ソフトバンクの元法人営業が語る!ソフトバンクの営業へ転職するには?魅力やキャリアパスの詳細を解説します

今や世界的にも知られ、国内有数の有名企業となったソフトバンク。
創業者の孫正義氏のカリスマ性はさることながら、その売上を支えているのは全国で活躍する営業社員です。
今回は、そんなソフトバンクで法人営業を務めていた方へ転職Picks編集部がインタビュー。
お聞きした内容をもとに、仕事内容や評価の仕組み、求められる人物像などを解説します。

ソフトバンクへの転職におすすめのサービスもご紹介しているので、参考にしてみてください。

※今回お聞きしたのは、ソフトバンクの法人営業(B to B)のお話です。一般消費者(B to C)の営業とは査定の仕組み、仕事内容が全く異なるのでご注意ください。

 

ソフトバンクの営業の仕事内容

ソフトバンクに中途で入社した場合、現在在籍している社員から既存クライアントを引き継ぎ、そこから取引する事業部を広げていくところから始まります。

ソフトバンクの企業規模では、すでに国内のほとんどの企業と何らかの取引があり、新規獲得の難易度は高くなっています。

また、クライアントの規模はさまざまで、年商50億からそれ以上(上限がない)と非常に幅があります。

規模の大きなクライアントに対しては、チーム体制で対応していくこともありますが、基本的には営業1人が窓口となって1クライアントを対応します。

1人が抱えるクライアントの数は30~50社で、日々担当企業へアポイントを取って訪問し、ニーズをヒアリングし、クライアントにとって必要な商品を提案することが主な業務です。

 

事業部によって売るものは変わる?

ソフトバンクの営業は、部門や事業部は関係なくさまざまな商材を取り扱っています。
そのため、配属される部署に関係なく、クライアントにとって最適なものを自分で考えて売ることができます。

商材の具体的な内容としては大きく3つに分かれます。

  • 固定電話やネットワークなどの「固定通信」
  • iPhoneやiPadなどの「モバイル」
  • ロボット、AI、RPA、セキュリティ、デジタルマーケティング、クラウド、IoTなどの「ソリューション」

このようにソフトバンクは、有形、無形問わずさまざまな商品を提供しています。

 

ソフトバンクでものを売る難しさを感じる時

最近では「AI」や「IoT」などといったソリューションを売る機会が増えてきました。

しかし、国内での導入事例が非常に少ない商品です。
導入実績やこれまでの事例があれば売りやすいですが、説明するのが難しいうえ、「これから使ってみてどうなっていくか分からないもの」を売るのは特に難しく感じられるそうです。

しかし、このように専門知識が必要なものや難しい解説が必要なものは、エンジニアなど他の職種のスペシャリストにクライアントへのアポイントに同席してもらうこともできます。

一つひとつの商材についてじっくり勉強していると、勉強している間にまたその商品の最新版が完成してしまうような、非常にスピーディーな商品開発が進められる業界です。

その中で営業は新しい商品の機能や特徴をすぐに把握したり、スペシャリストの力を借りたりするなど、柔軟に対応していくスキルが求められます

 

ノルマに対してどれくらい厳しく見られる?

ソフトバンクでは、たとえ会社から与えられた数字を達成できなくても、それを咎めたり、厳しく追及するようなことはあまりありません。
ただし社内での評価や昇給には当然営業成績が大きく影響します。

自身のキャリアアップや年収アップを考えると、自分の売上目標をしっかり達成できるよう、日々の勉強やクライアントのフォローなどをすることが必要

 

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ソフトバンクの営業の1日の流れ

ここまでで、ソフトバンクの営業職の仕事内容について詳しく解説しました。
ここからは実際の働き方についてイメージできるような内容をお伝えします。

まずは、営業の1日の仕事の流れをご紹介します。

 

  • 9:00 出社 メールの確認、提案資料の作成、アポ取り、訪問(1日2~3件)
  • 12:00~13:00 昼食
  • 13:00~17:45 クライアント先へ訪問
  • 17:45 帰宅

17:45分以降残業する場合、1分単位で残業代が発生します。
繁忙期もありますが、基本的に19:00頃にはほとんどの社員が帰宅しています。

 

中途入社後の流れ

中途は即戦力として入社するので、研修は1週間程度と短めです。
研修が終わると先輩社員の営業に同行し、ソフトバンクでの営業の仕方について学びつつ、既存クライアントを引き継ぎます。

部署にもよりますが、だいたい2カ月程度で独り立ちとなります。

 

営業の勤務地・転勤について

ソフトバンクの法人営業は、拠点がある地域であれば転勤になる可能性があります
(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡 など)

10年間東京から動いたことの無い人もいれば、数年で転勤になる人もいます。
基本的に転勤の辞令があれば断ることはできません。

海外(アメリカ・イギリス・中国・韓国・シンガポール・インドなど)への転勤は自分から希望を出さない限りありません

また、勤務地はソフトバンク100%子会社のWeworkです。

原則的に出社することに決まっていますが、育児のため時短勤務をしている女性社員は、リモートワークも許可されています。

女性の産休・育休には協力的なソフトバンクですが、制度はあるものの男性で取得している人はほとんど見かけません。

また、営業は全体の3割程度しか女性社員がおらず、妊娠・出産を経てもソフトバンクで働いている人は、もう少し時間の融通を利かせやすい部署に異動することも多いです。

 

