パナソニックの年収とボーナス、評価基準を元社員が解き明かします!

国内最大手の電器メーカーとして有名なパナソニック株式会社(以後パナソニック)は、松下幸之助さんという伝説的な創業者が大阪に開業した小さな町工場であったことは多くの方がご存じでしょう。
奥様と奥様の弟さんの3人で始めた小さな会社が、100年の時を経て全世界に27万人もの社員を有する巨大なグローバル企業へと成長しました。テレビCMで目にしない日は無いほどの有名企業であり、日本を代表するグローバル・メーカーの1つと言えます。

現在パナソニックでは「カンパニー制」を導入しており、筆者はパナソニックライフソリューション社に在籍していましたが、カンパニー間で評価制度の差異はありませんでした。今回は、パナソニックグループ全体として社員の年収はどれくらいなのか、どんな評価基準があるのか、筆者の勤務経験に基づいて解説します。

パナソニックの年収について

グローバル企業であるパナソニックの年収は、メーカーとしては標準的と言えるでしょう。
パナソニックグループ全体の有価証券報告書によれば(2019年3月31日現在)774万4,759円、平均年齢は45.6歳という結果でした。過去7年間を見ても700万円台で推移しており、急激にあがることもなければ、下がることもない安定した年収と言えます。社員数やグローバル展開拠点数、認知度や事業幅から一般的に想像するよりも、比較的穏当な給与水準ではないでしょうか。

年収の内訳は、基本給+賞与+時間外手当+その他諸手当という、一般的な構成です。
直近数年間の賞与支給月数ですが、社員数名にヒアリングしたところ業績報酬として夏・冬の年2回支給され、直近では概ね月収の4ケ月分がボーナスとして支給されています。700万円の年収を想定しますと、月俸約44万円で、賞与が180万円弱という事になります。時間外手当は概ね30時間分の支給が一般的です。
通勤手当、住宅手当等の手当の他、お仕着せの福利厚生ではなく、カフェテリアプランが導入されている為、社員一人ひとりがオリジナルな福利厚生プランを選択できます。
給与の査定については年に1回行われ、主任から部長クラスまではB3、B2、B1、C2、C1、P10、P3と7段階に格付けされています。この名称や数字の割り振り方については特に意味はなく、Bは3段階、Cは2段階、Pは2段階となっているようです。

役職別・年齢別給与の概算は、概ね以下の通りです。

 

■役職別給与

主任(B)クラス 700~800万円
課長(C)クラス 1,100~1,200万円
部長(P)クラス 1,300~1,500万円

*社員複数名へのインタビューにより作成。複数の口コミサイトと乖離なし

 

■年齢別給与

20代 550万円
30代 750万円
40代 870万円
50代 950万円

*社員複数名へのインタビューにより作成。複数の口コミサイトと乖離なし

 

 

パナソニックで年収をアップさせるにはどうしたら良いのか

では、実際にパナソニックで年収をアップさせるためにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは評価の際に実施される内容を解説していきます。

1on1ミーティング

パナソニックでは、直属の上司と部下が一対一で向き合って、与えられた業務ミッションの成果やプロセス、不安・不満や夢・希望等を、忌憚無く語り合う1on1ミーティングという伝統的な制度があります。
課長は課の部下全員を、部長は課長全員を面接するという仕組みです。
この制度では、前期の課題から今期の業績やスキル目標を自己申告し、期中にその成果の進捗を、直属上司と部下で確認し合います。
全ては業績やスキル目標を期中に達成する為に行われるもので、直属上司と部下が納得して課題を認識し業務改善する、伝統的かつ社風に合った制度として古くから継続されています。この面談は数か月に1回行われます。

査定

成果を最終評価するタイミングで、直属上司は自己申告した部下の目標の達成度合いとプロセスを判断し、査定を行います。直属上司は全ての部下の査定を行い、レポートラインに上申し、最終評価決定者が判断します。
かつては書面のやり取りで行われていましたが、現在は社内イントラで行われており、査定結果は年に1回、社員全員が自分の査定結果を確認できる社内イントラから確認できる仕組みになっています。

従来は評価の結果、社内ステイタスと呼ばれる社員資格が付与され、主任、主事、副参事、参事、副理事、理事などと呼称されていました。
現在はB、C、Pというアルファベット一文字で表現され、それぞれに数字でランクがつけられるA Better Dialog(通称ABD)という仕組みで運営されています。前述致した通り、主任から部長までの社内ステイタスが、現在ではB3、B2、B1、C2、C1、P10、P3と職務レベルとして7段階に格付けされています。業績達成度、職制としてのミッション完遂度、部下の指導内容等が総合的に判断されてランク付けされます。1年に1回ABDで査定された結果に基づいて基本給が決まるので、年収をアップさせるにはこの査定で高評価を得る必要があります。
基本的には毎年、年収は若干上がります。

