
2017年に創業したリグリット・パートナーズ(Regrit Partners)は、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援を軸とした業界注目のコンサルティング会社です。
本稿では、リグリット・パートナーズの現役社員のインタビューを基に、年収や福利厚生といった待遇面を中心にお伝えします。 400万~2000万円と役職に応じて大きく変動する同社の給与や賞与、社内の横のつながりを深める福利厚生の制度について取り上げます。 |
取材対象者
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リグリット・パートナーズ現役社員 Aさん
有名私立大学出身 男性 20代
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リグリット・パートナーズの年収
マネージャーで1000万円超
リグリット・パートナーズの給与形態は、役職に応じて大きく変わります。
具体的な年収レンジは以下になります。中途採用は前職での経験などで違いがあり、以下はあくまで目安です。
シニアコンサルタントからマネージャーに昇格するには試験があります。
年齢・役職別の年収実績では以下のような事例があります。
年齢 | 役職 | 年収 |
26歳 | コンサルタント | 600万 |
30歳 | シニアコンサルタント | 800万 |
34歳 | マネージャー | 1000万 |
33歳 | シニアマネージャー | 1500万 |
国税庁の民間給与実態統計調査によると、正社員の平均給与は503万円なので、リグリット・パートナーズの社員であれば20代にしてそれを上回る水準となっています。
管理職のマネージャー以上は能力に応じて変動がありますが、いずれにしても大手コンサルに引けを取らない給与水準となっています。
①リグリット・パートナーズ のパートナー・現場と豊富なリレーション
②圧倒的な情報量で受けるべきポジション(プロジェクト)をご提案
③リグリット・パートナーズに特化した面接対策を実施
リグリット・パートナーズの評価制度
リグリット・パートナーズでは半年に1回、社員の仕事ぶりを評価し、役職の昇格や賞与に反映させます。
コンサルタントに必要な要素を10項目にして数値化し、社員はそれぞれ半期の仕事ぶりを振り返って自己採点をつけます。
それを基に上司と面談し、上司の意見もとも擦り合わせて管理職に提出します。
その後、マネージャー以上のラウンドテーブルで社員それぞれの評価を横並びで検討し、偏りがないかを確認、議論を経て最終的な社員の評価となります。
年2回の賞与では、こうした評価や業務での成果のほか、働き方編(リンク)で紹介した「マネージメント・リーダーシップ」による社内業務の取り組み状況が加味されます。
こうした評価制度について、Aさんは「一部社員が贔屓されたり、不当な評価になったりということは感じず、仕組みとして公平性が担保されている」と話しています。
リグリット・パートナーズで昇格する人の特徴、昇格に必要なこと
Aさんは社内で評価される人の特徴として「成功や失敗の結果だけではなく、困難な状況でふんばり、解決策を導き出す人」、つまり会社のコアバリューにしているGRITを体現できる人を挙げます。
そのために、コンサルタントとして論理的に解を見いだし、説明することが求められ、文章力やパワーポイント等の作成といった基礎的なスキルや論理的に分かりやすく伝えるプレゼン能力が必要になると指摘しています。
ただ、昇格するにしても一気に役職を飛び越えることはほとんどなく、継続的に一定の成果を出すことで1段ずつ役職が上がっていくイメージとのことです。
能力評価に応じて基本給が決定されるため、減給の可能性はあるものの、一度の評価で降格することはないようです。
リグリット・パートナーズの福利厚生
横のつながり深める各種制度
リグリット・パートナーズでは、社員の横のつながりを深めるための福利厚生の制度が充実しています。社員の利用頻度が高い制度や取り組みを中心に紹介します。
コミュニケーション促進補助制度
社内の同僚とは、同じチームであれば親密になるものの、顧客企業に常駐する働き方もあり、チーム外の同僚とは関係が希薄になりがちです。
そのため、リグリット・パートナーズではコミュニケーション促進補助制度として、社員1人に付き、同僚との飲食で月4000円が支給されます。
こうした補助が同僚を飲み会やお茶に誘うきっかけになっているとのことです。
ピアボーナス Unipos
リグリット・パートナーズでは社員の貢献と感謝の気持ちを可視化するため、スマートフォンやパソコン上で社員同士が感謝の気持ちと少額の成果給(ピアボーナス)を送り合えるサービスを導入しています。
1P=3円で、週ごとに400P=1200円が社員1人1人に配布されます。
自身が受け取ったポイントを自分のために使うことができず、同僚に渡すことで価値が生まれます。
Aさんの話では、1日数十件のユニポスが飛び交ってメッセージを気軽に送り合うきっかけとなり、社内の一体感が生まれたといいます。
ポイントを最も集めた社員は、会社に貢献としたとして毎月表彰されます。
入社間もない若手社員が表彰されることもあり、社員のモチベーション向上につながっています。
社内部活動制度
活動が年4回以上、部員が5人以上で設立が可能で、サッカー部やバスケ部、キックボクシング部が活発な部活動で、社員の交流の場となっています。
変わり種としてはボルダリング部、やま部、サウナ部などがあります。
コロナ禍では活動が難しくなっていますが、活動再開の期待は社内で高まっているようです。
福利厚生ではこのほか、社内研修制度や個別トレーニング制度といったコンサル業務に関する若手社員向けの取り組み、社内報の毎月発行や会社の魅力を外部に記事発信する試みが行われています。
女性社員の働きやすさ
リグリット・パートナーズの社員の男女比は8:2で、女性社員の割合は男性に比べ低くなっています。
ただ、プロジェクトの配置には一定の配慮があり、採用も積極的といいます。
社内のオンライン会議では、子どもをあやしながら参加する社員もいて、子育てとの両立を会社としてもバックアップしているとのことです。
①リグリット・パートナーズ のパートナー・現場と豊富なリレーション
②圧倒的な情報量で受けるべきポジション(プロジェクト)をご提案
③リグリット・パートナーズに特化した面接対策を実施
リグリット・パートナーズの評価は4.5点
現役社員のAさんに、リグリット・パートナーズを5点満点で評価してもらいました。結果は4.5点。
理由としては、創業間もないスタートアップ企業という性格から、気に入っていた制度が無くなるなど、会社の意図しない制度変更があることを挙げられました。
ただ、コンサル業務や社風といった点に不満はなく、むしろ多くの業務を若手に任せて貰えることでやりがいにつながっているとのことです。
経営層もコンサル出身者が多いことから社員にも論理的な説明をしていて、安心感があるとの回答でした。
リグリット・パートナーズからの転職者は2021年に入ってから少し出ているとのことですが、昨年まではほとんどなかったとのことです。
この記事のまとめ
リグリット・パートナーズの年収、福利厚生といった待遇面についてお伝えしました。
コンサルティング業界では、業務拡大に合わせて採用を増やしていますが、一方で採用を急増したことで社員教育が間に合わなかったり、人材の質が落ちたりといった課題も聞かれます。
そういう観点で言えば、リグリット・パートナーズは経営層と現場社員には一定の信頼関係があり、地に足のついた成長を遂げていると評価できるのではないでしょうか。
リグリット・パートナーズでも引き続き中途採用を積極的に募集しています。
本稿が、コンサル業界への転職の検討の一助になれば幸いです。
リグリット・パートナーズへ転職するには
リグリット・パートナーズへの転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
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