2023.02.22

メルカリ

メルカリの平均年収は968万円!ボーナスや昇給システムを徹底解説

「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションに、フリマアプリ「メルカリ」を展開する株式会社メルカリ。
アプリダウンロード数は、日本とアメリカで1億件を突破し、話題になりました。2019年2月にはメルカリの売上金を店舗でも利用できる「メルペイ」のサービスも始まり、さらにメルカリの経済圏を広げています。

本記事では急成長中の株式会社メルカリで働く社員の年収や昇給事情を解説します。

 

メルカリの平均年収は968.3万円

メルカリ社員はどれくらいの年収をもらっているのでしょうか。
最新の有価証券報告書(2022年6月期)によると、968.3万円となっており、前年から48.2万円アップしています。

2021年度 2022年度
平均年収 920.1万円 968.3万円
平均年齢 33.5歳 34.6歳
平均勤続年数 2.9年 2.9年
従業員数 1, 060人 1,232人

 

職種別ではエンジニアの平均年収が高い

メルカリ社員の約90%は経験者(中途)採用で入社しています。
そのため職種や個人のスキル・能力によって実際の年収はさまざまです。

転職者アンケート情報によると、メルカリ社員の職種別年収は以下の通りです。

職種 平均年収 回答者数
エンジニア・SE 919万円 12人
コーポレート 874万円 5人
CS 615万円 5人

メルカリは業界内でも最先端の技術レベルを求めているため、高いスキルを持ったエンジニアが集まっています。
そのためエンジニアの年収は他の職種と比較して高くなっています。

 

メルカリ転職者の年収実例、30代半ばで年収1000万超も

独自の年収システム(詳しくは後述)を採用しているメルカリには、年収レンジというものがありません。年収の上限も設定されておらず、スキルに応じて支払われます。

ではメルカリ転職者は、入社後にどれくらいの年収をもらっているのでしょうか。ここではメルカリ転職者3名の前職と年収実績をご紹介します。

年齢 前職 メルカリでの職種 メルカリでの年収
28歳 リクルート マーケティング 700万円
35歳 リブセンス アナリスト 1,100万円
36歳 楽天 プロジェクトマネージャー 1,200万円

あくまで一例ではありますが、スキルによっては30代半ばで年収1,000万を超えていることがわかります。

 

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メルカリと競合企業の年収比較

メルカリの年収は競合他社と比べて高いのでしょうか?ここではメルカリの採用競合になりうる日系企業で、ITサービスを運営する上場4社で平均年収を比較しました。

順位 社名 平均年収 平均年齢
1位 メルカリ 968万円 34.6歳
2位 リクルート 950万円 38.7歳
3位 DeNA 821万円 36.1歳
4位 楽天 774万円 34.3歳

結果は1位がメルカリとなりました。
ご覧の通り、上場4社で比較するとメルカリの年収がいかに高いかがわかります。

 

メルカリの昇給システムは実力主義

ここまでメルカリの平均年収について、その概要を解説しました。
ではメルカリに入社後はどのように昇給していくのでしょうか。
ここからはメルカリ独自の昇給システムを解説します。

 

絶対評価で昇給額は上限なし

メルカリの昇給システムは、完全実力主義です。
ほとんどの日本企業では相対評価が採用されていますが、
メルカリは個人のパフォーマンスに基づいた絶対評価を採用している、というのも特徴の一つです。

さらに「無制限昇給制」をとっており、昇給の幅に上限がありません。

つまり、パフォーマンスさえ良ければ、前年度から数百万円昇給することも可能です。

一方で、前年度と同様のパフォーマンスならば昇給はゼロというシビアな側面もあります。

 

360度評価とキャリブレーション

では昇給を左右する評価は、どのように行われているのでしょうか。

メルカリでは評価の信頼性・妥当性を保つため、マネージャー以外のメンバーからのフィードバックを受ける360度評価制度を活用しています。

また実際に社員一人ひとりを評価する際は、「キャリブレーション」という仕組みを導入しています。これは各部門のマネージャー陣が集まって、全員で自部門の社員一人ひとりの評価を決める仕組みです。

このように360度で現場の評価を吸い上げ、マネージャーが最終的な評価を決定するシステムになっています。

 

年収テーブルがなく、ボーナスもない

独自の年収システムを構築しているメルカリですが、そもそも年収テーブルがないという特徴があります。ほとんどの企業で設定されている年齢や年次、スキルレベルに応じた「年収レンジ」というものが存在しないのです

新卒採用でも初任給は決まっておらず、個人の実力次第では新卒入社で年収800万円からスタートすることもあります。内定期間中のパフォーマンスがよければ、入社までに昇給が可能なのです。

このように評価によっては大きく年収をアップさせることができるため、ボーナスというものはありません。

 

メルカリ独自のインセンティブ制度”RSU”

メルカリには前述の通りボーナスがありませんが、その分独自のインセンティブ制度が用意されています。それが2018年12月に導入された、RSU=譲渡制限株式ユニット(事後交付型譲渡制限付株式)です。