その評価基準は、直属上司と共に合意した今期の業績目標を達成したか否かに関わってきます。必然的に、事業計画と当期の事業方針に基づいて、各社員がその計画と方針を実現する為にブレイクダウンされた目標が設定されます。
つまり、パナソニックとしての当期目標に、各社員が各部署でのミッションを如何に達成したかという事が、複数の上司査定により行われる仕組みになっています。

 

パナソニックでのリアルな年収事情

リアルな年収事例として筆者のケースをお伝えしたいと思います。

年収が上がった例

いわゆる平社員から課長になり、部長になりという、大きなステップ(キャリア)アップのタイミングで、年収も連動して一気に増えます。
弊職の場合は課長前年収から課長になった年の年収では200万円上昇しました。
ですから、年収を上げる為には、確実にマネージャーになる事が求められます。
如何にしてマネージャーになるかは、後述の「年収に影響する評価」で解説します。そのタイミング以外は概ね平準化していますが、やはり業績によっては賞与の上下があり、浮き沈みはあります。会社としての全体的な業績と当然連動しますが、カンパニー毎の業績によっても賞与は変動します。つまり、会社全体は黒字でも、カンパニーが赤字の場合は、賞与は減額されます。

年収が下がった例

筆者の経験ですが、ある年のこと会社全体は黒字でも所属しているカンパニーが赤字に陥ってしまい、年2回の賞与が1回しか支給されなかった事がありました。しかも、支払われた1回も極端に減額されていて、家計を直撃した記憶があります。
年間で2百数十万円あった賞与の一回(半分)は支給されず、残りの百数十万円が半分の数十万円だったのです。
巨大企業ですから、このように会社全体業績とカンパニーの業績が捻じれるケースがあります。その際にはたとえ全社業績が好調でも、年収が減ってしまう事もあります。

 

 

年収に影響する評価について

「年収をアップさせるにはどうしたら良いのか」でも解説しましたが、当期の全社方針に即して、部署のミッション、個人のミッションを確実にこなして、成果を上げることが、年収アップに繋がります。全社方針を咀嚼して、ロジカルに業務ミッションを構築し、最適プロセスで業務を遂行する人が評価されます。そしてこの評価に応じて役職もアップしていきます。
また、パナソニックはメーカーなので、必然的に1つの製品を作り上げるために多くの部署が連携して業務を遂行します。大所帯の企業ですので、様々な価値観や職能を持った社員と良好なコミュニケーションをとれる人が自ずと評価されます。

 

パナソニックが求める人物像

パナソニックでは、古くから「言い出しっぺ会社」と言われています。何かを発案した人には先ず、「やってみなはれ」とトライさせた創業者の松下幸之助さんの考え方が浸透しています。
大阪の小さな町工場だったパナソニックが世界的な電器メーカーに成長したのは、新しい商品作りに果敢に取組んだからに他なりません。つまり新製品開発に果敢にチャレンジして来た結果、今があります。
グローバル企業であるがゆえに大企業に憧れる就職希望者が志望してきますが、名前だけで志望をする転職者を採用することはまずないでしょう。「この会社でこそ、自らのチャレンジ精神を発揮できる」という強い想いを持った意欲的な人材が求められています。

日本の家電業界を先導して来たパナソニックですが、グローバル化が進んだ今、世界中の競争相手とのし烈な戦いを強いられ、BtoCの家電事業以外にも取り組んでいます。
100年の歴史と伝統を守りながら、積極的に新たな事業を構築できる意欲的な人材、これこそが今のパナソニックに求められている人材と言えるでしょう。

 

パナソニックは、100年の歴史があってもチャレンジ精神を持った人材を求めている

どんな企業に転職する際にも、企業の要望するスキルや経験があったとしても、強い志望動機がなければ転職は実現しません。パナソニックに転職する際にも、同じことが言えます。
今回ご紹介した年収や評価基準を参考に、パナソニックへの転職を強く希望する場合は、ご自身がパナソニックに見合った人材であるという確固たる自信を持って、応募されてはいかがでしょうか。

 

パナソニックへ転職するには

パナソニックの年収やボーナス、評価基準についていかがでしたか?

