博報堂グループがマーケティングDXを推進する新組織HAKUHODO DX_UNITEDの設立と、それに伴う大型採用を発表したことは前回の記事でも書いた通りです。
年間100名規模の採用の中でもボリュームゾーンとなるのが、博報堂デジタルイニシアティブが募集するアカウントプランナーとメディアコンサルタントという職種です。 本記事ではこの2職種と、博報堂デジタルイニシアティブについて知っておくべき基礎的な情報をまとめました。 |
目次
博報堂デジタルイニシアティブとは
2021年度博報堂グループが行う大型採用は、HAKUHODO DX_UNITEDという横串の戦略組織が主体となります。
HAKUHODO DX_UNITEDは、
- 博報堂
- 博報堂DYメディアパートナーズ
- DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)
の3社による横断組織で、この横断組織が大型採用をするという位置づけになります。
HAKUHODO DX_UNITEDが行う大型採用の中でも特に募集人数が大きいボリュームゾーンが、博報堂デジタルイニシアティブという会社が募集しているアカウントプランナーとメディアコンサルタントという職種です。
そこでまずはじめに、この博報堂デジタルイニシアティブという会社について説明します。
博報堂デジタルイニシアティブの位置づけ
博報堂デジタルイニシアティブはその名の通り、博報堂グループの中でもデジタル領域での成長のイニシアティブをとる存在です。
中の人材はHAKUHODO DX_UNITEDでもお馴染みの3社(博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ・DAC)から集まっています。
3社が担う役割は以下の通りです。
これら3社が三位一体となって領域の競争力を作っていくという形で組織運営がなされています。
博報堂が対面する内資、外資問わずスケーラブルなクライアントの課題解決のため、高度な専門性が求められます。
著しい成長を遂げる博報堂デジタルイニシアティブ
博報堂デジタルイニシアティブは現在、ネット広告領域でサイバーエージェントに次ぐ規模にまで成長しています。
博報堂グループのDAC(デジタルアドバタイジングコンソーシアム)の売り上げの66%を博報堂デジタルイニシアティブが占めています。
2015年度の売り上げ成長率ではサイバーエージェントを抑えてDACが1位となっています。
ここ5年間で大きく売り上げを伸ばしており、成熟期にある博報堂と比べると競争力や成長性は実感しやすいマーケット状況です。
博報堂デジタルイニシアティブの立ち位置
博報堂デジタルイニシアティブはどのようにクライアントに向き合っているのでしょうか。
まず、ブランドエージェンシーとして博報堂・大広・読広がクライアントとのフロントラインに立ちます。
その中で、博報堂デジタルイニシアティブはデジタルメディア領域のプロデュースを統括しています。
博報堂のプランナーと一緒にクライアントに向かい、コミュニケーションをとります。
メディアサイド(GAFA)やプラットフォーマー(LINE、アマゾン)各社との折衝も行います。
統合メディアのプロデュースは博報堂DYメディアパートナーズが担当し、マスメディアのプランニングやバイイングに当たります。
博報堂・博報堂DYメディアパートナーズと三位一体となってクライアントの課題解決に当たります。
博報堂グループへの内定率TOPクラス Nさん
株式会社———
コンサルタント/スペシャリスト
①マーケターのキャリアパターンを熟知し、ベストなポジションを提案
②博報堂の人事・現場責任者との豊富な人脈
③選考内容・過去問をベースにした面接対策
>>>博報堂グループへの内定率TOPクラスのキャリアコンサルタントに相談を希望する
博報堂デジタルイニシアティブの組織体制
博報堂デジタルイニシアティブは2つの本部制となっています。在籍人数と女性比率は以下の通りです。
役割 | 人数 | 女性比率 | |
全社 | – | 372名 | 45% |
ビジネスデザイン本部 | 営業 | 231名 | 37% |
パフォーマンスデザイン本部 | 運用 | 141名 | 58% |
ビジネスデザイン本部
ビジネスデザイン本部は営業としてのフロント機能を担う部署です。
デジタルマーケティング領域でのフロント対応とディレクション機能を持ちます。
博報堂の組織と連動した形で営業局が存在しています。
パフォーマンスデザイン本部
パフォーマンスデザイン本部はデジタルマーケティングの運用コンサルティング機能を担います。
プラットフォームコンサルティングをメインとして行います。
SEMやSNSといった専門領域ごとの横断組織になっています。
博報堂デジタルイニシアティブが求める人物
今回の募集は、ビジネスデザイン本部とパフォーマンスデザイン本部の二つの本部で行われています。
