2022.12.13

KPMG

KPMGコンサルティングの福利厚生の内容は?現役社員が充実した内容を徹底解説!

日本のKPMGグループは、あずさ監査法人がKPMGのメンバーファームになったことから生まれました。現在は監査、税務、アドバイザリーの3つの分野のコンサルティングファームで構成されています。

中でも、筆者の所属するKPMGコンサルティングは、グローバルファーム、外資系ファームに分類されることもありますが、福利厚生面では日本の監査法人の制度をほぼそのまま受け継いでいるといえます。健康保険、厚生年金保険などの基本的な保険に加え、公認会計士協会の基金にも加入しており、KPMGコンサルティングのメンバーも同じ制度に加入することになります。

今回は、そんなKPMGコンサルティングの福利厚生の内容を現役社員が詳しく解説します。転職を検討されている方は参考にしてみてください。

 

この記事を書いた人

Megumi
事業会社のシステム部にて、システム開発のプロジェクトマネジメントを経験後、
KPMGコンサルティングに転職
ITコンサル、会計監査に従事

 

KPMGコンサルティングの法定福利厚生6種

まずは法律で定められている法定福利厚生6種について詳細をお伝えします。

法定福利厚生6種のうち、

  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 雇用保険
  • 労災保険

を備えています。支払いは、大多数の日本企業と同様、給与からの天引きとなっています。

健康保険組合ではカフェテリアプランが用意されており、年間40,000ポイント(40,000円分)が付与されます。健康診断のオプションサービスに使えるほか、舞台などのチケット、航空券やホテルの支払いに充当することができます。残ったポイントは翌年まで繰り越しできるようになっています。

(ポイントは近年減少傾向にあり、2018年まで60,000ポイントでしたが、2019年からパートナー(経営者クラス)20,000ポイント、シニアマネージャ(部長クラス)以下40,000ポイントになりました。)

 

KPMGコンサルティングの法定外福利厚生10種

続いて、KPMGコンサルティングが独自に定めている法定外福利10種をご紹介します。

  • 通勤・住宅関連
  • 健康・医療
  • 育児・介護支援
  • 体育・レクリエーション
  • 慶弔・災害
  • 職場環境関連
  • 業務関連
  • 自己啓発関連

 

通勤・住宅関連

通勤にかかる費用は原則全額支給されます。上限は明確に設けられていませんが、東京勤務者で、北関東方面からの新幹線通勤も認められている事例があります。

 

健康・医療

年1回の健康診断・人間ドックを受診できます。多くの提携病院があり、基本の検診を無料で受けられる他、ポイントを使ってオプション検査を受けることができます。
半年に1度のストレスチェックテストを社内ネットワーク上で受けることが義務付けられており、必要な場合は産業医との面談を受けることもできます。

 

育児・介護支援

出産・育児休暇、介護休暇の制度を設けています。
復帰後も、時短勤務や週4日勤務、事前申請による在宅勤務を選択する社員もおり、フレキシブルです

 

体育・レクリエーション

部署ごとに年1回のレクリエーション実施のための予算を設けており、食事やBBQ、芸術鑑賞などに参加できます。
任意参加ですが、ゴルフやフットサル、マラソンなどの部活があり、業務後や週末に活動しています。他法人や、他企業と合同の大会にも参加している部もあります。

 

慶弔・災害

慶弔時には、お祝い金・見舞金と、数日間の休暇が取得できます。事情によっては、延長なども応じているようです。

 

職場環境関連

食堂・カフェテリアなどの食事を提供する施設はありませんが、豆から挽くコーヒーマシンの設置や、ソファやクッションがある休憩スペースの設置など、社員からのリクエストを受けて導入されたものがあります。

 

業務関連

会計関連の書籍は、希望者を募り監査法人側で一括購入しています。価格から5~10%割引されており、自分の書籍として購入することができます。支払いは通常、給与からの天引きになります。

監査法人には年間40時間以上の研修参加が義務付けられていることもあり、社内研修制度は、会計、IT、語学等が揃えられています。英語については、外部講師によるビジネス英語やTOEIC対策の講座を無料で受けられます。(人数制限があるため、業務の必要性が高い人が優先されます)

その他、年間18万円まで、外部研修参加費が支給されます。資格取得のための講座に使用したり、セミナー参加に使用する社員が多いです。

指名制で、4週間の海外英語研修や、中国語研修も用意されており、業務で英語を多用する社員や、海外赴任を目指す社員が参加しています。

 

自己啓発関連

シニア・コンサルタントやマネージャ昇格時に、1泊2日での研修に参加します。内容は主にチームや組織のマネジメント、リーダーシップの向上になり、同僚とグループディスカッションを通じて学びます。

 

KPMGコンサルティングならではのユニークな福利厚生

KPMGグループの東京事務所のみになりますが、マッサージルームが設けられています。
30分500円で施術を受けることができ、先述した健康保険組合カフェテリアポイントで充当することができます。

 

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KPMGコンサルティングの働き方とは?ワークライフバランスについて

ここからは、実際に働いていた経験も交えてKPMGコンサルティングのワークライフバランスについてお伝えします。

 

有給奨励

有給休暇については、近年しっかり取得させるための監視が厳しくなっており、年間付与日数のうち必ず10日間(うち連続休暇5日間)が取れるように、マネージャ以上の役職者により調整されます

 

残業制度

サービス残業は禁止されています。申告した時間数と、オフィスのドアのセキュリティキーを解除した時刻に大きな差異がある場合は、申告を修正するか、理由の説明が求められます。

平日夜9時以降、土日祝日は社内システムにログイン出来ないようになっており、やむを得ず残業する場合はパートナー(経営者層)の承認を得た上で、解除申請をしなければいけません。

そのため、残業時間は上層部によってしっかり管理・監督されています。

 

KPMGコンサルティング現役社員の福利厚生活用の実態

KPMGコンサルティングでは先述したように産休・育休などの精度や在宅勤務などが年々充実してきており、実際に取得する人も多く、きちんと福利厚生が機能している印象です。長期出張が難しい社員のアサインを調整する等、対応もフレキシブルです。

筆者は研修制度をよく活用しており、特に語学研修はメニューが充実していると感じています。ビジネス英語の講座や、面接対策、海外研修にも参加させてもらいました。

また、カフェテリアプランのポイント制度は、健康分野だけに偏らず、ミュージカルのチケットや旅行にも使えるため、家族や友人とのプライベートに活用しました。

 

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KPMGコンサルティングは手厚い福利厚生で社員の成長を加速させる

これまでお伝えしてきたように、KPMGコンサルティングの福利厚生はかなり充実しているのではないでしょうか。しかしそれは手厚い福利厚生で社員の成長をサポートしたい、という一面もあると思います。

筆者が従事しているコンサル業は、時期によっては残業が増えたりと忙しくなる仕事ではありますが、社員をサポートする体制が整っていると感じています。また、社員の声を受けて、年々見直しをしているところもあります。

健康面はもちろん、勉強面でも社員の学習意欲をサポートしてくれるため、サポート制度をうまく活用することでスキルアップ、キャリアアップにつなげることができます。

KPMGコンサルティングへの転職を視野に入れている方は、福利厚生の手厚さも企業選びの一つのポイントとしてみてはいかがでしょうか。

 

この記事のまとめ

☑KPMGコンサルティングでは法定福利厚生6種、独自に定めている法定外福利10種が利用できる
☑研修に関する福利厚生が特に充実している
☑有給がとりやすく、サービス残業は禁止されている

 

KPMGコンサルティングへ転職するには

KPMGコンサルティングへの転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、KPMGへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

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