
広告業最大手として、新卒・中途問わず人気企業の電通。中途採用ではどのような選考が行われているのでしょうか。 また面接では何を聞かれるのでしょうか。本記事ではコロナ禍で電通の中途採用に応募し、見事内定した転職者Aさんに行ったインタビューをもとに、同社の中途採用事情を紐解きます。 |
インタビュー協力者
今回お話を伺ったのは転職エージェント経由で電通に応募し、内定をしたAさん。
その面接内容や選考フローはどのようなものだったのでしょうか。

エージェントに初めて接触した日から1か月程で内定に至りました。
雇用形態は契約社員です。
目次
電通、中途採用の選考フロー
転職エージェントを利用して電通の中途採用にエントリーした場合、どのような流れで選考が進んでいくのでしょうか?Aさんの場合、以下のような流れでした。
書類選考 → 一次面接 → 二次面接 →三次面接
応募前に、電通が募集しているポジションリストをエージェントから共有さます。
どのあたりのポジションを目指すか、目線合わせをした上で職務経歴書を提出します。
職務経歴書は応募ポジションの要件に見合ったものを準備する必要があるため、どのポジションを目指すのか、狙いを定めた上で執筆することが大切です。
書類を通過するといよいよ面接が始まります。
電通への内定率TOPクラス Nさん
株式会社———
コンサルタント
①マーケターのキャリアパターンを熟知し、ベストなポジションを提案
②電通の人事・現場責任者との豊富な人脈
③選考内容・過去問をベースにした面接対策
電通、中途採用の一次面接で聞かれること
Aさんの場合、コロナ禍ということもあり一次面接~三次面接まですべての面接がオンラインで行われました。途中出社したりリアルな対面をすることは一度もなかったと言います。
一次面接の面接官は現場社員・部長・採用担当の人事の合計3名。
和やかな雰囲気で話が進みました。ここで聞かれた質問は大きく3つでした。
- 電通の志望動機
- 転職活動の軸
- 配属予定となる部署の担当クライアントのイメージ
転職活動の軸については、転職を考えるに至った経緯からそれを踏まれて何を軸に転職先企業を選定しているのか、質問をされました。
クライアントのイメージについては、今回応募したポジションが営業だったために聞かれた質問です。電通では課ごとに担当クライアントが決まっており、一次面接を受ける時点で課の名称から担当クライアントの予想がつきます。担当クライアントについて、どのようなイメージを抱いているのか質問がされたと言います。
電通、中途採用の二次面接で聞かれること
二次面接では人事の役職者が2名、1回目も同席した採用担当の人事(この方は毎回面接に付き添ってくださいます)による面接でした。
二次面接で質問された内容は以下です。
- このタイミングでの入社をどう思うか
- これまでに成し遂げたと思うことは何か
一つ目の質問は電通は過労死事件もあり世間の風当たりが強いこと、働き方改革を率先して行っているもののまだクリアにできていない問題も残っている。これらを踏まえた上で、このタイミングで入社することをどう思っているか、率直な思いを聞かせてください、という質問だったようです。
二つ目は大学時代や前職で成し遂げたことについて聞かせてください、という内容でした。
面接官が人事3名だったこともあり「ざっくばらんに本音を聞かせてくださいね」というトーンでこちらも和やかな雰囲気で進んでいったと言います。
電通、中途採用の三次(最終)面接で聞かれること
最終面接に当たる三次面接は配属先の局長と一次面接時の部長、採用担当の人事の3名による面接でした。
聞かれたことは一次面接・二次面接と似たような内容でした。
- 志望動機
- これまでの仕事
- 転職活動の軸
- 電通についてのイメージや思い
三次面接だから特別突っ込んだことを聞かれたかと言うとそんなこともなく、一次面接と二次面接の延長のような質問だったようです。雰囲気も一次・二次と変わらず和やかで最終面接だから圧迫ということは全くなかったと言います。
電通への内定率TOPクラス Nさん
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②電通の人事・現場責任者との豊富な人脈
③選考内容・過去問をベースにした面接対策
電通、中途採用面接突破の秘訣
Aさんによると、合計3回の面接通して一番ハードだったのが一次面接だと言います。
答えに対して突っ込んだ質問も多く飛んできました。
今回お世話になった転職エージェントのヘッドハンターや周りの電通職員によると、電通は一次面接のハードルが最も高い、ということです。
一次面接を通過すると、二次・三次面接の通過率は7~8割とも言われているようです。
それだけに、一次面接でかなりの転職者がふるいにかけられます。
Aさんの場合も一次面接で「プレッシャーに耐えられるか?やっていけるか?」といった質問もされ、即答できないシーンもあったと言います。
ただ、転職エージェント曰く、「大丈夫です」と気軽に答えないAさんの慎重な一面が信頼に値する、謙虚な人材と高評価につながり、内定に至ったと言います。
いずれにしろ、電通の面接を受けられる方は一次面接に向けて伝えるべきことをしっかり用意して臨むことが大切です。
電通へ転職するには
電通への転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、電通への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。電通に多くの内定者を輩出している転職エージェントN氏をはじめとする転職エージェントをご紹介させていただきます。