ビジネスデザイン本部での募集
ビジネスデザイン本部で募集しているのはデジタルアカウントディレクターです。
フロントでクライアントのデジタルメディア戦略設計、プランニングと提案、実行(入稿やレポーティングを含む)までの全体をプロデュースする役割を担います。
パフォーマンスデザイン本部での募集
パフォーマンスデザイン本部で募集しているのはパフォーマンスメディアコンサルタントです。
運用型広告を中心としたパフォーマンスメディアの専門的な知見を駆使してメディアコンサルティングを担う役割です。
具体的には分析や運用調整、施策立案、媒体調整、レポーティングを行います。
デジタルアカウントディレクターとパフォーマンスメディアコンサルタントの働き方
デジタルアカウントディレクターとパーフォマンスメディアコンサルタントは対になって働きます。
デジタルアカウントディレクターがディレクションを行い、パーフォマンスメディアコンサルタントはその横で専門領域のコンサルティングを行い、業務のクオリティーを上げて対応力の幅を持たせています。
デジタルアカウントディレクターはフロント(クライアント)より、パーフォマンスメディアコンサルタントはメディアよりの立ち位置です。
求める人物像
両ポジションに共通した求める人物像、MUSTで必要な経験
- デジタル専業代理店でのデジタル広告の営業経験、またはコンサルタント経験
- 総合広告代理店でのデジタル広告担当の営業経験、またはコンサルタント経験
- デジタル広告関連会社での業務経験
- 事業会社でのデジタル広告担当経験
- 総合代理店での営業経験
MUSTで必要なスキル・姿勢
- ワード・エクセル・パワーポイントを活用した書類作成スキル
- クライアントのニーズやマーケティング課題に向き合い、解決しようとする姿勢
- 新しいデジタルテクノロジーに関心を持ち、意欲を持って学び続ける姿勢
WANT条件(あると望ましいとされる経験)
- ダイレクト案件のショートサイクルPDCA運用経験
- クリエイティブPDCA、制作ディレクションなどの経験
- 総合コンペプレゼンの提案書作成経験
スキル・姿勢面でのWANT条件
- デジタル広告に関する幅広い知識・提案・実施経験
- 特定の領域での深い経験(エキスパート)・特定のメディア(SEM,SNSなど)に特化した運用、コンサルティング経験
- クライアントのフロント窓口としてクライアントの課題を把握、提案、報告が行えるコミュニケーション力
- データ分析、課題抽出能力(エクセルでの関数使用、マクロ作成、データ解析)
- プレゼンテーション能力、企画書作成能力
- 社内外のスタッフをディレクションし提案、運用を遂行できる能力
- 今後のキャリアとしてテレビを含むトータルコミュニケーションへの興味
想定ターゲット
- 専業代理店系:CA/オプト/セプテーニ/電通デジタル
- 総合代理店系:電通/ADK
- その他:事業マーケ担当/プラットフォーマー(Yahoo/Google/facebook)デジタルソリューション会社
博報堂グループへの内定率TOPクラス Nさん
株式会社———
コンサルタント/スペシャリスト
①マーケターのキャリアパターンを熟知し、ベストなポジションを提案
②博報堂の人事・現場責任者との豊富な人脈
③選考内容・過去問をベースにした面接対策
>>>博報堂グループへの内定率TOPクラスのキャリアコンサルタントに相談を希望する
博報堂デジタルイニシアティブで働く魅力
博報堂社員との協業
何と言っても博報堂社員との日常的な協業、博報堂グループ横断のトッププレイヤーとの協業は大きな魅力です。
競合プレゼン時にこういったスタッフとチームを組み協業する経験は、デジタル領域に止まらない視野をもたらす新たな成長機会に繋がるでしょう。
様々なキャリアの可能性
2020年度より、博報堂・博報堂DYメディアパートナーズへの転籍が制度化されました。
博報堂グループ内でのキャリアパスも大きく拡大しています。
博報堂デジタルイニシアティブに入社後も、希望に応じて博報堂グループ内での転籍が可能です。
手厚い研修制度
入社後最大3ヶ月の基礎研修、全部で45に及ぶ講座を用意されています。
トレーニング推進をする専門組織が存在し、オンラインでの研修も充実しています。
博報堂デジタルイニシアティブは大企業が持つダイナミズムと、デジタル系ベンチャーが持つ変革・適応能力がかけ合わさったハイブリッド組織です。
時代に適応しながらダイナミックな仕事をしたい人には魅力的な職場と言えるでしょう。
博報堂グループに転職するには
博報堂グループへの転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、博報堂グループへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。