
| 大手コンサルティング企業のアクセンチュアと言えば、外資系企業のため「社員に対してドライで、福利厚生も最低限しか整備されていないのではないか」と想像する方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際のアクセンチュアは多様な働き方やキャリアプランを支援する福利厚生制度を整備しており、社員の働きがい向上に貢献しています。この記事では、同社の具体的な福利厚生制度や、他社との比較、そして働き方改革への取り組みについて解説します。 |
目次
アクセンチュアの福利厚生は手厚い!「トータル・リワード」の考え方
アクセンチュアでは、社員への報酬を給与などの金銭的なものだけでなく、キャリア開発の機会や働きやすい環境、心身の健康といった非金銭的な要素も含めた「トータル・リワード」として捉えています。
この考え方に基づき、単なる手当や割引などのベネフィットにとどまらず、社員一人ひとりのウェルビーイングを実現し、能力を最大限に発揮できるような包括的な福利厚生制度を構築しています。
【一覧】アクセンチュアの充実した福利厚生制度
アクセンチュアでは、社員の多様なニーズに応えるため、多岐にわたる福利厚生制度を用意しています。ここでは、お金、休暇、健康、スキルアップ、ライフイベント、その他といったカテゴリーに分けて、具体的な制度を一覧で紹介します。
各種社会保険はもちろんのこと、独自の保険制度も充実しており、社員が安心して長期的に働ける環境が整っています。
【お金】住宅手当は出る?退職金や確定拠出年金制度
アクセンチュアでは正社員の場合、本人名義の賃貸契約またはローン契約であれば月額3万円、ない場合は月額1万円が一律で支給されます。この制度は、扶養家族の有無や役職に関わらず適用されるため、多くの社員にとって魅力的なサポートとなっています。
尚、退職金制度はありませんが、それに代わるものとして確定拠出年金(DC)制度が導入されています。会社からの掛金に加えて自身で掛金を上乗せするマッチング拠出も可能です。
さらに、従業員株式購入プラン(ESPP)を通じて、自社の株を割引価格で購入する機会も提供されており、社員の長期的な資産形成を支援しています。
【休暇】有給休暇の取得率や病気・家族のための特別休暇
アクセンチュアでは、年次有給休暇が初年度15日付与され、勤続年数やマネジメントレベルに応じて年間15日から20日まで付与されます。会社として休暇取得を奨励しているため、取得率は高い水準にあります。通常の有給休暇とは別に、私傷病による長期療養時に利用できる私傷病休暇が試用期間終了後から利用可能です。
またご家族のウェルビーイングへのサポートとして、家族の看護・介護が必要な場合に利用できる制度も整備されています。これらの制度により、ライフステージの変化や不測の事態にも柔軟に対応できる体制が整っています。
【健康】心身の健康をサポートするウェルビーイング施策
アクセンチュアは、社員の心身の健康を「ウェルビーイング」の観点から多角的にサポートしています。オンラインで専門のカウンセラーに相談できるEAP(従業員支援プログラム)や、健康相談窓口を常設し、メンタルヘルスケアに力を入れています。
また、法人契約しているスポーツジムやフィットネスクラブの割引利用、提携ホテルでのリフレッシュプランなども用意されています。これらの施策は、社員が常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、物理的・精神的な両面から健康を支えることを目的としています。
【スキルアップ】キャリアアップを支援するトレーニングや自己啓発制度
アクセンチュアでは、社員の継続的な成長を支援するため、グローバルで共通の充実したトレーニングプログラムを提供しています。数万種類以上のオンラインコースにいつでもアクセスでき、コンサルティングスキルから最新のテクノロジー、語学まで幅広く学習可能です。
特に英語力の向上支援には力を入れており、オンライン英会話の受講費用補助などが利用できます。また、クリエイティブ領域を担う「Accenture Song」など、部門ごとに特化した専門スキルを磨くための研修も用意されています。
【ライフイベント】育児・介護と仕事を両立するためのサポート制度
アクセンチュアは、出産や育児、介護といったライフイベントと仕事の両立を支援する制度が非常に手厚いことでも知られています。 法定を上回る育児・介護休業制度に加え、ベビーシッター利用時の補助金制度や、提携する保育園の紹介など、有益なサポートが充実しています。
結婚や出産の際には特別休暇や祝い金が支給されるなど、社員の人生の節目を会社としてサポートする文化も根付いています。これらの制度は性別を問わず利用が推奨されており、男性社員の育児参加も積極的に後押しされています。
【その他】ポイントで好きなサービスを選べるカフェテリアプラン
アクセンチュアの福利厚生の大きな特徴の一つが、柔軟性の高いカフェテリアプランです。全社員に毎年一定のポイントが付与され、そのポイントを自己啓発、ウェルネス、育児・介護支援、旅行費用補助など、会社が用意した幅広いメニューの中から自由に選択して利用できます。
例えば、資格取得のための受験料や、スポーツジムの会費、家族旅行の宿泊費などに充当することが可能です。 個々のライフスタイルや価値観に合わせて必要なサービスを選べるため、社員からの満足度が非常に高い制度となっています。
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【Big4と比較】アクセンチュアの福利厚生の強みはどこ?
