デロイト トーマツ コンサルティングの仕事内容・働きがいは?元在籍社員にインタビュー

世界的な会計監査法人を源流とするデロイト トーマツ コンサルティング合同会社。

多くの日本のトップ企業のコンサルを手掛けており、2,675名(2018年11月末日現在)の社員が在籍しています。
少数精鋭と言われることの多いコンサルティング業界において、多くの社員を抱えるコンサルティング会社です。

今回はそんなデロイト トーマツ コンサルティングの仕事内容や働きがいについて、転職picks編集部が元社員のSさんにインタビューを行いました。

 

デロイトが求めるコンサルタント像

早速、デロイトはどのようなコンサルタントを求めているのか紐解いていきたいと思います。
その手始めとして、デロイトの企業特色に触れます。

デロイトの企業特色としてよくあげられるのは、「日本企業的」であるということです。

それは、例えば職位に応じた上下関係があるという社内雰囲気の話であったり、退職金が出るなどの福利厚生の話であったりしますが、ここで最も触れておきたいのは人材育成におけるデロイトのスタンスです。

 

人材育成におけるデロイトのスタンス

多くのコンサルティング会社では、なかなか成果が出ない社員は戦力外として扱われてしまい、居心地が悪くなるケースも多いそうです。
しかしデロイトでは、そのような人材もじっくりと育てていく文化があります。

そのため、全く違う業種から中途社員として入社しても、1年ほどかけて育ててもらうことができます。

こういった話しからも分かるように、デロイトは即戦力の社員を求めているわけではないといいます。

そのため採用の段階でも、コンサルタントとしての知見が期待されるわけではなく、ロジカルシンキングなどの基礎力を重視され、物事の筋道を立ててしっかりと思考できる人材を求めています

もちろん中途入社の社員には、他コンサルで腕を磨いてきた人や、他業種からの応募者でもコンサルティング業務ですぐに役立つようなネットワークを持った人もいます。
しかし、そのような背景がなくても挑戦することができるのがデロイトの特徴なのです。

 

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デロイトの仕事内容の分類

デロイトでは仕事内容よって、そのサービスを大きく2つに分けています。
簡単にその2つを紹介していきます。

 

インダストリーサービス

業界に特化したサービスを、このように呼んでいます。
例えば、自動車、ライフサイエンス、テレコミュニケーションなど、様々な業界単位で行われる幅広いサービスです。

次のサービスとの比較で「横軸」という表現で呼ばれることもあります。

 

オファリングサービス

前のサービスに対応して「タテ軸」とされている、各分野に特化したサービスです。

例えばM&A、業務改善、HRなど、分野のスペシャリストとしてサービスを提供します。

 

デロイトコンサル案件の事例

Sさんが実際に携わった案件の中で特に印象に残っているのは、国内の食品メーカーの買収案件だといいます。

当時、ある日本の食品メーカーが、アメリカの食品メーカーを買収しようとしていました。
その案件に、コンサルタントとして携わったというSさん。
その現場ではマッキンゼーやゴールドマンサックスなどの、他の大手コンサルティングファームとワンチームとなって取り組んだといいます。

連日続く英語の会議に、自身の英語力がなかなか追いつかず、会議をテープに録音しては聞き直し、ようやく理解できるという日々を送っていたそうです。

チームメンバーの能力の高さと、語学のハードルが相まってかなりの苦労がありましたが、とても刺激的な時間だったとSさんは振り返ります。

この仕事をきっかけに、Sさんは英語を用いたビジネススキルを磨くため、海外研修に派遣されて数年働くことになります。
自身の国際的活躍の礎となった、忘れられない経験だったとお話してくださいました。

 

デロイト コンサルタントのキャリアパス

ここでは、デロイトのコンサルタントのキャリアパスを、大きく2つに分けて紹介します。

 

デロイトで管理職を目指すケース

前述の7つの職位を順当に上がっていくことを目指すケースです。

上までのぼり詰められる人は一握りではありますが、所属するチームのマネジメントを通して実績を作っていくことで、いわゆる出世コースを辿ることが出来ます。

 

デロイトを経て転職・起業するケース

転職や起業に踏みきるケースです。

このケースは、7つの職位でいうと「シニアコンサルタント」の社員に最も多いといいます。
その理由としては、この職位が、転職しやすい最後のチャンスと言われる30歳前半にあたることが多いことが影響しています。

また、次の職位である「マネージャー」に上がるとなると、給与がかなり良くなり辞めにくくなってしまうということも要因となっているそうです。

デロイト退職後の選択の割合としては、競合のコンサルファームへの転職が3割~4割、スタートアップや事業会社への転職が3割ほどで、残りは、ベンチャーキャピタルへの転職や、家業を継ぐなどの道に進むといいます。

一方、起業するというのは意外にもレアケースだそうです。
その理由として、コンサルタントは短期スパンで成果を出す業種なので、起業のような長期戦のビジネスとは別物だからではないかとSさんは話します。

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デロイトの働きがい


Sさんからお聞きした、デロイトならではのやりがいをお伝えしていきます。

 

 社員の多様性

デロイトの社員には、様々な出自の社員がいます。
人間性の幅が広く、多様性を受け入れる文化があります。
「総合系コンサルファーム」と言われることもあり、幅広い発想や知見があることを是とする雰囲気があるのです。

コンサルティング業界には、実力主義の厳しい雰囲気が漂う会社も多い中、温かい雰囲気で仕事に取り組むことができるのは大きな長所であるといいます。

 

会社の規模と歴史

所属する社員数が多く、また日本でのコンサルティングの歴史も長いので、幅広い分野における数々の実績があるのがデロイトの強みです。
その実績は、手掛けていない領域がないほどです。

その長い歴史の中でのアウトプットが、成果物としてしっかりまとまって管理されているので、様々な場面で参照することが出来ます。

このように、デロイトならではの規模と歴史を感じながら、その上に立つようなハイレベルなビジネスに取り組むことができるので、個人が成長する環境が整っていると言えます。

 

コンサル業界では異例?デロイトはじっくり社員を育てるコンサル会社

デロイトの企業文化や働きがいについて、元在籍社員のSさんのインタビューを基にご紹介しました。
実際に働いていたからこそわかるデロイトの働きがいにも触れることが出来ました。

ハイレベルなアウトプットが求められる企業ですが、その達成を支えるような形で、人間性や企業歴史の面で素晴らしい環境が整っているのです。

 

 

デロイトトーマツへ転職するには

デロイトトーマツの仕事内容や働き方について理解は深まりましたか?
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