業界・企業に特化した転職サポートを行い、誰よりもリアルで最新の情報を持つトップエージェント。エージェントファインダーはそんなトップエージェントだけを紹介する、ヘッドハンターのマッチングサービスです。
同サービスで紹介するヘッドハンターは、採用決定率を高めるためにどのような工夫を凝らしているのか。エージェントファインダーの代表取締役・粕谷暢司が、電通グループをはじめとする広告会社やマーケター職で高い内定率を誇る株式会社ウィンスリーの瀧島氏にその秘訣を伺いました。(2021年2月6日)
瀧島 一郎さん 株式会社ウィンスリー ヘッドハンター
大学卒業後、総合広告代理店にて営業やセールスプロモーションのプランナーを経験。 その後、大手のメディアレップなど複数社でデジタルマーケティング領域に従事。 新規事業立ち上げや人材育成も含め幅広く担当し、事業拡大に貢献する。 2018年にウィンスリーに入社。国家資格「キャリアコンサルタント」の有資格者。
目次
業界経験を生かして副業でマーケティング支援。現場の肌感覚が強みになっている
―2018年にウィンスリー様に入社され、転職エージェントとしてのキャリアをスタートさせていらっしゃいます。入社のきっかけは何でしたか。
もともと人とのコミュニケーションが好きなんです。 人材育成に携わった経験もあり、人と人、人とニーズをつなぎ合わせる仕事内容に興味を持っていたとき、かつて職場で一緒だった当社のコンサルタントから声をかけてもらい、入社を決めました。
決め手は、“デジタル領域に特化した転職エージェント”だったこと。 人材業界経験ではなく、デジタル領域の知識や経験を求めていると聞き、自分のキャリアが役立つと思いました。
―業界経験の長いコンサルタントがいることは、御社の特徴の一つですね。
そうです。当社代表は、「デジタル分野での経験者がコンサルタントをするからこそ、専門性が高く正しい情報を伝えられる」と考えている。 その思いに共感したメンバーが集まっています。
転職エージェントの中には「○○業界担当」といいながら、その業界に詳しくない方もいます。 当社にいるのは、DXやデジタルマーケティング分野の領域で10年以上仕事をしてきた人ばかり。 業務内容理解から業界の動きまで、現場の肌感覚をもって理解しています。 人的ネットワークも豊富なので、その伝手から最新の情報をキャッチできるのも強みでしょう。
―瀧島さんならではの強みはどんなところにありますか。
私は転職エージェントの傍ら、副業として、マーケティング支援の仕事をフリーランスで請け負っています。 現在進行形で現場感が分かるので、デジタル領域の最新動向を自分の言葉で語ることができます。 必要とされる人材について実体験をもとに伝えられるのは、ほかの転職エージェントにはない強みだと思っています。
―まさに“副業の知見を本業に生かす”ことを実践されているんですね。 瀧島さんは、これまで複数社の転職を経験されています。転職活動の実体験もまた瀧島さんならではのサポートにつながっていそうです。
まさにそうなんです。 自分の経験から大事にしているのは、候補者の方に「いかに自己理解を深めてもらうか」。 私自身もかつていい転職エージェントに巡り会え、自分の根っこにある価値観に気づかされたことがありました。
人間は、自分が思っているよりもずっと、思い込みや世間的な評価にがんじがらめにされています。 転職エージェントという第三者から、自分は何ができるのか、どんな考えを大事に行動してきて、これからどうなっていきたのかを深堀りしてもらうことには価値があると実感しています。
電通グループ/マーケターの転職なら 瀧島 氏
株式会社ウィンスリー ヘッドハンター
①電通グループが求める人物像を熟知
②電通グループとの豊富なリレーション
③面接でよく聞かれる10の質問をベースに面接対策を実施
候補者にとって何が一番幸せな選択かを考える
―候補者との最初の接点の作り方、コミュニケーションの取り方で工夫していることはありますか。
転職サイトのデータベースを活用したスカウトや、当社独自のデータベースから候補者にコンタクトをとることもあります。 当社HPへのお問い合わせ、以前サポートした方からの紹介も増えていますね。
初回面談(対面、オンライン)では、とにかく候補者の方にたくさん話してもらいます。 「デジタル領域に特化して転職活動をしたい」と目標が定まっている方もいますが、多くの方は、転職自体に迷っていたり、転職時期に迷っていたり。 あるいは、転職意欲は高いけれど自己理解が深まっていない方も少なくありません。
まずは話を聞き、これまでの経験や仕事観などについて質問を重ねながら、候補者の方に価値観についての言語化を促しつつ自分がどうサポートできるのかを探っていきます。
―話を聞いていくと、「この方はデジタル領域への転職は適していないのでは」「現職でも活躍の余地があるのでは」と思うことはありませんか。
あります。そして、それでいいと思っています。
私自身も当社のスタンスもそうなのですが、転職活動のゴールは必ずしも“転職すること”だとは思っていません。 本人が自己理解を深めた結果が転職で、そのサポートを私ができればもちろんうれしい。 でも、ほかの転職エージェントを使ってほかの業界を目指した方が本人の幸せならば、その方向に背中を押したいですし、そうしていますね。
これまでの自分の転職活動経験や多くの候補者との出会いの中で、不幸な転職のケースをたくさん見てきました。 考えが定まっていないまま数十社の企業を受けるよう転職エージェントに促され、入社後も腑に落ちることはなく、数カ月でまた転職してしまう…。 そうして私のところにくる候補者もいます。人生の選択に携わっている以上、自分都合のサポートはやってはいけないと肝に銘じています。
