アクセンチュア コンサルタントの年収・ボーナス事情を現役社員が解説!

アクセンチュア株式会社(以下アクセンチュア)は全世界に社員40万人超を擁する、グローバルコンサルティング企業です。
デジタル、テクノロジー、ビジネス、ストラテジーの4つの領域に分かれ、国内の全従業員約14,000人が幅広い業界に対して、経営戦略の立案や新規ITソリューションの提案・実行などのサービスを提供しています。長時間労働 ・高収入で知られている他、ネームバリューのため一度は経歴として入社しておきたいと、転職市場では非常に人気の企業でもあります。
この記事ではそんなアクセンチュアへの転職を考えている方向けに、現役社員がアクセンチュアの年収の仕組みや昇給制度について詳しく解説していきます。

 

アクセンチュアのキャリアレベル・職位(役職)別・年齢別の年収

アクセンチュアの年収がどのように決まるのか、給与体系についてご紹介します。

アクセンチュアの年収は、社内で「キャリアレベル」と呼ばれる職位(役職)によって決められており、部門別の給与面の差はほとんど存在しません。

 

キャリアレベルには下から12段階あり 、レベルによって年収も異なります。
1つのキャリアレベルに2段階あるように思えますが、厳密にはレベルと職位は紐づいていないため、あくまでそういった「レベルという概念」でランク付けされていると考えていただければと思います。

各キャリアレベルと給与レンジ、おおよその年齢については以下の通りです。

 

アナリストの平均年収:400万~500万(新卒~20代中盤まで)

新卒で入社したら、まずはアナリストとしてスタートします。データの分析や収集を行いながら、プロジェクトに携わります。だいたい3年程度で、コンサルタントへ昇給していきます。

 

コンサルタントの平均年収:500万~700万(20代中盤~)

高度な分析を扱うようになり、さらに業務の幅を広げていきます。またこの辺りからクライアントとの直接対面でのやり取りを任されるようになり、これまで以上にドキュメント作成や報告の質を求められるようになります。

 

アソシエイトマネージャーの平均年収:700~900万(20代中盤~30代前半)

中途入社の場合、多くの転職者のキャリアはここから始まります。これまで培ってきた経験・知識を生かし、コンサルタントよりも遥かにプロジェクトにコミットすることを期待されます。主にプレイヤーとして参画することが多いですが、クライアントとのミーティングを進行したり、少人数チームの場合アソシエイトマネージャーがチームをまとめることもあります。

 

マネージャーの平均年収の平均年収:900~1,500万(20代後半~30代前半)

アクセンチュアのマネージャーはただマネジメントをする管理職ではありません。主軸はプロジェクトマネジメントに置きつつも、納期間際にはチームで滞っているタスクを強力に進めるプレイヤーとしての役割が求められることがあります。これまでマネジメントに長く携わってきた社員であっても、業務・IT双方の知識に精通していることは必須の条件です
また、マネージャー以上はプロジェクトの予算に応じて、複数のプロジェクトに業務時間を分割してアサインされることがあります。

 

シニアマネージャーの平均年収:1,500~2,500万(30代前半~30代後半)

シニアマネージャーになるとプロジェクトを円滑に遂行すること以外に、新たなプロジェクトを獲得していくコミュニケーションも行うようになります。(もちろん特定のプロジェクトに張り付いてプロジェクト運営に専念しているシニアマネージャーもいます)。

 

マネジメントディレクターの平均年収:2,500~3,000万(30代後半~40代)

クライアントに対して、プロジェクトのすべての責任を負います。
この職位からはクライアントの経営への責任も担うようになり、経営自体にも参画するようになります

 

パートナーの平均年収:5,000万円~(40代~)

アクセンチュアの共同パートナー。経営にも携わります。
パートナーになると年収は5,000万円を越え、アクセンチュアの株式を持つことが出来ます

 

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アクセンチュアのボーナス

アクセンチュアでは原則ボーナスはありません。ボーナスなしの年俸制です

しかし、テクノロジー部門のみが年2回、会社全体での業績と現行のプロジェクトへの寄与や評価に応じたインセンティブとして年収の3~5%を各回支給されます。
これは他部門と比較するとベースの年俸が低いことを考慮してボーナスで上乗せされるようになっているためです。

その他の部門では、マネージャー未満のクラスに対しては国内であればエリアに関わらず月3万までの家賃補助が出ますしや、交通費補助(全額)の他、健康保険組合のポイントが年1~2万円相当付与されています。また、国外出張の場合、国外出張手当が日当たり1~2万円支給されます。

