2019.10.04

KPMG

KPMGのコンサルタントの職種や仕事内容とは?Big4の中での立ち位置など解説

コンサルティング企業には戦略系やIT系など、様々な専門分野があります。
コンサルティング業界に興味がある方のために、グローバルな会計事務所のグループ企業であるKPMGの、日本でのコンサルタントの職種や仕事内容についてご紹介します。

 

KPMGのコンサルタントに共通する理想の人材像とは

KPMGのコンサルタントは少人数でプロジェクト運営をするため、自ら仕事や課題を見つけ、動いていくことが求められます。中途採用には即戦力として活躍することが期待されています。様々な業界から転職してきたメンバーで構成されているため、考え方が異なる人と協力し、チームとして働くことができるかも重要なポイントです。

コンサルティング業界未経験でも、現在の仕事の業界の知識が活かせる分野で働くこともできますし、マネジメントスキルなど業界を問わない能力も重宝されます

既に持っていると有利なスキルとしては、語学力が挙げられます。海外進出を検討している企業のコンサルティングや、海外ファームとの連携で英語は不可欠のため、ビジネス英語ができると様々な企業の案件に関わることができ、活躍の幅が広がります。

また近年では、各企業でAI技術の導入が検討されているため、機械学習や統計学の素質・経験も、重宝されるスキルと言えます

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KPMGのコンサルタントの仕事内容

KPMGが行っているコンサルティングにはいくつか種類があり、それぞれ異なるチームで業務を遂行しています。もちろん、コンサル内容が他分野にわたる場合はチームを超えてノウハウを共有していくので、幅広い業務を経験することができます。ここでは、各コンサルティング職の仕事内容を詳しくご紹介します。

 

マネジメントコンサルティング

会社全体の事業戦略の策定から、マーケティング戦略、社内の業務改革まで、様々な規模のソリューションを提供しています。また、AIシステムによる業務改革・効率化の提案も行っています。

 

リスクコンサルティング

社内外に存在するリスクを低減するためのコンサルティングを提供します。内部統制、会計については、本体のあずさ監査法人が長年培ったノウハウを持っています。新規上場企業のサポートや、アメリカをはじめとする海外の会計基準への対策など、監査法人のグループ企業である強みを活かしています

 

ITマネジメント

AIやロボティクス技術の導入を検討している企業が多くなっている中で、何をどんなタイミングで変えていけば良いのか、予算、業務の効率化、継続性など、いろいろな観点から考えます。新たなシステム導入のサポートだけでなく、それに伴い変更が必要になる業務を洗い出し、スムーズに移行できるようにします。

KPMGのコンサルタントの職位

KPMGコンサルティングの職位を、年次の若い順からご紹介します。コンサルティング業界の経験がある、もしくはコンサルティング業務で生かせる技能を持っていれば、転職後、上位の職位からスタートすることもありますが、未経験の場合は年齢問わずアナリストからのスタートが一般的です

 

アナリスト

コンサルティング業界未経験で入社後、1年目〜3年目くらい

プロジェクトチームのメンバーとして所属し、主な業務はクライアント先の現場で行います。2年次以降は、新しく入社したアナリストのOJT担当として後輩を指導することもあります。

 

コンサルタント

入社3、4年目くらいで昇格する人がほとんど

小規模プロジェクトのリーダーを任されたり、大規模プロジェクトでもより積極的にチーム運営に関わったりします。

 

シニアコンサルタント

コンサルタント昇格後、早い人は2年ほどでシニアコンサルタントに昇格

大規模プロジェクトのリーダーを務めることも多くなり、現場のトップとしてマネージャとのパイプ役になります。また責任範囲が拡大し、予算管理などの業務を行うこともあります。

シニアとしての勤務年数は2~3年が主流です。

 

マネージャ

マネージャからは、業務時間ではなく実績ベースの給与体系に変わります。そのため、既存プロジェクトのマネジメントだけでなく、新規クライアントの獲得など営業業務も加わります。

とはいえ、実質新規クライアントは役員レベルのパートナー経由でおりてくるケースが多いため、コンペ時のプレゼンなどが主になります。

 

シニアマネージャ

マネージャの上位職です。業務内容はマネージャとほぼ同じですが、パートナー/ディレクターに昇格することを見据え、社内の業務方針や部署間の交流など、社内全体に関わる業務を行うこともあります。

 

パートナー/ディレクター

クライアント業務の最終責任者としてレビューなどを行います。クライアントや官公庁との関係作りや、ファームとしての運営方針の策定など、社内外両方に関わる仕事をします。ディレクターは、専門分野(IT等)をもち、社内研修など戦力強化も担います。

 

KPMGのコンサルタントは実際何をしているの?筆者のコンサル案件事例を紹介!

