フリマアプリで急成長を遂げているメルカリは2018年6月に上場を果たしました。
バリューを大切にする組織カルチャーやオープンで社風がメルカリの急成長を支えたとも言われ、近年メルカリのカルチャーや社風は多くの企業からベンチマークされています。 本記事ではそんなメルカリの社風について、実際にメルカリに在籍していた筆者が詳しくお伝えします。 |
目次
メルカリはホワイト企業?実際に働いて抱いた印象
ユニークな人事制度を持っているメルカリ。
社員が最大限にパフォーマンスを発揮できるよう、手厚い福利厚生や柔軟な働き方の制度があります。
私も入社前はホームページやメルカン(メルカリが社内外に情報発信しているコンテンツプラットフォーム)で、人事制度や福利厚生が充実している印象を持っていました。
実際に入社してみると、制度だけが独り歩きしているわけではなく、社員が自分に合わせて制度をフル活用しながら働いていて、入社してみて噂通り働きやすい会社だと実感しました。
育児休暇中の給与は100%支給されたり、認可外保育園に入園した場合は認可保育園との差額分を補助してくれたりと、社員の子育てを会社で応援してくれます。
男性の育児休暇取得も当たり前で、男性マネージャーが2か月間の育児休暇を取ることもあります。
柔軟な働き方を推進しているメルカリではフレックスタイム制を導入しているので個人のライフスタイルに合わせて働き方を自由に調整することができます。
具体的には、子供のいる女性社員の場合、午前中は家で仕事をし、コアタイムは出社、早めに子供のお迎えに行って続きは家でするといった働き方をすることも可能です。
しかし、特に事情が無ければ基本的には顔と顔を合わせて仕事をすることが大切だと考えられており、原則出社することが求められます。
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「オープンで自由」?メルカリ社の社風とは
メルカリの社風を一言でいうと、「オープンで自由」
例えばメルカリでは、社内の情報共有ツールとしてSlackを使っていますが、Slackでの個人間のDM(ダイレクトメッセージ)は原則禁止です。
個人同士のやりとりであってもオープンにして、関係者全員が状況を把握できるようにしています。
このようにDMを禁止にし、Slackを基本オープンにしている理由は情報を自ら取りに行く人材になってほしい、この情報は自分にとって必要か、不要かという判断を自らできるようになってほしいという意図があるからです。
また、メルカリは社会人として適切な判断を自分でしてほしいという経営陣の想いからルールを作らないことを大事にしています。
例えばチームビルディングとして会食をした場合、会社が飲食代を全額負担しますが、この時金額の上限はありません。
メルカリは社員が社会人として適切な金額を設定するモラルある人間であることを期待しているのです。
部活でプライベートも充実
また他にもメルカリでは個人で自由に部活を立ち上げることができます。
5人以上集まれば部活として成立し、会社から部費をもらうことができます。
部活の内容は自由なので、マニアックな部活もあります。
例えばサウナ好きでサウナに行く「サウナ部」やフルーツ好きが全国から旬のフルーツを取り寄せてシェアする「フルーツ部」などです。
こういった制度でプライベートが充実することにより、社員は仕事に真剣に向き合うことでき、最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。
このようにオープンで自由な社風だからこそ、多種多様な人材が集まっています。
国籍・性別・出身会社(過去に所属していた会社)に関係なく、メルカリのカルチャーにフィットした人が入社しているのです。
メルカリはスピード重視!上司に承認をもらってから…は推奨されない
メルカリの現場で求められるのは、「意思決定のスピード」です。
常に新しいサービスや事業を生み出している企業のため、その成長に伴って戦略や方針は常に変化していきます。
特に、2019年2月からメルペイという新しいサービスを開始し、キャッシュレス業界にも参入しました。
キャッシュレス業界は競合が多く、他社の動向を追いながら戦略を立てています。
毎週1回は必ず経営陣からの戦略・方針が全社員に共有され、現場はその方針に基づき業務に落とし込みます。
スピードを重視しているからこそ、メルカリでは現場のメンバーが意思決定することも少なくありません。
上司に承認をもらって動くということは推奨されていないのです。
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メルカリ社で活躍できる人材とは
メルカリで活躍しているのは、下記のような人物です。
- オープンに情報を発信できる
- 自分で意思決定できる
- 失敗を恐れずにチャレンジできる
フラットな組織を目指しているため勤続年数や年齢を始めとした立場に関係なく自分の考えや意思を伝えることができます。
したがって、年功序列を重視していたり、忖度したりする人はカルチャーマッチが難しく、入社してからも苦労するでしょう。
また、メルカリは成長期の企業であるため、当然未成熟な部分もたくさんあります。
私は大企業からメルカリに転職しているので、大企業では当たり前なことが出来ていないことに驚きました。
各所のオペレーションも煩雑なところがあり、想定以上に労力がかかることがあるのです。
例えば、メルカリでは全員が自由に書き込める「wiki」というマニュアルのようなものがあるのですが、wikiに書いてあることが不十分であったり、更新されていなかったりして正しい情報を得るのが難しいこともあります。
また、常に社内のオペレーションやシステムが変更されるので、自分で情報を手に入れていかないとついていけない大変さもありました。
しかし、メルカリで活躍している社員は、このような未成熟な部分も楽しんでいる人が多いです。
課題がたくさんあるからこそ、解決するための施策を考えることができるとポジティブに捉えてやりがいを感じながら働いているのです。
メルカリの社風は、オープンであり自由!
メルカリの社員は自由な環境でさまざまなサポート制度を利用することで常に最高のパフォーマンスを発揮するよう求められています。
それゆえに仕事にはスピード感があり社員の意見も通りやすい風通しの良い環境です。
会社としてはまだまだ成長期で未熟なところも多いですが、それも含めて楽しめて、尚且つ新たなことに臆せず飛び込めるチャレンジ精神をもった方がメルカリの「オープンであり自由」という社風に向いているでしょう。
メルカリへ転職するには
メルカリへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
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