OYOは2019年に日本法人が設立されたばかりのベンチャー企業です。
ベンチャー企業と聞くと「これからみんなで会社を作っていく」というイメージを持つ方が多いかもしれませんがOYOの社風は少し違います。 本記事では実際に営業職として勤務していた筆者が、OYOの社風について実際に感じたことをご紹介します。 |
目次
OYOってどんな会社?
OYOは2019年4月にOYO Hotels Japanとして日本法人を設立し、日本のホテル産業に参入しました。
また、親会社であるOravel Stays Private Ltd.も2012年にインドで設立された創業10年に満たない企業で、日本法人参入に当たりソフトバンクから総額1,000億円以上出資を受けるなど、様々な企業から資金調達をしています。
設立から10年未満でありながら企業評価額が1,000億円を超えるユニコーン企業に認定されています。
OYOは外資系企業らしい、成果主義?
OYOはベンチャー企業かつ外資系企業らしい成果主義の会社です。
売上を作れる人材は重宝され、報酬は惜しみません。
たとえば営業職ではインセンティブで、年間数百万円を出す場合もあります。
営業以外については売上という分かりやすい指標が無い分、年収は上げにくい面もあります。
ただホテルの運用を行うオペレーションチームは担当ホテルの契約更新率により、長期的な売り上げを確保することで年俸交渉はしやすいでしょう。
逆に、成果を出せないと上長はもちろん社長から直接発破をかけられるなど、厳しい面もあるため結果や成果にコミットできる、もしくはコミットすることが苦にならない人に向いている企業といえるでしょう。
OYOはトップダウン?その仕事の進め方とは
OYOの意思決定フローは基本的にトップダウンです。
外資のベンチャー企業なので、一般的なイメージ通り役職関係なくフランクに話せる環境ですが、ボトムアップと言えるほどではありません。
これはOYOのビジネスが短期間で成功を収めてきたことに起因しており、「OYOグループ」の海外での成功経験を、日本にも当てはめようとした結果起きているのではないかと思います。
OYOの仕事の進め方は型化されている?「まずは行動」の方針とは
ベンチャー企業=仕事の進め方が自由、自分のアイディアで仕事ができる、とイメージされる方は多いのと思いますがOYOでは職種ごとの仕事の進め方や業務フローが型化されています。
そういう観点では仕事の進め方は日本企業的と感じるかもしれません。
その背景に「リージョンヘッド」のほとんどが日本人であることがあります。
リージョンヘッドとはエリアを統括し、メンバーをまとめる役職者ポジションです。
OYO Hotels Japanの経営陣や幹部は、親会社であるインドのOYOや他国のOYOから出向している方が多いですが、リージョンヘッドはほとんどが日本人で構成されています。
50代の方が多くこの世代の価値観が少なからず社風となって、社内の雰囲気に影響を与えていると言えます。
このようなことからも、OYOは「ある程度やり方が決まっていた方が仕事を進めやすい」という方には向いているでしょう。
社員同士の仲は良好!OYOは役職や年齢に関係なく、フランクに話せる雰囲気
社員同士の仲は非常に良い企業です。まだ創業間もないこともあり、全員が同期入社という感覚に近いです。
実際、私の周りはほとんどの社員が年上でしたが、何の垣根もなく話すことができました。
飲み会なども定期的に開催されていますが参加は自由です。
私は家が遠方で、家庭の事情で断ることが多かったですが、それが原因で人間関係の悪化や仕事へ支障をきたすことはありませんでした。
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OYOの実際の仕事の現場
仕事の進め方は職種によって大きく変わりますが、私の経験をお伝えすると営業は社内での事務作業が無ければ外回りが基本です。
1日4件以上の訪問が最低ラインとされており、大抵は外出しています。
営業エリアによっては出社義務を免除され、事前申請無しで直行直帰や宿泊することも可能です。
個人主義の会社なので基本的に単独行動が多いですが、「WhatsApp」というチャットアプリを使って社員同士のコニュニケーションはこまめに取られています。
契約を締結したら他の職種と連携して業務を進めることも多く、適宜スケジュール調整やミーティングを実施します。
また、営業同士は電話やチャットで頻繁に連絡を取り合います。仕事の進め方など情報共有や予定確認のためです。
また、営業は外出していることが多いため「Zoom」というテレビ会議システムを用いたWEB会議も頻繁に行われます。
OYOで活躍できる人材とは
OYOで活躍できる人は「成果を出すためにストイックに努力できる人材」です。
売り上げを上げて投資額の回収を急ぐOYOでは、目に見える成果を重要視しており、即戦力となれる人材を採用する傾向があります。
特に営業職ではこの傾向が強く、様々な業界で営業職として成果を出していた方が多数在籍しています。
ではどんな人がOYOの仕事で成果を出しているかというと、「熱意をもって忍耐強く仕事に取り組むことができる人」です。
クライアントとなるホテルはそもそも母数が少なく、そのうえOYOの商品は簡単に売れるものではありません。
以下がネックになることが多いです。
- パッケージ化されているため自由度が低い(カスタマイズなど柔軟に対応できない)
- OYOの商品を導入したホテルの集客方法に、大きな影響を与える
- さまざまなハードルがあり営業難易度が高い
- 参画基準を満たしていないと修理や改築が必要
- 既存のシステムを廃止してoyoのシステムを導入する必要がある
それでも挫折することなく継続して提案を続けるマインドが、OYOの営業として活躍するためには必要です。
OYOは成果が評価されやすい個人主義の会社
OYOは成果主義の社風が強い会社で、成果を出せばそれだけ評価してもらえるので、成果によって評価されることに違和感がない方におすすめです。
また、トップダウンで仕事をすることになるため、ある程度やり方が決まっていた方がやりやすい方に向いているでしょう。
まだ若いOYO Hotels Japan合同会社では、みんな入社時期が近いので年齢や役職に関係なく風通しの良い環境で働くことができます。
OYOに興味がある方は検討してみてください。
OYOへ転職するには
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