この制度は社員に株式の権利を付与するインセンティブ制度で、条件(権利確定までの一定期間勤務)を満たすと株式が自分のものになるというものです。

一般的なインセンティブ制度は、過去の成果に対して支給されます。しかしメルカリのこのインセンティブ制度は、未来に対する成果を期待して支給するものです。これは日本で初めて導入された制度です。

 

メルカリで年収がアップしやすい人材

ここまでメルカリの年収システムについてお伝えしましたが、実際にメルカリで評価され、さらなる年収アップを実現するのはどのような人材なのでしょうか。

 

一番の評価ポイントはバリューの体現

メルカリで評価される一番のポイントはバリューの体現です。

メルカリのバリューは以下の3つです。

  • Go Bold-大胆にやろう
  • All for One-全ては成功のために
  • Be a Pro-プロフェッショナルであれ

このバリューに基づいてパフォーマンスを発揮できたかが、評価のポイントとなります。

メルカリはまだまだ成長フェーズの会社のため、未完成な部分もたくさんあり、日々急速なスピードで意思決定がされていきます。そのため何事にも躊躇せず、前例に捉われない大胆さが求められます。

またフリマアプリという、これまでにないサービスを展開しています。新しい分野の開拓者だからこそ、規制や法律の壁にぶつかったり、常に高いセキュリティレベルを維持したりと日々たくさんの問題と向き合う必要があります。

そのため、一人ひとりにプロとしての専門性が求められます。そして一人よがりではなく、チームのメンバー、ひいては組織全体を巻き込みながら全員で成長していくカルチャーです。

したがってメルカリで評価され、年収アップを実現できるのは以下のような要素を持ち合わせた人材と言えるでしょう。

  • 何事にも物おじしない大胆さ
  • プロとしての専門性
  • 人を巻き込む力

 

メルカリ入社後の年収アップ実例

メルカリでバリューを体現した社員は、絶対評価によって年収が無制限に上がります。

では具体的にどのような仕事をすると、どれくらい年収がアップするのでしょうか。メルカリ社員に行った取材によると、入社して間もないコーポレート部門の社員の実例が語られました。

この社員は新しい人財育成プログラムを企画・開発し、3か月で体系化しました。その結果、Go Bold(大胆にやろう)にあたる評価され、入社時の年俸から120万円昇給しました。

一方で新しい取り組みをすることなく、スピード感のない働き方をしていると何年経っても昇給はありません。

メルカリでは、失敗が責められることはありません。ですから失敗によって減給になることは、まずありません。むしろ挑戦するからこそ失敗が生まれるのであり、その失敗をどう次に生かすかを大事にしています。失敗を恐れず挑戦する人材が評価され、そんな人材が年収をあげていくカルチャーです。

 

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年収以外にも…メルカリの手厚い福利厚生


ここまでメルカリの年収について詳しく解説しましたが、年収以外の待遇面で気になるのが福利厚生ではないでしょうか。
ここではメルカリが用意している特徴的な福利厚生をご紹介します。

 

チームビルディングのサポート

メルカリでは個人の能力を発揮し、強いチームになるためにチームビルディングの支援として、ランチ会や懇親会の費用を会社が全額支給しています。上限金額や回数制限もありません。

同じチームのメンバー以外でも、一緒に働くメンバーであれば2名以上でチームビルディングとして認められます。

 

メンターランチ制度

メルカリにはメンター制度があります。一日でも早く会社に慣れてもらうために、新卒・中途で採用された社員には必ずメンターがつきます。

メンターは、他の部署と交流できるようにランチ会を設定します。メンターランチは新入社員一人につき5回開催されますが、費用は全額会社から支給されます。

 

ドリンクサービス

メルカリ社内に設置された自動販売機はすべて無料で利用できます。

また、メルカリのグループ会社であるメルペイのオフィスにはグループ社員専用のカフェもあります。プロのバリスタが入れる本格的なコーヒーを150円で飲むことができます。

 

メルカリの年収は実力主義の絶対評価制だった!

メルカリの年収システムは、完全実力主義の年俸制です。パフォーマンスの高い社員が適正に評価されるべきという考えのもと、絶対評価で社員一人ひとりの年収が決まります。

昇給の際に大事にされているのが、バリューの体現です。メルカリが掲げる3つのバリュー【Go Bold-大胆にやろう】【All for One-全ては成功のために】【Be aPro-プロフェッショナルであれ】を体現できる人材が活躍し、求められています。

また株式を譲渡するインセンティブ制度によって、社員全員が企業の価値を上げることを意識し、さらなる成長を目指しています。

 

メルカリへ転職するには

メルカリへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

メルカリの志望度が高い方は是非、エージェントマッチングサービスの【エージェントファインダー】にご登録ください。メルカリへ豊富な内定実績を持つ転職エージェントをご紹介させていただきます。

 

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