「GU(ジーユー)」や「UNIQLO(ユニクロ)」といった、アパレル界でも知名度の高いトップブランドを事業にもつ、ファーストリテイリンググループ。売上収益は2兆円を超え、日本に留まらず世界での店舗進出も果たすなど、その成長スピードはとどまるところを知りません。
そんなファーストリテイリンググループの採用には「新卒本社採用」「新卒店舗採用」「中途採用(本社)」「中途採用(店舗)」の4種類があり、それぞれ選考フローや面接の内容などが異なります。 今回は「店舗採用(中途)」に焦点を当て、同社に在籍していた筆者自身の体験とともに選考にまつわる詳細を解説します。 |
目次
ファーストリテイリングが求める人材と、面接突破のポイント
ファーストリテイリングのステートメントは「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」です。
そのため、お客様満足度を常に追求し、何ができるかを考え、行動できる人材が求められています。
福利厚生の充実や先輩による手厚い指導などが徹底されているため、真面目でコツコツと努力できる人たちが多く集まり、未経験者であっても比較的働きやすい職場と言えるでしょう。
また、評価基準が明確になっていることから、売上につながる努力を積み重ねることができる人材は会社から評価されますし、それに伴い年収も上がっていくシステムです。
そのため、「成果をしっかり出したい」「実力を試してみたい」という意欲のある人には適していると言えるでしょう。
これは筆者自身の経験で感じた面接突破のポイントですが、まずは人が好きであることや、接客という仕事にやりがいを持って働けることが大前提となります。
その上で、お客様に満足していただくために自分が何をできるのかを具体的にあげることができたり、自分の将来のビジョンを主張できることが必要です。
ファーストリテイリングの中途採用、面接の流れ
ファーストリテイリング中途採用(店舗)の選考フローは以下の通りです。
- 1.公式HPよりネットでプレエントリー登録を行う
- 2.職務経歴書と履歴書を提出した時点で、本エントリーが完了
- 3.書類選考通過者には、Webでの適性検査と、説明選考会(面接)が実施される
- 4.面接(複数回)
- 5.内定
- 6.入社
筆者が在籍していた時は説明選考会の会場はそれぞれ2つあり、店舗で直接行う店舗選考と、エリアごとに開催される説明会場でのエリア選考となっていました。
店舗選考の場合は、応募者が自らどの店舗で面接を受けるのか決めることができるため、実際に働くことを想定した上で店舗を選ぶとよいでしょう。
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ファーストリテイリングの面接でよく聞かれる質問
ファーストリテイリングの面接は、各店舗の責任者や店長、店長候補などが行います。所要時間は1時間程度です。
服装はスーツである必要はありませんが、スウェットなどのラフすぎる服装はNGです。
筆者はユニクロで購入したスラックスと白いTシャツに、黒のジャケットを着て面接に望みました。
面接の雰囲気については、候補者は「ファーストリテイリングにきてくれたお客様」と同じように扱われるため、丁寧で、比較的和やかに行われることが多いです。
ファーストリテイリングでは、社員はお客様の前で笑顔でいることを教育しています。
ゆえに、面接でも笑顔のほうが受かりやすいと思います。
相手がどんな面接官であっても笑顔を絶やさず、柔軟に対応できるよう務めましょう。
質問内容は、主に
- どうしてファーストリテイリングを選んだのか
- (店舗の場合は)どうしてこの店舗を選んだのか
- なぜ自分がその道を選んだのか
という部分にフォーカスするものです。
また、
- これからどうしたいのか
- どういう未来を歩んでいきたいのか
というビジョンに対して質問をされることもあります。
その場合は、先述したように企業理念についての見解や共感できる部分、お客様視点に立って物事を考える能力があるかどうかなどを積極的にアピールしていくことが大切です。
筆者の場合は前職が販売職だったこともあり、日頃からお客様に接客する際、どのような点をヒアリングしていたのか、お客様対応時にはどういう点に気をつけていたのかなど、自分の体験談を用いて自己アピールを行いました。
ファーストリテイリング の面接に向けて準備すべきこと
ファーストリテイリングの面接では、志望動機をしっかり聞かれる場合があります。そのため、志望する理由や自分の生い立ち、今後希望するキャリアプランについても説明できるようにしておくとよいでしょう。
また、ファーストリテイリングに対する企業研究や、競合調査なども同時に行うことが重要です。中でもファーストリテイリングは「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念を大切にしている会社です。
この理念はしっかり暗記しておき、どのように共感しているかを答えられるようにしておくと良いでしょう。
逆に、ファーストリテイリングの理念に共感できない人や、お客様と話すことや接客が苦手などの話はNGです。
受け答えについても、質問に対して黙り込んでしまったり、長い間考え込んでしまうよりも、「その質問に関しては今は答えにくいですが、自分なりの正解を見つけたいと思います。」など、ハキハキと自分の主張を伝えられたほうがよいでしょう。
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ファーストリテイリングの採用面接は「共感性」と「キャリアプラン」が重要
ファーストリテイリンググループは、ただ利益を求めるという考え方ではなく、「お客様満足に貢献できた結果」が売上に反映されているという方針をもっています。
そのため、お客様満足を第一に考えることができ、ファーストリテイリングの理念に共感できること、またそれに伴い自分が会社でどのように成長していきたいのか、というその先のキャリアプランについての考え方を持てる人材は、採用面接でも受かりやすいと言えるでしょう。
この記事のまとめ
☑お客様満足度を常に追求し、何ができるかを考え、行動できる人材が求められている
☑中途採用のフローは全部で6段階
☑ファーストリテイリングは「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念を大切にしている
ファーストリテイリングへ転職するには
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