―先ほど御社のスタンスの話がありましたが、紹介件数などの数字ノルマは課されていないのでしょうか。
ノルマはなく、コンサルタントがそれぞれ自律的に成果を上げています。
私の考え方はビジネス的にはキレイごとに聞こえるかもしれません。 でも、候補者の方と話せば話すほど、キャリアコンサルタントとしての経験値は上がっていきます。 話を紐解き深堀りするプロセスがいつ誰のケースでどう生きてくるか分からない。 私自身のスキルアップの機会だと捉えているので、どんな出会いにも無駄なことはありません。
電通グループ/マーケターの転職なら 瀧島 氏
株式会社ウィンスリー ヘッドハンター
①電通グループが求める人物像を熟知
②電通グループとの豊富なリレーション
③面接でよく聞かれる10の質問をベースに面接対策を実施
候補者の熱意に賭けて転職をサポート
―瀧島さんの紹介実績について教えてください。
広告会社と事業会社という大きく2軸があります。
広告会社では、電通グループ各社様、ADKホールディングス様、東急エージェンシー様など。
事業会社では、スマートニュース様のほか、リクルートグループ各社様、楽天様、メルカリ様などです。
過去は、LINE様、アマゾンジャパン様の実績もあります。
―求める人材レベルの高い企業名が並びますね。
そうですね。当社は、業界トップ企業、優良企業へのご紹介案件が多いのが特徴です。
デジタル領域の業務理解が深いコンサルタントが集まっており、書類通過率や選考通過率も非常に高い。実績が信頼につながっていると思います。
―信頼関係を築くために具体的に行っていることはありますか。
紹介案件の多い企業様とは、隔週など定期的にミーティングを行い、採用担当者や事業部のリーダーの方に現場のニーズをヒアリングしています。
求人票だけでは、具体的に求めるスキルや経験を理解するのが難しい。 「こういうスキルやマインドを持った候補者がいますが**の経験では少し未熟です。採用可能性はありますか」など、具体的な相談やすり合わせができると、採用ニーズに対する理解が深まりマッチング精度が高まります。
―そうしたこまめなコミュニケーションによって、候補者にアドバイスできることも増えそうです。
そうですね。候補者に対する具体的な対策としては、レジュメ添削や面接対策に各1時間程度、じっくり時間をとります。
面接対策では、よく聞かれる基本的な10の設問に対し、回答を文章にして言語化してもらいます。 対面やオンラインで面接練習をすることで、選考の通過率は大きく変わります。
候補者が一人でも面接練習ができるよう、私がかつて転職活動していたときに行っていた独自の取り組みも提案し進めていきます。
―対策をしっかり行ったことで転職に成功した事例はありますか。
20代の方で、小さなマーケティングツールベンダーからリクルートグループに転職したケースがありました。
リクルートグループは先進的なマーケティング戦略を進めており、求める人材レベルも非常に高いんです。 スキル面では厳しかったのですが、「今後のキャリアを考えて、絶対にデジタル領域に挑戦したい」という熱意が高い方だった。
その思いに共感して、レジュメの書き方や自己分析の仕方、面接対策まで徹底的に時間をかけて向き合いました。 これまでのスキルや経験というファクトは変えられませんが、「これからのキャリアのために現職でこんな仕事に挑戦している」「この知識のキャッチアップのために1日○時間、勉強を続けている」など、今からでもできることはある。
「本当に挑戦したいならここまでやろう」と背中を押しながら、ご本人も必死に食らいついてきてくれて、無事入社へとサポートすることができました。
―すばらしいですね。自分に足りないところをキャッチアップしようとする姿勢を、企業様も評価したのかもしれません。
まさにそうで、意欲がうまく伝われば可能性があるかもしれないと思っていました。 キャリアプランニングは、本人の今ある現実とこうなりたいという理想をどうつなげていくか、その道筋を示すことにあります。
上記のケースでは幸運にも転職成功となりましたが、デジタル領域は未経験からチャレンジしたい方が多い一方、求められるスキルや経験は高い。 「すぐに理想には行けないけれど、まずはここでスキルを身につけて、次のステップでチャレンジしよう」など、長期的な視点でキャリアの提案ができるのも、業界経験が長いからこその強みだと思っています。
―最後に、候補者の方へエージェント選びのアドバイスがあれば教えてください。
私の転職経験からもいえますが、一人の良い転職エージェントとの出会いによって自分の経験やスキルの振り返り方が変わったり、自分では意識していなかった行動特性が強みだと気づいたりすることもあります。
自分の人生の選択に本気で向き合ってくれる人なのか、相手をしっかり見ることが大切だと思います。
電通グループをはじめとするマーケター職に転職するには
電通グループをはじめとするマーケターへの転職を検討されている方は、実績トップクラスのヘッドハンターへの相談が転職成功への近道となるでしょう。瀧島氏のようなヘッドハンターであれば、過去の面接内容や面接官にまつわる情報、内定をもらうために必要な要素を人事並みに把握しています。
志望度合いの高い方は、内定の角度をあげるために是非、エージェントファインダーにご登録ください。ウィンスリーの瀧島氏をはじめとしたヘッドハンターをご紹介させていただきます。