ソフトバンクの営業の評価制度について

昇給のタイミングは年に1度あります。
ソフトバンクはミッショングレード制を採用しており、レベル1~6のいずれかの年収レンジで基本給が決まります。

営業はクオーター毎に会社から目標数字を与えられますが、目標数字の達成難易度は高く、目標を達成した上でさらに120%の成果を求められるため、2年連続で昇給する(レベルが上がる)ケースはほとんどありません。

しかしながら、クオーター毎に目標を達成できた場合には半年に1度支給される賞与に反映されることもあります。
賞与の金額は評価制度(貢献度評価)と呼ばれる会社への貢献度で決まり、11段階に分かれるレベルに合わせて賞与の額も決定します。

 

「プロセス」への評価

また、ソフトバンクではもちろん成果を求められますが、これまで取引のなかった業界に新しく足掛かりを作ることができた場合、それが契約までこぎつけていなかったとしても非常に評価されるケースもあります。

このように0か100かだけではなく、プロセスを評価してもらえる側面があるのは大きな魅力と言えるでしょう。

 

ソフトバンク営業の魅力


ソフトバンクで営業をやることの魅力は、自社で多岐に渡る商材を抱えているため、それらを組合せながらクライアントにとって最適な提案をすることができる点です。

ボーダフォンを子会社化し通信事業で名を馳せるようになるなど、ソフトバンクはM&Aで新規事業を推し進めていくイメージがあるのではないでしょうか。

現在でも新たな分野に投資を行い、商材を広げています。

例えば2016年にはイギリスの半導体設計会社であるARMを買収。
すでにスマートフォンには100%組み込まれているARMのチップ技術ですが、これからAI関連機能の開発にもリソースを割くようです。

これにより、自動運転化やスマートセンサーなどのIoTテクノロジーを駆使したソリューションを提供できるようになっています。

 

幅広い提案ができるのもソフトバンクならでは

このように、莫大な資金力を武器に積極的にM&Aを行い、あらゆる商材を自社で扱えるようになっているため、ソフトバンクの営業としてできる提案は非常に幅広くなっています。

激しく変化する業界のなか、どんどん進化し商材を広げていくソフトバンクでソリューション営業ができる点は、この仕事の魅力と言えます。

また、そうした世界でも最先端の技術を扱うことから、世界のグローバルリーダーと繋がれることもソフトバンクで営業をする魅力のひとつでしょう。
常にアップデートが必要な仕事ですが、それだけ得られるものも多い仕事です。

 

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ソフトバンクではどんな人材が活躍できる?

実際に、ソフトバンクで評価されている人に共通して言えるのは「発想力が豊かで、柔軟性のある人材」です。

変化が激しい業界で新しく扱う商材も次々に増えていく中、これまでなかったような商品やサービスの組み合わせを考えたり、クライアントのニーズを聞いて斬新なアイディアを提案できる、といったことができる人は重宝されます。

 

ソフトバンクの法人営業のキャリアパス

順調に成果を上げて年収が上がっていくと、(年収レンジで言うレベル4以上)管理職になっていかないとそれ以上の年収を目指すのが難しくなっていきます。

そのまま、営業職として管理職を目指す社員もいれば、以下の制度を使って新規事業や別の職種にチャレンジする社員もいます。

ジョブポスティング(社内公募制度)
新規事業や新会社の立ち上げの際にメンバーを公募する制度。
社員の自己成長や自己実現の機会を提供し、誰もがチャレンジできる環境を提供している。

フリーエージェント(社内公募制度)
“意欲ある社員が自らキャリアアップにチャレンジできる”制度。
自ら希望する部門やグループ会社に手を挙げ、異動が実現できる仕組み。

 

人気移動先の「DX本部」

現在、社内でも特に異動先として人気があるのが「デジタルトランスフォーメーション本部」(DX本部)で、“社会の問題解決に向けた専門組織”と謳っている、デジタル領域の新規事業推進部隊です。

ソフトバンクの精鋭部隊を集め新設され、2019年現在ではすでに35件の案件が進行中しています。

通信事業から非通信の新規事業にシフトしていくソフトバンクを牽引するDX本部。今後、ソフトバンク社内で人気の異動先となりそうです。

 

ソフトバンクの営業はブランド力と商品数で様々な提案ができる!

日本でも有数のIT企業となったソフトバンク。

その中でも法人営業は、そのブランド力とともに圧倒的な商品数やサービス数でクライアントに対して様々な提案をすることができます。
これまで携わったことの無いようなスケールの大きな事業に携わりたい、今後のインフラを担うAIやIoTに興味があるという方は、次の転職先としてソフトバンクを検討してみてはいかがでしょうか?

 

ソフトバンクへ転職するには

ソフトバンクへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

ソフトバンクの志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。ソフトバンクへ豊富な内定実績を持つヘッドハンター藤並氏をはじめとする転職エージェントをご紹介させていただきます。

 

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