まだ年次の若い「アナリスト」や「コンサルタント」として勤務していた時は、事業会社の会計システム導入プロジェクトに関わることが主な業務内容でした。

会計システムの選び方から導入ベンダーの選定など、価格やカスタマイズにかかるコスト、導入にかかる期間を算出し、クライアントのサポートをします。システムやベンダー決定後も、システム構築のマネジメントをクライアントに代わって行い、導入・稼働までがスムーズにいくように取り組みました。

シニア・コンサルタントになった際には、RPA導入を希望するクライアントのプロジェクトにアサインされました。KPMGの会計監査対象のクライアントでもあったため、会計監査の視点から、システムの管理体制をどのように整えるかなど、主に内部統制の構築のサポートを行いました。

*RPA(Robotic Process Automation):ロボスティック・プロセス・オートメーション…ルーチン業務など、定型的なデスクワークをロボット化する概念

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KPMGのコンサルタントのキャリアパス

ここまで、KPMGのコンサルタントの仕事内容や職位、プロジェクト事例をご紹介しましたが、KPMGではどのようなキャリアパス描くことができるのでしょうか?実際に在籍している筆者が、何パターンかご紹介します。

 

管理職を目指すケース

KPMG内で昇格を重ね、上位職を目指していくパターンです。

パートナーまでを目指してKPMGに勤めるケースは、入社したアナリストの人数から考えると一握りで、1割もいないと予想されます

この要因として、シニアマネージャからなかなか昇格できず、競争率も高いことがあげられます。マネージャ・シニアマネージャで転職する人が多くなっています。

 

グループ会社への転籍をするケース

KPMGにはいくつかのグループ会社があり、選考を受けることで転籍をすることができます。数年勤め、進みたい分野が現在の仕事と違うと思った場合、応募することができます。

シニア・コンサルタントくらいの年次で転籍を希望する人が多いですが、マネージャになってから引き抜きで転籍するケースもあります

 

転職・起業するケース

転職者がほとんどの職場であるためか、再度転職をしていく人も多くいます。シニア・コンサルタントまで勤めて実績をつけてから、さらに別のコンサル企業に転職するケースが一番多いです。他には、事業会社に転職し、システム部や経理部、監査部などのスーパーバイザーの立場につくこともあります。

自分のコンサルティング会社を立ち上げる人も、多くはないですがいます。また、その先輩が立ち上げた企業に、引き抜きの形で転職するケースもまれにあります。

 

KPMGのコンサルタントを通じて得られること(成長・働きがい)

ここでは、KPMGのコンサルタントとして働くことで得られる成長や働き甲斐について、実際に筆者の経験を元にお伝えいたします。

 

語学力を活かしたい人にとっても良い環境

KPMGグループは世界中にオフィスを持つ大規模ファームです。海外企業の日本法人や、日本のグローバル企業の案件は、中小ファームではできない経験でしょう。海外のKPMGファームと連携したり、情報交換をすることもあるので、国内外問わず幅広い人材と関わることができます。

海外出張や海外研修の機会もあるので、語学力を活かしたい人にはとても良い環境です。

 

 自分で仕事を作り出し、最後までやりきる力が格段に伸びる

少人数で多数のプロジェクトを扱っているため、自立し率先して動ける人材が求められます。積極性を尊重し様々な意見を受け入れる姿勢をもったメンバーが多い環境で、自分で仕事を作り出し、最後までやりきる力が格段に伸びます。また、クライアントの海外子会社を含めた経営の視点から、各部門の運営にかかわるコンサルティングまでサービスの幅が広いため、会社運営を多様な視点から見る目が育ちます。

KPMGのコンサルタントを目指すなら、自主性とスキルアップを意識しよう

待っていても仕事がやってくる環境ではないので、自ら提案・発言をし、スケジュールやタスク管理を徹底するなど、自立して働く姿勢を意識しましょう

企業の経営を、会計、業務、人材など様々な側面からサポートするのがKPMGコンサルティングの特徴ですので、一つでも活かせる強みを持っておくとより活躍ができます。

KPMGへの転職を検討されている方は、自分のスキルをどのように活かせるか考えたうえで、面接時に話せると良いでしょう。

この記事のまとめ

☑自ら仕事や課題を見つけ、動いていくことが求められる
☑未経験の場合は年齢問わずアナリストからのスタート
☑一つでも活かせる強みを持っておくとより活躍できる環境

筆者プロフィール:Megumi
事業会社のシステム部にて、システム開発のプロジェクトマネジメントを経験後、KPMGに転職。ITコンサル、会計監査に従事。

 

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