KPMGグループは「Big4」と呼ばれる、世界でもっとも大きな4つの会計事務所の一つです。中でもKPMGコンサルティングは、KPMGグループでコンサルティングを主な業務とする会社です。
外資系らしく中途入社者が大半のため、入社してすぐに即戦力としての働きを求められたり、年齢と役職が逆転することもあり「実力主義の競争社会」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし実際の社内の雰囲気は必ずしもそうではありません。社員が自立して働く雰囲気や会社の温かいサポートなど、相性の良い人にとっては非常に働きやすい環境でもあります。 今回は、そんなKPMGコンサルティングの社風や社内で必要とされる人物像について、実際に同社で働いていた筆者が解説します。 |
この記事を書いた人
Megumi 事業会社のシステム部にて、システム開発のプロジェクトマネジメントを経験後、 KPMGコンサルティングに転職 ITコンサル、会計監査に従事 |
目次
KPMGコンサルティングの社風とは?
KPMGコンサルティングはどのような社風なのでしょうか。ここでは企業理念、実際に働いている社員、会社制度という3つの切り口から紐解きます。
KPMGコンサルティングの企業理念から紐解く社風
KPMGグループの企業理念には、
- 個人を尊重する
- 事実を追求し、専門知識を提供する
- オープンかつ率直なコミュニケーションを図る
などが掲げられています。
社内では一人ひとりが「プロフェッショナル」であることを意識するようにと、よく言われます。チームや組織と協力して仕事を行うことはもちろんですが、自分の頭で考え、勉強をしたり提案をしたり、能動的に動く姿勢が求められています。
多様なバックグラウンドを持つKPMGコンサルティングの社員
KPMGコンサルティングの社員は、ほとんどが他社からの転職者です。前職はコンサルティング業界からエンジニアまで、多様な人材が集まっています。そのため同時期に入社した中途同期でも社会人歴がまったく異なりますし、ジョブレベルも人それぞれです。
他社で経験を積んだ中途社員だからこそ、入社直後から即戦力として働く意識を持っている人材が多く、自立している社員が多いと言えます。しかし、個々のキャラクターとしてはチームワークを好むタイプもいれば、なるべく単独での業務を希望する一匹オオカミタイプももいます。それでもチーム運営に協力的で、自身の業務をしっかり行っていれば、個人的な勤務志向を非難されることは全くありません。
横のつながりも意識した制度やイベント
少人数のチームでプロジェクトにあたることも多いため、仕事だけでは社内の人間関係は狭くなりがちです。
このため、KPMGグループ全体で、テニス、ゴルフ、茶道などの部活動(参加は任意)が開催されています。また地域もボランティアイベントや、神楽坂の阿波おどり参加など、部や会社を超えて交流できる機会も多く設けられているのが特徴です。
海外勤務や、産育休などで、長期でオフィスを離れていた人のサポートもあります。東京オフィスの様子が分かるようなメールが定期的に配信され、帰国・復職前には複数回の面談が実施されます。また、海外勤務経験者や、時短勤務者同士の交流会も設けられているため、部署を超えてつながりができます。
KPMGへの転職なら 大森 崇 氏
リネアコンサルティング株式会社 代表取締役
KPMG設立当初以来、経営層からメンバーまで転職支援
①KPMGが求める人物像を熟知
②KPMGのマネジメント層・現場との豊富なリレーション
③KPMGが過去実施した面接の面接官・質問内容をDB化し対策を実施
>>>KPMGへの内定率は他社の20倍!大森 崇 氏にキャリア相談をする
KPMGコンサルティングの働き方から考察する社風
KPMGコンサルティングでは基本的に、プロジェクト単位でチームが組まれ、複数のプロジェクト・チームに同時に属しながら業務を行います。
繁忙期や閑散期はチームにより異なりますが、有給休暇の取得や残業の制限が近年厳しくなっているため、上司との面談や進捗の確認などがこまめに行われるようになってきています。
チームで動くとはいえ、入社すぐのメンバーをのぞいて、担当が割り振られたあとは基本的にタスクの管理やクライアントとのやりとりなどは自分で行うことになります。自身の担当が問題なく管理・完了できるようになれば、任される仕事の範囲も増えていきます。
とはいえ、ノウハウや知識の共有をする風潮も強いため、完全に一人でなんでもやらなければいけないわけではありません。
そういう意味では、社員のプロフェッショナルな自主性が重んじられながらも、面倒見は比較的良い社風と言えるでしょう。
KPMGコンサルティングで活躍できる人材とは
筆者も、「外資」「コンサル」というイメージから、入社前は、メンバーが完全に独立して仕事をしている印象を抱いていました。中途入社は新卒入社と同じような手厚いサポートを受けられるわけではありませんし、繁忙期は待っていても誰も助けてはくれません。自分から声をあげる必要があります。
しかし、質問をすれば時間をきちんと取って答えてくれることがほとんどで、自分が入社前に抱いていた、「完全独立」のイメージは覆されました。
KPMGで活躍できる人材は、チームでの仕事と自身で行う仕事のバランスが取れた人と言えるでしょう。自立することが求められる一方、情報共有などは積極的に行う姿勢も欠かせません。役職が上がればチーム全体をまとめる立場になりますが、個人が自立しているからこそ各自の状況が見えづらいといったことも稀にあります。
このような背景から、冒頭でお伝えしたようにさまざまなバックグラウンドを持った人たちとコミュニケーションが取れる人材が重宝されます。
KPMGでは、プロ意識の高い仲間と働くことが出来る!
KPMGコンサルティングは、ただ待っているだけでは、仕事が降ってくることも、サポートを受けられることもありません。
しかし、自分から行動してコミュニケーションをとる姿勢があれば、協力をしてくれる人がほとんどです。「自分はコンサルタント(専門家)である」というプロ意識を強く持っているメンバーも多いので、たくさんの刺激を受けることができるでしょう。
仕事は厳しくても、能動的に動くことができる人であれば、KPMGコンサルティングは適した会社・職場だと思います。
この記事のまとめ
☑社員はほとんどが他社からの転職者で、多様な人材が集まっている
☑部や会社を超えて交流できる機会が多く設けられている
☑KPMGコンサルティングは能動的に動くことができる人に適した会社・職場である
KPMGコンサルティングへ転職するには
KPMGコンサルティングへの転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、KPMGへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。KPMGコンサルティングに多くの内定者を輩出している転職エージェント大森 崇 氏をはじめとする転職エージェントをご紹介させていただきます。