コンサルティング業界で転職を考えている人にとって、給料の情報は重要ですよね。 募集要項に記載されていることもありますが、実際にどれくらい年収やボーナスがもらえるのか、また昇給・昇格をするためのポイントにはどんなものがあるのか、気になっている方も多いはずです。そこで今回は、KPMGコンサルティングで実際に勤務している筆者の経験から、実情をお伝えします。 30代で年収1000万超!▶▶▶KPMGを創業から知る内定実績TOPクラスの転職エージェントに相談する
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目次
KPMGコンサルティングの年収について、役職別に解説
KPMGコンサルティングの全職種の平均年収は900〜1000万円となっています 。外資系コンサルティングの平均としては少し低い印象ですが、日本の上場企業の平均約600万円と比較すると、断然高くなっています。
役職別年収
KPMGコンサルティングでは役職ごとに年収が決まります。年功序列ではないため役職ごとの年齢にバラつきはありますが、各役職ごとの年収(基本給+ボーナス)と、昇格までのだいたいの社歴(入社からの年数)をご紹介します。金額は手取り給与額ではなく、源泉徴収票に表示される年収額になります。
役職 | 年収 | 入社年数・役職詳細 |
アナリスト | 約450~500万円 | 未経験での入社1年目~3年目 |
コンサルタント | 約500~700万円 | 入社3、4年目くらいで昇格 コンサルタント昇格後3年ほど(早い人は2年ほど)で シニアコンサルタントに昇格 |
シニアコンサルタント | 約650~900万円 | シニアとしての勤務年数も2、3年ほどが主流 |
マネージャー | 約800~1200万円 | 通常の勤務テーブルに加え営業報酬が入ってくるため 人によって幅が出てくる |
シニアマネージャー | 約1100~1400万円 | マネージャーの上位職。昇格までの年数は人によって様々 マネージャー時の実績が高ければ、3年ほどでシニアマネージャーになる人もマネージャー業務に加え、パートナー職も見据えて部署全体の予算・収益管理も行う |
パートナー /ディレクター |
約1300~2000万円 | シニアマネージャーの実績で、法人からの仕事を受注できると昇格できる 各プロジェクトの最終責任者となり、仕事の品質管理を行う また顧客との契約・価格交渉などの、対外的な役割も強くなる ITや数値分析、マーケティングなど特定の技能がある場合は ディレクターとなって社内教育の責任者になることも |
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KPMG社員の年収の上がり方
役職別の大まかな年収をご紹介しましたが、同じ役職によっても幅があります。どのような理由で年収の差がついていくのか、主な要因について見ていきましょう。
残業代
KPMGコンサルティングの給与は、月25時間のみなし残業代が含まれています。この時間を超える分の残業代が、おおよそ1時間1200円ほどで給与に加算されます。
数年前までは、勤怠のチェックがあまり厳しくなく、いわゆる「サービス残業」もありましたが、ここ最近は「働き方改革」の流れもあり勤怠チェックはきちんと行われるようになり改善されてきています。
年2回の昇給チャンス
年2回の査定により、昇給の可能性があります。査定により「S」評価以上が付いた場合、年収の5%ほどの昇給がされる場合があります。
ただし、「S」レベルの評価は通常業務を行っただけでは取ることは非常に難しいです。シニア・コンサルタントまでの役職では新規案件の獲得につながるような働き、マネージャ以上では、高難度のプロジェクトを成功に導くなど、プラスアルファの実績が必要になります。
ボーナス
平均で月基本給の1.5ヶ月分がボーナスとして支給されます。この額よりも多い額のボーナスを得ることができるのは、年度末の評価が「S」以上だった場合です。
昇給の項目でも触れましたが、この評価を得ることは非常に難しく、該当者がいない年もあります。
また、その他の評価も、部署間での評価が一律になるように、パートナーや人事で調整がされています。このため、「良い仕事」をしたから必ず給与が上がるわけではなく、同じ役職の他の社員よりも優れた実績を残す必要があります。
過去のKPMGへの転職者の年俸実績
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過去にKPMGへ転職した方は、同じコンサル業界の方が多いようです。
お二人とも30代で年収1000万円代、平均年収よりもかなり高いことが分かります。
現社員が解説!年収が上がる人、下がる人の例
ここでは、実際にあった年収の事例をご紹介しようと思います。
まず、残念ながら年収の下がってしまった例です。
年収が下がった例
シニアコンサルタントだったSさんは、いくつかのプロジェクトのリーダーをしていました。しかし、遅刻を何回もしていたり、チームの仕事がまだ残っているにも関わらず調整せずに早退したりを繰り返していました。この結果、メンバーからの不満がたまり評価が下がり給与も下がってしまいました。
この事例以外で、基本の給与より下がってしまった例を聞いた事がありません。基本的なやるべき仕事を行っていれば、滅多に下がることはないと言えるでしょう。
年収が上がった例
では逆に、給与が通常よりも上がった例を見てみましょう。
マネージャだったMさんは、通常のプロジェクトでの会社へのヒアリングで、新たなシステム導入を検討している情報を得ました。このシステムに関する経験はMさんには少なかったものの、他のグループや、KPMG関連会社から知見を持っている人を探し出し、あらたなプロジェクトの受託につなげました。
直接このプロジェクトのリーダーにはならなかったものの、大きな報酬の案件につなげたことから高い評価「S」を受け、シニアマネージャーに昇格しました。
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年収に影響する要因について
前述の例では、少し極端な例でしたが、より一般的な業務で、年収・評価に影響する要因を見ていきたいと思います。一口に「良い仕事」と言っても、評価される仕事とされない仕事があります。
アナリスト〜シニアコンサルタント
マネジメント層ではない役職のうちは、まずは「自分の分担された仕事」をきちんと行うこととチーム・周囲との協力が求められます。
チーム内で担当することになったタスクを、より精度を高く早く行うことで評価が上がります。
また周囲との関わりも重要です。自分のタスクが終わったら、チームメンバーの仕事を積極的に手伝ったり、役に立つ情報を共有する姿勢も重要視されています。
逆に自分のタスク終わっていないにも関わらず周囲に口を出したり、別の案件を行う姿勢は好まれません。
やるべきことをしっかりやる、という姿勢が大切です。
マネージャー以上
マネジメント層になると、当然マネジメントに関わる仕事が評価の対象になります。シニア以下が行うタスクが上手にできたとしても評価にはつながらないと言えるでしょう。
チーム運営や予算管理、スケジュール管理に加え、部下の仕事のクオリティも自身の評価に繋がります。
部下が作成したレポートや作成物は、しっかりとレビューを行い、適切なフィードバックをして、品質を一定以上に保つことが求められます。
KPMGが求める人物像とは?
KPMGコンサルティングは、他の外資系コンサルティングよりもチームや周囲と協力しながら成果を上げていく風潮が強いと言われています。実際に、個人主義の雰囲気はほぼありません。
しかし、転職者が多いこともあって、手取り足取り仕事を教えてくれる、密着型の教育制度があるわけでもありません。タスクが割り振られた後は、実行までのスケジュール管理が自身に任せられることも多いです。
以上のことから、周囲と協調していく姿勢と、自分管理をしっかりして仕事をする自立性が、バランスよく求められているといえるでしょう。
メンバー間の競争意識、ライバル意識はあまり強くありません。自分の仕事に責任を持ちつつ、周囲と情報を共有したり、協力する姿勢があれば問題ありません。
筆者プロフィール:Megumi
事業会社のシステム部にて、システム開発のプロジェクトマネジメントを経験後、KPMGに転職。ITコンサル、会計監査に従事。
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