サイバーエージェントの子会社は100社以上?!特に力を入れている事業や関係会社について、組織図を交えて解説

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、多種多様なインターネット関連事業を手がけるサイバーエージェント。

サイバーエージェントは時代のニーズに合わせて、常に新たな事業やサービスを打ち出しており、連結子会社109社・関連会社13社(2018年9月30日時点)と多くの子会社が存在します。
そして子会社の移り変わりが激しいことが特徴で、1年で数十社の子会社が立ち上がる反面、2四半期連続で減収減益になったら原則撤退というルールのもと、消えていく子会社も数多くあります。
今回はサイバーエージェントグループで現在行っている事業と子会社の関係を、組織図を交えて解説します。

 

サイバーエージェントグループを徹底解説!子会社はグループを支える重要な存在

サイバーエージェントグループの事業は大きく分けて下記の5つに分類されます。

  • メディア事業
  • インターネット広告事業
  • ゲーム事業
  • 投資育成事業
  • その他事業

 

メディア事業

  • (株)サイバーエージェント…日本最大級の機能を誇る「アメーバブログ」を運営
  • (株)AbemaTV
  • (株)マッチングエージェント

等、数多くのメディアサービスの提供を行っています。

 

インターネット広告事業

インターネット広告事業はサイバーエージェントの創業当初からメイン事業として続いており、国内トップシェアを誇っています。

  • (株)CyberZ…スマホ広告に特化
  • (株)CA ADVANCE…運用専門の子会社
  • (株)Ca Design…制作専門の子会社

など、様々な分野に特化した子会社が存在します。

 

ゲーム事業

サイバーエージェントでは、現在グループ全体で約50本のスマートフォン向けゲームを提供しており、主なゲームの企画開発・運営などをそれぞれ下記の子会社などで行っています。

  • (株)Cygames
  • (株)サムザップ
  • (株)Craft Egg

 

投資育成事業

2018年11月より若手経営者の応援を目的とした投資を強化し、下記子会社を通じてスタートアップ企業への投資を行っています。

  • (株)サイバーエージェント・キャピタル

 

その他事業

上記4つの事業以外にも、インターネットに関連する様々な事業の子会社が存在します。

  • (株)CAM…ファンサイト事業等
  • (株)ウエディングパーク…結婚式場クチコミサイトの運営等

など。

 

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(サイバーエージェント他、メガベンチャー志望の方向け)

 

各事業とそれにぶら下がる子会社の解説

前述した5つの事業毎に、現在特に力を入れている子会社について組織図を交えてご紹介します。

 

メディア事業

●株式会社AbemaTV

2015年にサイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資で設立した動画配信事業を行う会社です。

2016年4月に国内初のインターネットテレビ局「AbemaTV」を開局後、2019年6月には4,200万ダウンロードを達成と、若者を中心に利用者数を伸ばしています。
他社が行っているユーザーの月額課金型の動画配信サービスと異なり、従来の民放と同様に広告で収益を上げるビジネスモデルが特徴です。

サイバーエージェントが現在最も力を注いでいる事業であり、既存事業の売り上げの約半分である200億円が先行投資に回されていることから、今後さらなる事業拡大・利用者数の増加が見込まれます

●株式会社マッチングエージェント

2013年に設立された、恋活マッチングアプリ「タップル誕生」の開発・運営を行う会社です。

2014年5月に「タップル誕生」のサービス開始、2018年10月時点で20代前半の若者を中心に会員数400万人を突破し、マッチングアプリ国内1位のシェアを誇ります

2017年9月期の決算報告ではサイバーエージェント藤田社長より、これから注力していく事業であるとの発表がありました。

Amebaブログなどで培った監視体制を活かした会員の方に安心して利用いただけるサービスの提供、AbemaTVなどのメディアを使ったプロモーションを行うなど、サイバーエージェントの子会社ならではの運営で、他社との差別化を図っています。

 

インターネット広告事業

●株式会社CyberZ

2009年に設立された、スマートフォンに特化したサービス提供を行う会社です。

ガラケーの広告代理店としてスタートし、2010年当時まだ国内でのスマホの普及が進んでいない中、いち早くスマホ専業の広告代理店へと業態変更しました。
市場の変化を見逃さずにしっかりと捉え、時代の先を行く事業展開をしていくことで、創業10年となる現在も成長を続けています。

