サイバーエージェントのアカウントプランナーは激務?ノルマは厳しい?元社員が解説

デジタル広告代理業を中心に、芸能人や有名人が利用している「アメーバブログ」、テレビ朝日との合弁で設立されたネットテレビ局「AbemaTV」など、多岐に渡って事業を展開しているサイバーエージェント。そんなサイバーエージェントは多くの人が就職・転職を希望する人気企業です。

本記事では、サイバーエージェントのアカウントプランナーとして数年間活躍した元社員へのインタビューをもとに、同社のアカウントプランナー職について解説します。

 

プロフィール

20代後半・男性 有名私立大学出身

芸能人やプロスポーツ選手をはじめ、若いうちに活躍をしている人と遜色のない経験をし、肩を並べて話せるようになるには、若いうちから大きな仕事ができる会社で働く必要があると思い、サイバーエージェントに入社。サイバーエージェントに3年間在籍したのち、知人とともに起業。

 

サイバーエージェントの組織構成

サイバーエージェントが展開している事業は大きく分けて4つあります。

  • メディア事業ー「アメーバブログ」を運営する(株)サイバーエージェントなど
  • 広告事業ースマホ広告に特化した(株)CyberZなど
  • ゲーム事業ー「BanG Dream!(バンドリ!)」といった人気スマホゲームを運用する(株)Craft Eggなど
  • スタートアップ事業ー若手経営者の応援を目的とした投資を行う(株)サイバーエージェント・キャピタルなど

このなかで特に売り上げが大きい事業は、広告事業とゲーム事業です。最近では「AbemaTV」にも力を入れているので、メディア事業も今後は大きく成長していくでしょう。

今回お伝えするアカウントプランナー職は広告事業に属します

 

サイバーエージェント アカウントプランナーの仕事内容と営業スタイル

アカウントプランナーの組織構成

サイバーエージェントのアカウントプランナーは担当クライアントの業界・業種によって組織が分けられます。しかし、一部の大手クライアントのみ、顧客ごとに組織が分かれています。

大手クライアントは幅広く事業を展開し、その多くの広告をサイバーエージェントが担当しているため、組織担当を決めることでより円滑に業務を進められるからです。また同社内の別部署という新規顧客を狙うことができるのも大きなポイントです。

 

アカウントプランナーの営業スタイル

営業スタイルは、クライアントとの対話を通し、彼らが抱えている課題を解決する方法を提案する、いわゆるソリューション営業です。ただ提案して解決する方法を提示して終わりというのではなく、クライアント第一のスピーディーな対応で「クライアントに寄り添った営業」をおこなっている点も特徴的です。

 

アカウントプランナーの仕事

アカウントプランナーの仕事は既存のクライアントを担当するルート営業と、新規クライアントを獲得するための新規開拓営業があります。どちらを行うかは所属部署や営業フェーズによって異なります。

新規クライアントの候補先を訪問する場合、はじめにサイバーエージェントがどのような広告代理店なのかが分かる資料と、クライアントの業界の市場調査やそれに対する今後の動き方など、調査に基づいた提案をあわせて持っていきます。

その際にクライアントの課題や現状の広告配信、マーケティングの課題をヒアリングし、それに対してサイバーエージェントができるソリューションを提案した上で、発注を検討してもらうという流れが基本です。

検討をしていただいて、どこか気になる箇所があった場合はそこをすり合わせていくイメージです。

サイバーエージェントはデジタル広告代理市場No.1だからこそ、ナレッジが豊富で各出稿メディアとの連携・人的リソースに強みを持っています。そのため、顧客の課題見極めに時間を割くことができ、多方面でのソリューションを提供することができます。

 

サイバーエージェントへの転職に選ばれているサービス

サイバーエージェントへの内定実績が豊富なエージェント/ヘッドハンターを紹介してくれるサービス
エージェントファインダー
(サイバーエージェント他、マーケター志望の方におすすめです)

 

サイバーエージェント アカウントプランナーのノルマ

サイバーエージェントのアカウントプランナーには、いわゆる営業ノルマといったものは存在しないものの、個人での目標・グループでの目標が存在ます。これは前年度の利益率をベースにさまざまな要因を加味したうえで、上長が設定するものです。ただし、設定の仕方は各事業や上長によって異なります。

この目標を達成するには、「ゴールから逆算」をして考えることが求められます。仮に1つのプランがダメになってしまったときに次のプランを考えていては遅いため、あらかじめ複数のプランニングが必要となってくるからです。

目標を達成した営業社員にはインセンティブとして、月ごとに4万円の報酬が支払われます。

 

サイバーエージェントのアカウントプランナーは激務? きついって本当?

