)は、

外資系コンサル

  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • アクセンチュア
  • A.T.カーニー

日本のコンサル

  • アビームコンサルティング
  • ベイカレント・コンサルティング
  • フューチャーアーキテクト

などです。

金融ではJPモルガンやみずほ銀行、SBI証券の出身者もいます。
リサーチ会社のガートナーやリクルート、キヤノンや富士通、サイバーエージェントといった事業会社から中途採用された方もいます。
SIerや経営企画室出身など、前職での経験もさまざまです。

 

競合会社

リグリット・パートナーズの競合は、コンサル業界のBIG4

  • デロイトトーマツコンサルティング
  • PwCコンサルティング/PwCアドバイザリー
  • KPMGコンサルティング
  • EYストラテジー・アンド・コンサルティング

など大手となります。
ライバル他社としのぎを削る中、業績は右肩上がりとのことで、創業初期に10~20人だった社員数は大幅に増加し、引き続き採用に注力しています。

 

リグリット・パートナーズ の転職に強いヘッドハンター

アスパイア 株式会社 中野 陵 氏 

①リグリット・パートナーズ のパートナー・現場と豊富なリレーション
圧倒的な情報量で受けるべきポジション(プロジェクト)をご提案
③リグリット・パートナーズに特化した面接対策を実施

 

>>>中野 陵 氏にキャリア相談を希望する

 

リグリット・パートナーズの働き方

 

顧客企業に常駐

リグリット・パートナーズでは、コンサルタント数人がチームを組み、顧客企業の課題解決に当たります
企業のDX支援が柱となっていますが、ITコンサルを標榜しているわけではなく、課題によって複数の方法論を検討します。

システムを新たに開発する必要が生じれば、最適なシステムの大枠を設計し、ベンダー(ITシステムの販売会社)につなぎます。
業務改善が必要になれば社員への聞き取りなどを通じて問題点を洗い出し、オペレーションの見直しに着手します。

実際に運用して効果検証まで企業に寄り添うのがリグリット・パートナーズの特徴で、顧客企業と二人三脚で対応に当たり、伴奏者(パートナー)であり続けることを社是としています。
そのため、今回取材に応じてくれたAさんは同じ顧客企業に1年を超えて常駐しているとのことです。

 

コロナ禍での働き方

新型コロナウイルス感染症で、社員の多くがテレワーク中心となっているものの、オンライン会議などで顧客企業と密なコミュニケーションを続けています。

ちなみに、コロナ禍の緊急事態宣言中、Aさんは週1で本社出社、週4は在宅勤務でテレワークだったとのことで、出勤の有無は担当する顧客企業次第で大きく変わるとのことです。

リグリット・パートナーズのこれまでの支援実績はDXを中心に200件ほどで、大手製造業の業務改革や大手サービス会社の新規事業企画立案などに関わってきました。

コンサルティング会社では、一次下請けや二次下請けとして業務を受注することがありますが、リグリット・パートナーズは別の企業を介さず顧客企業から直接業務を受注しているのも特徴です。

 

部門なくフラットな組織

リグリット・パートナーズでは特定の部門はなく、フラットな組織形態を取っています。

役職は、

経営層のエグゼグティブ・オフィサー

現場の管理職となるディレクターを筆頭に、

シニアマネージャー

マネージャー

シニアコンサルタント

コンサルタント

アナリスト

という構成です。

新卒採用はアナリストとして配属され、一定の経験を積むと昇格します。
役職が給与に大きく反映します(詳細は【年収編】を参照)。

若手の多くはディレクターやマネージャーらとチームを組み、指導を受けながら業務に当たります。

90人という社員数もあって、山木社長ら幹部との距離は近く、気になることがあれば直言できるアットホームな社風も魅力の一つです。

一方で、監督役である上司の仕事を奪え、というのが共通指令になっているとのことで、若手であっても仕事面でガッツを求められます。

 

コンサルタントがバックオフィスも兼務

リグリット・パートナーズの組織の特徴としては、総務や人事といったバックオフィス部門がなく、社員総出で会社を支える「スクラム経営」を実践しています。

「マネージメント・リーダーシップ」制度として社員が採用やPR、営業を兼務し、コンサルタントの業務とは別枠で賞与に反映されます。

Aさんはリグリット・パートナーズの人事を担当し、コンサルタント業務の傍ら、採用活動にも関わっています。
会社から押しつけられるわけではなく、希望者の挙手によって担当が割り振られます。
昇格や昇級には直接関わりませんが、賞与に影響するため積極的に手を挙げる社員も多いとのことです。