CyberZの強みは、自社で「F.O.X」というスマートフォン広告ソリューションツールを持っていることであり、スマホ広告代理店として国内トップシェアを誇っています

また現在はeスポーツの事業にも注力しており、2018年12月にはeスポーツに特化した広告マーケティング事業会社である(株)CyberEという子会社を設立しています。

 

ゲーム事業

●株式会社Cygames

2011年に設立された、ゲームの企画・開発・運営を行う会社です。

設立当初はサイバーエージェントの100%出資の完全子会社でしたが、2012年11月に(株)ディー・エヌ・エーと資本・業務提携を行い、現在はサイバーエージェントの連結子会社となっています。

2011年9月にスマホアプリ「神撃のバハムート」の配信を開始し、2012年6月にはアメリカのApp Storeの全アプリ売上ランキングで1位を獲得した実績をもちます。

他にも、『アイドルマスター シンデレラガールズ』『グランブルーファンタジー』等の人気ゲームを次々に打ち出し、近年ではアニメ制作やウェブコミック事業などへも事業を拡大しています。

サイバーエージェントの全子会社の中で最も高い利益を出しており、サイバーエージェントグループを支える子会社であるといっても過言ではありません

 

投資育成事業

●株式会社サイバーエージェント・キャピタル

2006年に設立された、ベンチャーキャピタル事業を行う会社です。

2019年1月に(株)サイバーエージェント・ベンチャーズから現在の社名に変更しました。
投資先はインターネットビジネスに特化しており、起業家やベンチャー企業の「共創パートナー」として支援を行っています。

2019年1月時点で8ヶ国、計350社以上への投資実績があり、ベンチャーキャピタルとしてさらなる進歩を目指しています。
2018年12月、サイバーエージェントの藤田社長が自ら投資を行う通称「藤田ファンド」の再開を発表し、サイバーエージェント・キャピタルと連携し、更なる強化をしていく方針です。

 

その他事業

●株式会社CAM

2000年にモバイル専門の広告代理店(株)シーエー・モバイルとして設立された、サイバーエージェントグループの老舗の子会社です。

2019年3月に現在の社名へ変更し、創業から18年続けていた広告代理事業から撤退、新たにプロダクト中心の事業へと生まれ変わりました。

現在はアーティストのファン事業、占い、ライフスタイル等のコンテンツを発信するBtoC事業を手がけています。
今後もプロダクトファーストの会社として、ユーザーに愛されるプロダクトを創造し、成長していくことが見込まれます。

 

サイバーエージェントへの転職に選ばれているサービス

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(サイバーエージェント他、メガベンチャー志望の方向け)

 

サイバーエージェントの子会社は、グループ全体を支える重要な存在


サイバーエージェントでは入社数年の社員や新卒で入社したばかりの社員、そしてなんと内定者までもが実力やアイディアを認められれば、子会社の社長となる機会が与えられます。

2011年、当時内定者だった飯塚勇太さんは、同じくサイバーエージェントの内定者4人で写真SNSアプリ「my365」を開発・リリースしました。

そのサービスを事業化するために2011年12月に(株)シロクを設立、内定者の時点で代表取締役社長に就任しました。
その後、2014年にはサイバーエージェントの最年少執行役員に就任、現在は子会社(株)CAMの代表取締役社長として活躍されています。

創業以来成長を続けるサイバーエージェントですが、それぞれの事業を支える多くの子会社とその経営者たちの存在がサイバーエージェントを支えています。

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンの通り、今後も多くのサービスを立ち上げ、市場を牽引する大きな存在となることが期待されます。

この記事のまとめ

☑サイバーエージェントグループの事業は大きく分けて5つに分類される
☑実力やアイディアを認められれば、誰もが子会社の社長となる機会が与えられる
☑今後も多くのサービスを立ち上げ、市場を牽引する大きな存在となることが期待されている

 

サイバーエージェントへ転職するには

サイバーエージェントへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

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