アクセンチュアの残業代

残業代は原則として月45時間までチャージされますが、3ヶ月連続での45時間オーバーは警告の対象となります。以前は深夜残業によって稼ぐ社員もいましたが、現在は難しいと言えるでしょう。その分、ワークライフバランスは大きく改善されています。

マネージャー以上については残業代のチャージはありません。

アクセンチュアで昇給するには

これまでアクセンチュアの給与体系についてご紹介しましたが、昇給の肝と言える職位はどのようにして上がるのでしょうか。
アクセンチュアでの人事評価は人事部門単体によってではなく、公平性を期して

① 配属されたプロジェクトでの上司(Supervisor, SVと呼ばれる)
② 社員本人とはジョブを共有しない、社内から全くランダムに選ばれたキャリアカウンセラー

の2人によって行われます。

評価対象者(カウンセリーと呼ばれる)は評価期間の初めに「Performance Achievement」と呼ばれる「今期の目標」をキャリアカウンセラーと相談して設定し、それを評価期間中に達成できているか、SVと評価対象者が別々にキャリアカウンセラーに報告します。
この報告を元に、キャリアカウンセラーが評価会議にて評価対象者を昇格させてよいか報告する仕組みとなっています。

アクセンチュアの面接官・質問内容を詳しく知るには>>>アクセンチュア公認のキャリアコンサルタントに相談する

 

アクセンチュアで年収を上げるために必要なこと

ここではアクセンチュアでスピーディーに年収を上げるため、筆者が「実際に在籍していて感じた意識すべきこと」を2つお伝えします。

 

ビジネスコンサルタントで入社したほうが有利!

まず、新卒・中途入社問わず、デジタル、テクノロジー、ビジネス、ストラテジーの4つの領域のうち、ビジネスコンサルタントで入社した方が圧倒的に有利です

その理由としてはテクノロジー部門での入社をした場合、ビジネス部門に比べて1つ下のキャリアレベルからスタートとなる上に、ビジネス部門に比べてテクノロジー部門では評価が厳しい傾向があるためです。元々テクノロジー部門は子会社の「アクセンチュアテクノロジー」という企業を吸収して生まれた部署であるため、と聞いています。

それでもビジネスコンサルタントとテクノロジーコンサルタントの業務に違いは全くありませんので、テクノロジーコンサルタントとして入社するメリットはほぼ0であると言えるでしょう
社内にいてもこの部門が分化している理由は不明でした。これまでも多くのテクノロジー所属の人間が、これについては垣根を取り払うよう上長に進言しているようです。

しかし、たとえビジネスコンサルタントとして入社した場合でも、それだけで安泰とは限りません。なぜなら、配属されたプロジェクトによっては人間関係が土着化しているリスクがあります。
クライアントとの人付き合いが全てですので、職位が上がる程、一つのプロジェクト・クライアントに固着化される確率が高くなります。新入社員はスポットでプロジェクトにアサインされ、短ければ1週間ほどで次のプロジェクトを経験させることもあります。
また、プロジェクトによっては赤字を出し続けていて、残業代や深夜タクシーのチャージをさせてもらえないものもあります。

こういった部門に配属されてしまっても、アクセンチュアではプロジェクトの合間合間に、他の部署に異動する「トランスファー」が可能です。部門移動についてはかなり確率は低いようですが 、名目上は可能です。ただ、筆者の回りからそういった部門異動(例:デジタル⇒ビジネス)をした社員の話を聞いたことはありません。
昇級という観点から言っても、ポストによってキャリアレベルの上がりやすさには歴然とした差が生まれるため、常にアンテナを張っておくことが重要です。

 

英語力は必須条件

もう1つ、キャリアレベルを上げるのに必須の要素があります。それはビジネス英語のスキルです。
目安としては、最低でもTOEIC650点は欲しいところです。なぜならアソシエイトマネージャーからマネージャーへの昇格には、必須条件としてTOEICが650点以上であることが明文化されているからです。どれだけコンサルタントとして優秀でも、英語が話せなければ昇級することはできません。
(先述の通り、マネージャー以上では残業代が出なくなるため、昇格時に一時的に給与が下がるのを敬遠し、敢えてTOEICを受験しない社員もいました。)

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アクセンチュアで稀なキャリアアップ(=年収アップ)の事例

