サイバーエージェントは女性が働きやすい?元社員から見た女性社員の活躍を解説

サイバーエージェントというと、多くの女性社員が活躍しているイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
実際、同社では女性の働きやすさをサポートするための様々な制度が整っています。本記事では、サイバーエージェントの元社員である筆者が、同社の女性社員の働きやすさを支える制度や、女性活躍の現状について解説します。

 

サイバーエージェントの女性社員の活躍状況

2022年のデータによると、サイバーエージェントの男女比率は男性65.8%、女性34.2%です。

一見、男性社員比率がかなり多く見えますが、男性の多いエンジニア職(ソフトウェア設計、開発業務等)が全体の23%強を占めています。

ビジネス職(営業、プロデューサー、管理部門等)においては男女比はおよそ半々くらいです。

管理職における男女比率は男性75.1%、女性23.9%です。

厚生労働省が発表した「管理職に占める女性労働者の割合」によると、女性管理職の割合は約12%なので、サイバーエージェント の女性活躍はかなり進んでいることが分かります。

しかし内閣府が目標としている2030年に30%の数値には達しておらず、今後さらなる女性管理職の増加が期待されます。

 

育休からの復職率100%!サイバーエージェント女性活躍推進の背景

サイバーエージェントが上場した2000年当時、離職率は約30%と非常に高く、社員の働きやすい環境の整備が会社としての課題でした。
そこから社内のコミュニケーションの活性化を目的に様々な人事施策が行われ、現在離職率は8.4%まで低下しました。

それを受けて現在は社員の勤続年数が伸び、平均年齢も上がってきています。
実際2010年の平均年齢は28.9歳でしたが、現在は33.3歳となっています。

社員の勤続年数が伸び、平均年齢が上がったことにより、妊娠出産などのライフイベントを迎える女性社員が増えました。
そんな女性たちが長く働き続けられるように作られたのが「macalon(マカロン)パッケージ」という女性活躍推進制度です。

macalonとは、サイバーエージェントで働く女性社員が出産・育児などのライフイベントを経ても、長く働き続けられる職場環境の向上を目指した制度です。
9つの制度を集めたもので、サイバーエージェントが独自で用意している支援制度です。

詳しくは後述しますが、この制度が社内に広く浸透した結果、女性社員の4人に1人がママ社員(2022年8月時点で21.9%)、産休・育休後の復職率は過去3年間の平均で96%という極めて高い数字が出ています。

約200人弱の先輩ママ社員が在籍しているため、出産を望む女性が安心して働ける環境が整っています。

 

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サイバーエージェントの女性活躍推進制度「macalonパッケージ」

「macalon」は、2014年に開催された「あした会議」(役員と選抜メンバーで新規事業について協議する会議)で子育て支援についての議題が挙がったことが始まりです。

「ママ(mama)がサイバーエージェント(CA)で長く(long)働く」という意味で名付けられました。

「macalon」の名付け親である人事本部の田村有樹子さんは、自身も働くママであり、女性社員が長く働ける環境作りをすることを目的に、この制度の設計・運用に携わりました。

実際に支援を必要としている社員の声が反映された制度だからこそ、社内に広く浸透し、現在の女性が働きやすいサイバーエージェントの環境が作られていると言えます。

「macalon」は子育て中のママ社員はもちろん、パパ社員やこれから妊娠を希望する社員も対象としています。
9つの制度があり、具体的な内容は下記の通りです。

 

1)エフ休

女性特有の体調不良の際に、月1回取得できる特別休暇

 

2)妊活休暇

不妊治療中の女性社員が、治療のための通院等を目的に、月1回まで取得可能な特別休暇

 

3)妊活コンシェル

妊活に興味がある社員や、将来の妊娠に不安がある社員が、専門家に月1回30分の個別カウンセリングで相談できる制度

 

4)卵子凍結補助

女性社員を対象に、卵子凍結に関わる費用を一人につき最大40万円、会社が補助する制度

 

5)キッズ在宅

子どもの急な発熱など、看病時に在宅勤務できる制度

 