世間的にもサイバーエージェントは激務できついという印象を抱いている方は少なからずいるかと思います。実際、毎日遅くまで残業したり、土日にも出勤することもありますが、サイバーエージェントには大きな目標を持っている社員が多いので、やらされているというよりは自ら進んでしている人が多いです。

最近では社会的に働き方改革が進められてきたことから、サイバーエージェントでも1人1人の残業時間をモニタリングして、月の法定残業時間を超えないように管理しています。

 

サイバーエージェントのアカウントプランナーで成果が出る人

アカウントプランナーとして、成果が出る人の共通点は「目標に対する戦略を自分の中で描いている人」と「日々の学びを自分のものにしている人」の2つです

 

目標に対する戦略を自分の中で描いていること

毎月の利益目標を達成するために必要なことを逆算して考えて行動している人は売れっ子営業として活躍しています。

 

日々の学びを自分のものにしている人

人は完璧ではないため、覚えたことであってもすぐに忘れてしまいます。そのため、日々学んだことを流さず、しっかりとメモに残し、それを繰り返し読み返すことで自分の知識にしている人は成長スピードが早いです。メモをすることは基本ではありますが、その基本をしっかりとできるかどうかが成果に直結してくると考えられます。

 

サイバーエージェントへの転職に選ばれているサービス

サイバーエージェントへの内定実績が豊富なエージェント/ヘッドハンターを紹介してくれるサービス
エージェントファインダー
(サイバーエージェント他、マーケター志望の方におすすめです)

 

サイバーエージェント アカウントプランナーのやりがい

サイバーエージェントのアカウントプランナーは、他の会社だと何年も経験と実績を積まなければ担当することができないような、年間数十億規模のクライアントを若いうちから任されます

そういった仕事では社会人経験が30年にもなる方たちと肩を並べて対等に話をすることが求められるだけでなく、彼らが知らない知見を提供できる点にやりがいを感じることができるでしょう。

 

サイバーエージェント アカウントプランナーの苦労

近年、AIによる広告配信の自動化が進む影響で、Facebook広告やGoogle広告を広告代理店に依頼する意義を問われることがあります。広告代理店の価値を発揮しづらくなってきているなかで成果を出すには、他の広告代理店のアカウントプランナーに負けないことはもちろんのこと、AIにも負けない自分の強みを見つけ、介在価値を発揮しなくてはなりません。しかし、「自分だからこそできる価値提供」を見つけるのは時間がかかることなので、すぐには結果に結びつかず苦労するかもしれません。

 

サイバーエージェントのアカウントプランナーに必要な能力

サイバーエージェントに転職したい人に求められる力は、「社会の平均を知っていること」と「課題解決能力」の2つがあります。

 

社会の平均を知っていること

「社会の平均を知る」とは、自身が持っている固定観念と世間の固定観念には大きなずれがあることを知っている、ということ。広告代理店の場合、クライアントによって提供する商品・サービスが異なり、その先のエンドユーザーも様々です。クライアントに広告効果を返すには、アカウントプランナー自身の固定観念が世間とずれていると、ベストなソリューションを提案することができません。そのため、「社会の平均的な思考」をイメージできる力が必要となってきます。

 

課題解決能力

「課題解決能力」というのは、クライアントが抱えている本質的な課題をしっかりと理解し、それに対するクリティカルな答えを提示できる能力のことです。時として、クラアントが語る課題は本質的な課題でないこともあります。そんな時はアカウントプランナーが「真の課題」を見つけ、クライアントに提示することで介在価値を発揮することができます。