これまでに目にした非常に優秀な社員の例を紹介すると、マネージャーやアソシエイトマネージャーのタスクをすべて巻き取り、元々少人数のチームが最終的に一人チームとなったコンサルタントがいました。
その人の場合アクセンチュアでは非常に稀な「スキップ(キャリアレベルを1つ飛ばしで昇級すること)」で20代にしてマネージャーになりました。

また別の例では、半年~1年に1回トランスファーを繰り返し、空きポストを虎視眈々と狙ってキャリアアップしていくパターンもありました。当然プロジェクトに最初から最後までコミットした方が周囲の人間からの評判は良くなりますが、梯子をつないでキャリアレベルを上げていく社員も一定数存在します。

 

アクセンチュアが求める人物像

最後に、アクセンチュアで求められる人物像、活躍できる資質について解説します。
筆者のプロジェクト経験の中で、周囲からの評価が高かった人物像を記載しています。外部から見たアクセンチュアよりも、現場は人間関係が生臭いものですので、泥臭く頑張れる人間が評価されているように思います。世間一般の人間がイメージする外資系企業のクリアな評価システムというものは存在せず、人間関係の中で信頼を築き上げていくことがキャリアアップに重要だと筆者は考えています。

アクセンチュアが求める人物像

①タフであること
②徹底した責任感と職務遂行能力
③新しいスキル・業界へのキャッチアップ能力

 

タフであること

アクセンチュアで求められる人物像その1は、タフであることです
基本的にはロジカルにクライアントの課題を整理し解決へ導くコンサルタントのスキルが求められることは今も昔も変わりないものの、時には長時間ハードに働くタフさが求められる場面も必ず存在します。

 

徹底した責任感と職務遂行能力

2番目は徹底した責任感と職務遂行能力であると言えます
スケジュールがタイトな中でも、プロジェクトを回していくことが求められます。また、クライアントから無理難題を強いられることは、コンサルタントにとって日常茶飯事です。
そのため個人レベルでも自分を強く律し、何としてもタスクを完遂させる強いコミットメントが求められますし、そういった社員は周りからも評価され、目に見えて出世が早くなる傾向にあります。

 

新しいスキル・業界へのキャッチアップ能力

3つ目、新しいスキル・業界へのキャッチアップ能力はどのプロジェクト・クライアントに行っても期待されていると言って過言ではないでしょう。
アクセンチュアに限ったことではありませんが常に学び続ける姿勢が求められます

基本的にプロジェクトが変われば人間関係を1から構築し直す必要がありますし、クライアントが変わることで業務内容についても新しく理解し直すことが必須です。
またテクノロジー部門に所属しているのであれば、これまでデータベースをやっていたのに次のプロジェクトからはクラウドサービスの導入に携わる、などプロジェクト内容が大幅に変わることは日常茶飯事です。そのため新しい技術に拒否反応を起こさず自分のものにする姿勢、そしてクライアントの求める形を実現するためにも早い成長スピードが求められます。

 

アクセンチュアでは、タフに業務を遂行していけるキャッチアップ能力の高い人材が求められる

今回はアクセンチュアの年収の仕組み、ボーナスや昇給制度について解説してきました。
残業代のチャージも制限され、新卒~アソシエイトマネージャーの職位では以前ほど稼げなくなってはいるものの、日系のSIer等と比較すると、やはりマネージャー以上からの給与レンジの伸び方は魅力的であると言えるでしょう。
しかし、コンサル業界の中で見ると40代手前のアソシエイトマネージャーまでは残業込みで1000万超えるかどうか、という給与レンジであるため、コンサルティング業界という範疇で比較するとかなり安く見えてしまうかと思います。

また昨今アクセンチュアでは『Project PRIDE』という活動に力を入れており、18時以降の会議を原則禁止にしたり、一定以上の有給休暇の取得・リモートワークをプロジェクト内でも推進するなどの取り組みにより、社員の平均残業時間を大幅に減少させることに成功しています。
女性社員の雇用や管理職比率を増やす取り組みも実施しており、ジェンダーによらず働きやすい会社へと変貌しつつあります。

コンサルティング・大規模SIプロジェクトに携わってみたいとお考えの方は、ぜひアクセンチュアへの転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

☑キャリアレベルには下から12段階あり 、レベルによって年収も異なる
☑原則ボーナスはない(ボーナスなしの年俸制)
☑タフに業務を遂行していけるキャッチアップ能力の高い人材が求められる

 

アクセンチュアへ転職するには

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アクセンチュアへ転職したい方は、アクセンチュアへの転職実績がトップクラスのエージェントへの相談が転職成功への近道となるでしょう。

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