コンサルティング業界において、アクセンチュアはしばしばBig4(デロイト、PwC、KPMG、EY)と比較されます。 福利厚生の面では各社とも充実した制度を設けていますが、アクセンチュアは業界トップクラスの売上規模を背景に、働き方の柔軟性やウェルビーイング施策などで独自の強みを持っています。ここでは、具体的な制度を比較し、その特徴を明らかにします。
住宅手当・家賃補助の比較
住宅手当や家賃補助の有無は、ファームによって対応が大きく分かれるポイントです。
アクセンチュアでは、管理職以下の社員を対象に住宅手当を支給しており、本人名義の賃貸契約またはローン契約がある場合は月額3万円、ない場合は月額1万円が支給されます。一方、Big4においては住宅手当(家賃補助)が明記されていないことが多いものの、首都圏勤務などの条件で一部手当が受けられる場合や、会社都合の転勤で家賃補助や借り上げ社宅制度がある場合があります。
家賃は生活費の中でも大きな割合を占めるため、アクセンチュアの住宅手当は、特に若手社員にとって経済的なメリットが大きく、競合他社と比較した際の優位性の一つと言えるでしょう。
休暇制度(有給取得率・特別休暇)の比較
各社とも法定以上の休暇制度を整備していますが、アクセンチュアは多岐にわたる休暇制度と取得を促す環境づくりに注力しています。通常の有給休暇に加え、ボランティア活動のための休暇や、傷病時に備えた長期療養休暇など、従業員の多様なニーズに対応する制度が設けられています。
Big4各社も夏季休暇やリフレッシュ休暇、育児・介護支援制度などを導入しており、PwCコンサルティングはボランティア休暇、KPMGコンサルティングはライフプラン支援休暇やサバティカル休暇を設けるなど、独自の取り組みが見られます。
アクセンチュアはカフェテリアプランを活用して旅行費用や提携施設の割引に充てることを可能にするなど、休暇の質を高めるサポートも提供しています。
育児・介護支援制度の比較
育児・介護支援制度は業界全体で拡充傾向にありますが、アクセンチュアは特に先進的な取り組みで他社をリードしています。ベビーシッター補助や時短勤務はBig4でも導入が進んでいますが、アクセンチュアでは週3日勤務や1日5時間勤務といった「短日短時間勤務」を選択できるなど、より柔軟な働き方が可能です。
また、社内に専門の相談窓口を設け、経験豊富なスタッフが個別の相談に応じる体制も整っています。これらの手厚いサポートは、ライフイベント後もキャリアを継続したい社員にとって大きな安心材料となっています。
自己啓発・スキルアップ支援の比較
自己啓発・スキルアップ支援において、アクセンチュアの強みはグローバルで統一された圧倒的な学習コンテンツの量と質にあります。全世界の社員が利用できるオンラインプラットフォームでは、常に最新の知識やスキルを学ぶことができ、その規模はBig4の研修制度を上回ると言われています。
Big4も資格取得支援や語学研修に力を入れていますが、アクセンチュアはより体系的かつ大規模な投資を行っている点が特徴です。 このような環境は、成長意欲の高い人材にとって魅力的であり、採用市場における競争力にもつながっています。
「Project PRIDE」で働き方は変わった?リアルな働きやすさを解説
アクセンチュアが2015年から推進している働き方改革「ProjectPRIDE」は、長時間労働の是正と生産性の向上を目的とした全社的な取り組みです。残業ゼロをスローガンに掲げ、テクノロジーの活用や業務プロセスの見直しを進めてきました。
この改革により、かつての「激務」というイメージは大きく変化し、ワークライフバランスを重視する文化が醸成されつつあります。ここでは、社員の口コミを基に、制度が現場でどのように活用されているか、その実態に迫ります。
在宅勤務や時短勤務はどれくらい柔軟に使える?
「ProjectPRIDE」の浸透により、在宅勤務や時短勤務は柔軟に活用できるようになりました。
「ロケーション・フレキシビリティ制度」に基づき、社員はプロジェクトの状況や上司の承認に応じて働く場所を自由に選択できます。特にコロナ禍以降、在宅勤務は標準的な働き方の一つとして定着しており、東京本社だけでなく福岡などの地方拠点の社員も同様に制度を利用しています。
時短勤務も育児や介護といった理由に限定されず、個人のキャリアプランに合わせて活用されており、多様な働き方を許容する風土が根付いています。
有給休暇の取りやすさや長期休暇の実態
働き方改革によって、有給休暇の取得は個人の権利として尊重される文化が醸成されました。プロジェクトの繁忙期などを避けるといった配慮は必要ですが、上司やチームメンバーも休暇取得に協力的であり、以前に比べて格段に休みやすい環境になっています。
新卒社員であっても、気兼ねなく休暇を申請できる雰囲気があります。多くの社員がプロジェクトの合間や年末年始、ゴールデンウィークなどに有給休暇を組み合わせて1〜2週間の長期休暇を取得し、リフレッシュや自己投資の時間に充てています。
「短日短時間勤務」でキャリアを継続できる環境
アクセンチュアの柔軟な働き方を象徴する制度が「短日短時間勤務」です。これは、週3〜4日勤務(短日)や1日4〜6時間勤務(短時間)といった働き方を、社員が個々の事情に応じて選択できる制度で、育児や介護だけでなく、大学院での研究や副業など、様々な理由で活用されています。
給与は勤務時間に応じて変動しますが、キャリアを中断することなく継続できるメリットは大きいです。 カフェテリアプランと組み合わせて自己投資に時間を充てるなど、社員が主体的にキャリアをデザインできる環境が整っています。
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実際に利用した社員の口コミ・評判は?