この2つの能力があってはじめてアカウントプランナーとして活躍することができるでしょう。

 

サイバーエージェントのリアルを探る10問10答

1)入社してよかったこと

世の中的にも有名なデジタルマーケターの方と知り合うことができたことです。その方には今もサポートをしてもらっていて、とてもお世話になっています。

その方だけでなく、多くの素晴らしい人材と関係性を築くけたことが何よりも大きかったです。


 

2)合コンや飲み会の時の人気度

多くの方はサイバーエージェントに対して「チャラい」というイメージを抱いていると思います。そのため、好きか嫌いかがはっきり分かれると体感的に思っています。他の人気企業の場合は名前を出すとモテるという理論が成り立つ場合がありますが、サイバーエージェントにはそれがないと思います。

 

3)社内恋愛や結婚は多い?

かなり多いと思います。クライアントに合わせて夜遅くまで働いたり、土日も働いたりとかなり働き方が特殊なので、それを許し合える関係性となると必然的に社内の方というケースが増えると思っています。

 

4)周囲の方々の転職先は?

広告事業でいうと、起業する方や大手企業のマーケティング職に転職する方、Facebook・Google・AppleなどいわゆるGAFAなどのメディアに転職する方がいます。

 

5)在籍中で一番大きな買い物は?

入社2年目に購入した高級腕時計です。

 

6)同僚・先輩・上司が身につけている時計(男性)やバッグ(女性)は?

ハイブランド品を身につけている人に目がいってしまいがちなので皆が皆ではありませんが、時計だと「ROLEX」、バッグだと「LOUIS VUITTON」は見かけました。

 

7)同僚・先輩・上司が住んでいた場所は?

職場から2駅以内のところに住むと家賃補助が出るので、そのあたりに住んでいる人が多いです。場所で言うと、渋谷から2駅に該当する代官山・中目黒・池尻大橋・恵比寿・三軒茶屋などが多い印象です。

 

8)長期休暇でみなさんが良く行く場所は?

沖縄が人気だったと思いますが、人によって様々です。

 

9)会社からの「課題図書」はありますか?

課題図書はなく、各々読みたい本を読んでいました。

 

10)転職先としての自社は5段階評価でいくつ?

5を超えて6です。理由は、未経験の方にも大きな仕事を任せてくれるので、自分自身の成長スピードや市場価値の上がり方がとても高い会社だと思うからです。
また、デジタル広告代理市場No.1であるサイバーエージェントで学ぶことは将来的に得られるものがとても大きいので、思いっきり働いてステップアップしたい人におすすめの会社です。

 

サイバーエージェントへ転職するには

サイバーエージェントへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

サイバーエージェントの志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。サイバーエージェントへの内定実績を豊富に持つヘッドハンターをご紹介させていただきます。

 

 

関連記事

RELATED ARTICLES

サイバーエージェントというと、多くの女性社員が活躍しているイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。 実際、同社では女性の働きやすさをサポートするための様々な制度が整っています。本記事では、サイバーエージェント […]

「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、多種多様なインターネット関連事業を手がけるサイバーエージェント。 サイバーエージェントは時代のニーズに合わせて、常に新たな事業やサービスを打ち出しており、連結子会社1 […]

2019年4月より「働き方改革関連法」が順次施行され、厚生労働省は働く人の事情に応じた多様な働き方ができる社会の実現に取り組んでいます。転職を考える際にも、その会社の働き方や残業時間は多くの人が気になるポイントですよね。 […]

転職活動をしていく上で仕事内容や給与はもちろん、福利厚生が充実しているかどうかも気になるポイントですよね。社員の働きやすさやモチベーション向上のため、企業は様々な福利厚生を用意しています。 中でもサイバーエージェントは、 […]

サイバーエージェントはインターネット広告事業を展開する広告代理店として知られていますが、現在はその枠組みにとらわれない幅広いサービスを提供しています。ここではサイバーエージェントの事業の中核を担うインターネット広告事業と […]

×