6)キッズデイ休暇

子どもの学校行事や記念日に合わせて年に2回半日休を取得できる制度

 

7)認可外保育園補助

認可保育園・認証保育園に入れずに仕事復帰できない社員を対象に、認可外保育園の保育料を一部負担する制度

 

8)おちか区ランチ

同じ市区町村に住むママ社員(妊娠中のプレママ社員・産休育休中のママ社員も含む)が集まるランチ代を一人当たり3,000円会社が補助する制度

 

9)パパママ報

パパママ社員向けの社内報

 

 

サイバーエージェントで実際に活躍する女性社員

会社によっては、「似たような制度はあるものの、利用しづらい」という声も多いようですが、サイバーエージェントではそのようなことはありません。

実際に多くの社員がこれらの制度を利用している実績があり、チームメンバーや上司なども理解があるため女性にとって非常に働きやすい環境が整っています。

一例として、上記の「妊活休暇」の場合、制度の開始から約1年で200件ほどの申請があったと言われています。
周囲の理解があるからこそこれだけの社員が実際に制度を活用しています。

また営業などのビジネス職においては原則、10:00〜19:00の勤務時間(時短勤務可)にオフィスに出社しての勤務となりますが、エンジニアなどの一部職種においては、リモートワークや裁量労働が認められています。

そのためエンジニアなど男性が多い職種の中でも、それらの制度をうまく使って活躍しているママ社員も多くいます。

筆者自身が在籍していた当時は、今ほどママ社員は多くありませんでしたが、女性社員の活躍は多く目にしました。

当時の上司は入社4年目で局長(いわゆる部長クラス)に抜擢された女性でしたし、同じチームのママ社員が表彰されたこともありました。
筆者はインターネット広告事業で営業をしていたのですが、営業職で表彰されるには、営業の成績を上げることが重要視されます。

前述のママ社員は時短勤務でありながら、時間の管理が非常に上手でした。
限られた勤務時間にもかかわらず、事業部の最も高い粗利達成率を残し、表彰されていました。

また入社同期の女性たちの多くが現在もサイバーエージェントに在籍し、産休育休を経て以前と変わらず活躍しています。

 

サイバーエージェントで女性が出世するには


サイバーエージェントは性別にかかわらず公平に人材を評価する会社です。
評価方法は半期に1回行われる査定で、定量評価と定性評価を総合して行われます。

基本的にはこの査定によって等級が上がっていくのですが、入社数年の若手社員であっても子会社社長や役員に抜擢されることがあるのも、サイバーエージェントの特徴です。

評価や抜擢にあたり、男性だから、女性だから、という性別で判断されることは全くありません。
性別はもちろん、年齢も問うことなく結果に基づいた康平な評価が受けられる環境です。

また、サイバーエージェントでは本人が「どのように働いていきたいか」という思いが尊重されます。

仕事と家庭の両立のため、営業からバックオフィス系の職種(人事や経理などの管理部門など)に異動を希望する人もいますが、多くの社員は産休前と同じ職種で復帰しています。

そのどちらであっても会社側から一方的な決定をされることは決してなく、復帰前に人事や上長との面談の上で、本人の意思を確認します。

子供が小さいうちは、保育園のお迎えで時短勤務にしたりと、多くのママ社員が限られた時間の中で最大限のパフォーマンスができるよう、効率を重視した働き方をしています。

つまり、サイバーエージェントは結果主義ですので、結果を出すことで女性でもママであっても関係なく、出世をしていくことも可能です。

 

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サイバーエージェントは女性のキャリア形成に最適な環境

サイバーエージェントでは性別や年齢にとらわれず、ライフステージに合わせた自分らしい働き方を選択することができます。
男性と対等にキャリアを積んでいきたいと考えている方や、妊娠出産後も働き続けたいと考えている女性にとっては、とても働きやすい環境であるといえます。

 

サイバーエージェントへ転職するには

サイバーエージェントへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

サイバーエージェントの志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。サイバーエージェントへの内定実績を豊富に持つヘッドハンターをご紹介させていただきます。

 

 

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