志望企業へ転職するには、自分にあった転職サイトや転職エージェントに出会うことがなにより重要です。

転職成功者が転職活動を始めてから入社までに応募した企業の数は、平均して27社(ルーセントドアーズ株式会社調べ)、
情報収集には転職サイトを3つ、転職エージェントを3社利用しています。
また、選考に進むと、7社に書類通過し、一次面接通過が3社、1.5社に内定し、その後入社を決めています。

このようなデータから、複数の転職サイト、転職エージェントを利用することは現在の転職活動においてマストであることが言えるでしょう。
転職picksでは、おすすめの転職サイトと転職エージェントをご紹介します。

 

《オススメの転職サイト》

 


ビズリーチおすすめ度★★★★★

ビズリーチ公式サイト:https://www.bizreach.jp/
 
志望企業や業界が絞られている場合、ビズリーチへの登録は非常におすすめです。
ハイクラス求人の取り扱いが中心ですが、若手向けの求人も掲載されており、20代も非常に多くの方が利用している転職サイトです。
ビズリーチに登録することのメリットは、ハイクラスの求人・希少求人を扱うヘッドハンターに出会えることです。また、実績やヘッドハンタースコアを確認できるので、比較検討することが可能です。サポートを頼むヘッドハンターを選べるので、自分にあったサポートを受けることができるでしょう。

**こんな人におすすめ**
・ハイクラス(年収600万~1500万円)の求人・希少な求人を探している
・年収をあげたい
・自分にあったヘッドハンターを選びたい

 


 

キャリトレおすすめ度★★★★★

キャリトレ公式サイト:https://www.careertrek.com/
 
まずどんな求人かあるのかを見たい20代の方にオススメなのがキャリトレです。
登録時にややこしいステップを踏んだり、詳細を細かく記入する必要が無く、非常に簡単です。また、求人登録数が多いため、情報をたくさん得ることが可能です。使い方もシンプルなので、まずは気軽に使えることが大きなメリットと言えるでしょう。

**こんな人におすすめ**
・20代
・気軽に転職活動をスタートしたい
・現職が忙しく、時間をかけたくない

 


 

リクナビNEXTおすすめ度★★★★☆

リクナビNEXT公式サイト:https://next.rikunabi.com/
 
リクナビNEXTは、最大手の転職サイトとあって、求人数が非常に多く、転職サイトを利用する目的を一番果たしてくれるサイトです。サイト内には、他のリクルートのメディアと同様に様々な検索軸があり、転職先を固められていない求職者の方には抽象的なワードで求人情報を探すことができるので、便利なサービスと言えます。

**こんな人におすすめ**
・初めて転職活動を行う
・志望企業や業界が固まっていない
・多くの求人情報が見たい

 

 


 

《オススメの転職エージェント》


 

リクルートエージェントおすすめ度★★★★★


リクルートエージェント公式サイト:https://www.r-agent.com/
 
リクルートエージェントは、業界リーダーの転職エージェントということもあり、多くの企業との強い繋がりを持っています。
自分に合った求人を網羅したい、幅広い求人を提案してほしいというニーズの方は登録するのをおすすめします。
また、企業側への高い営業力があるので、非公開での希少求人がある可能性も高いでしょう。面接対策を行っており、安心して面接に臨めることも特徴です。

**こんな人におすすめ**
・幅広い求人が見たい
・他社にはない希少求人を探している
・面接対策などのサポートが必要

 

 


 

dodaおすすめ度★★★★★


doda公式サイト:https://doda.jp/
 
dodaも業界最大手の転職エージェントです。求人をたくさん提案してくれると評判ですので、幅広い選択肢を持ちたいという方、転職をはじめたばかりの方は、登録すると自分を取り巻く転職市場がよく見渡せると思います。
また、転職者満足度NO.1を獲得しており、求人やキャリアアドバイザーの質が高いと評判です。

**こんな人におすすめ**
・転職活動を始めたばかりだ
・質の高いたくさんの求人が見たい
・キャリアアドバイザーに細やかにしっかりとサポートしてほしい

 

 


 

パソナキャリアおすすめ度★★★★☆


パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
 
サポートの幅がひろいのがパソナキャリアの特徴です。転職エージェントにいくのが不安、、、という方も、幅広い層を丁寧にサポートしているパソナキャリアであれば安心して進めていけると思います。また、転職時に年収がアップした実績を豊富にもっているのもパソナキャリアの強みといえるでしょう。

**こんな人におすすめ**
・様々な業種や職種の求人が見たい
・キャリアアドバイザーに丁寧な対応を期待したい
・年収をアップさせたい

 

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