実際に働く社員の声は、福利厚生制度の実態を知る上で非常に重要です。 アクセンチュアの制度は、社員からどのように評価されているのでしょうか。
各種口コミサイトや現役社員・元社員へのインタビューから、特に満足度が高いと評判の制度や、一方で改善が望まれている点など、リアルな評判をまとめました。
満足度が高い!と評判の福利厚生制度
社員の口コミで特に満足度が高いと評判なのは、月3万円が一律で支給される「住宅手当」と、年間で付与されるポイントを自由に使える「カフェテリアプラン」です。
住宅手当は、他の外資系企業にはない手厚い補助として高く評価されています。また、カフェテリアプランは、自己啓発のための書籍購入や資格取得費用、提携ホテルでの宿泊費補助など、用途が広く自由度が高いため、個人のライフスタイルに合わせて活用できる点が好評です。
これらの金銭的なサポートが、生活の質を直接的に向上させていると感じる社員が多いようです。
ここは改善してほしい…というリアルな声
一方で、改善を望む声として最も多く聞かれるのが、福利厚生制度の数が多すぎて全体像を把握しきれず、申請方法が複雑で分かりにくいという点です。利用したい制度があっても、どの窓口にどう申請すれば良いのか迷ってしまうことがあるようです。
また制度の利用しやすさが、配属されるプロジェクトの特性や上司の考え方に左右されるという意見も見られます。特にクライアント先に常駐するスタッフは、本社勤務の社員に比べて制度利用の心理的なハードルが高いと感じるケースもあるようです。
アクセンチュアの福利厚生に関するよくある質問
ここでは、アクセンチュアの福利厚生に関して、採用選考の段階や入社を検討している方から特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。住宅手当の対象者やカフェテリアプランの具体的な利用方法、入社形態による制度の違いなど、事前に知っておきたいポイントをQ&A形式で解説します。
住宅手当や家賃補助は全員が対象ですか?
はい、住宅手当(家賃補助)はアクセンチュアの正社員であれば、役職や勤続年数、居住形態(賃貸・持ち家)にかかわらず、全員が一律で月額3万円の支給対象となります。ただし、本人名義の契約でない場合は、月額1万円が支給対象です。契約社員やアルバイトの方は対象外です。
カフェテリアプランではどのようなサービスが利用できますか?
フェテリアプランでは、付与されたポイントを使って自己啓発(書籍購入、資格取得費用補助)、ウェルネス(ジム会費、人間ドック補助)、育児・介護(ベビーシッター代補助)、旅行・レジャーなど、多岐にわたるサービスの中から好きなものを選んで利用できます。
中途入社の場合、福利厚生の内容に違いはありますか?
いいえ、福利厚生の内容に関して、中途入社と新卒入社で基本的に違いはありません。住宅手当、確定拠出年金、カフェテリアプランといった主要な制度は、入社形態にかかわらず、すべての正社員が同様に利用することができます。
まとめ
アクセンチュア株式会社の福利厚生は、「トータル・リワード」の理念に基づき、金銭的報酬に留まらず、社員のキャリア、健康、働きがいを総合的に支援する多岐にわたる制度で構成されています。特に、全社員を対象とした住宅手当や、個人の裁量で自由に使えるカフェテリアプランは、競合他社と比較しても大きな強みです。
また、「ProjectPRIDE」に代表される働き方改革により、在宅勤務や短日短時間勤務といった柔軟な働き方が浸透し、ワークライフバランスを保ちながら長期的なキャリアを築ける環境が整備されています。これらの手厚い福利厚生は、優秀な人材を惹きつける重要な要素となっています。
アクセンチュアへ転職するには
アクセンチュアへの転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、アクセンチュアに内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
アクセンチュアの志望度が高い方は是非、【エージェントファインダー】にご登録ください。アクセンチュアに多くの内定者を輩出している転職エージェント荒木 大介 氏をはじめとする転職エージェントをご紹介させていただきます。(尚、同社には厳しい採用要件があるため、ご経歴によってはご紹介できないことがあります。予めご了承ください。)