 

リグリット・パートナーズ の転職に強いヘッドハンター

アスパイア 株式会社 中野 陵 氏 

①リグリット・パートナーズ のパートナー・現場と豊富なリレーション
圧倒的な情報量で受けるべきポジション(プロジェクト)をご提案
③リグリット・パートナーズに特化した面接対策を実施

 

>>>中野 陵 氏にキャリア相談を希望する

 

リグリット・パートナーズでは残業がほぼない!?

リグリット・パートナーズの標準労働時間帯は午前9時から午後6時までで、完全週休2日制です。
Aさんによると、担当する顧客企業の勤務体系に沿う形となるため、現状は一律ではないとのことです。

残業時間は上司が管理し、月の残業時間が40時間を超えると注意を受けます。
残業や休日出勤には別途手当が支給されます。
Aさん自身は、月の残業はほぼないとのことで「残業を強いられることはなく、長時間労働を抑制するよう勤務管理されている」と話しています。

 

求められる人材

リグリット・パートナーズのアピールブック(会社紹介)には、一緒に働きたい社員像として、思考・経験面では

  • 前向きに、本質的に物事を考える
  • 客観的に物事を評価できる
  • 現状を疑うクセを持つ

ことを挙げています。

パーソナリティとしては

  • 貢献意欲の高い人
  • 一度決めたら最後までやり遂げる人
  • 成果に責任を持てる人
  • 言い訳をしない
  • 努力を積み重ねられる人
  • 現状に満足しない人

と列挙しています。

山木社長は、過去の社内のインタビュー記事で、入社してほしい人材として「スタートアップを理解してくれる人」を挙げています。

スタートアップは社員への裁量権が大きい一方、社内の制度が整っていないことが多いと指摘した上で、「会社にあれがない、これがないという人には難しい」と説明しています。
「私はこれができる、というビジネスにおけるユニークさを持っている人と一緒に仕事がしたい」とも述べています。

今回取材に応じてくれたAさんは「失敗を糧にできる人、『ほら、頑張ろう』と周囲を鼓舞できる人」にコンサルタントとしての資質があると話しています。

何度も死にながら攻略パターンを見いだすゲーム「死にゲー」に例え、コンサルティングの仕事が社員個々人のスキルを武器に、顧客の課題解決に試行錯誤しながら本気で向き合うことが求められると説明しています。

 

リグリット・パートナーズへ転職するには

リグリット・パートナーズへの転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。同社に多くの内定者を輩出している転職エージェント中野をはじめとする転職エージェントをご紹介させていただきます。

 

関連記事

RELATED ARTICLES

2021.11.05

Regrit Partners

コンサルティング業界の中でも幅広い業界・職種の経験者を中途採用し、今急成長しているリグリット・パートナーズ(Regrit Partners)。 2017年の創業時、10数名だった社員数は2021年現在、90名を超える規模 […]

2021.12.22

Regrit Partners

2017年に創業したリグリット・パートナーズは、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援を軸とした業界注目のコンサルティング会社です。 本記事では、アビームコンサルティングの戦略コンサル部門からリグリット・パ […]

2021.12.27

Regrit Partners

新興コンサルティングファームとして注目を集めているリグリット・パートナーズ。 本稿では、リグリット・パートナーズ創業メンバーで、現在はコンサルタントと新規事業開発を兼務するシニアマネージャーにインタビューを行いました。 […]

2021.12.29

Regrit Partners

新興のコンサルティングファームとして急成長中のリグリットパートナーズ。 同社で働く若手人材はどのようなキャリアを歩んでいるのでしょうか? 日本IBMから同社に転職し、入社2年半でマネージャーに昇格したK氏に転職の経緯、 […]

2023.09.13

Regrit Partners

2017年に創業されたリグリット・パートナーズ(Regrit Partners)は、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援を軸とした業界注目のコンサルティング会社です。 本記事では、リグリット・パートナーズ […]

×