日本を代表する飲料メーカーのサントリーホールディングスは中途採用において求める水準が高く、最難関の1社です。そんな同社においてトップクラスの内定率を誇るのが、sincereed株式会社の取締役副社長、藤井氏です。ここ数年間でサントリーのDXポジションに入社した方の多くがsincereed経由という圧倒的な実績を誇っています。
この実績の背景にはどのような転職サポートがあるのでしょうか。藤井氏にサントリーが求める人物像や選考突破の秘訣、内定を得やすい方の特徴について話を聞きました。サントリーへの転職を考えている方は必見です。 |
藤井 俊介 氏
sincereed株式会社 取締役副社長
1982年生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業。2005年メガバンクに新卒入社、その後2006年に株式会社リクルートキャリア(現リクルート)に入社。IT・インターネット領域の法人営業/営業マネジャー、営業領域・IT領域のキャリアアドバイザー組織のマネジャー/部長、東海エリアの部長・地方エリアの部長を歴任。2021年にsincereed株式会社を共同創業。
目次
サントリーは中途採用の難易度が極めて高い!その理由は?
–サントリーが一部の職種で中途を積極採用しているようですね。
サントリー様はDX推進のため、数年前からデジタル&テクノロジー職の中途採用をスタートしました。採用HPを見ていただくとわかる通り募集しているのはDXプロデューサー、UIUXデザイナー、データエンジニアやソフトウェアエンジニアといったポジションです。プロダクトのデザインやマネジメントができる方を網羅的に募集しています。
私と弊社代表の南雲は、サントリー様が中途採用をスタートした当初から採用のお手伝いをしています。
–サントリーの中途採用を熟知している藤井さんから見て、同社の採用難易度は高いと感じますか?
非常に高いと思います。と言うのも、サントリー様は日本を代表する飲料メーカーですし、「やってみなはれ」という創業者鳥井氏のDNAが浸透している非常にチャレンジャブルな社風の会社です。ご経験面はもちろん、カルチャー面でもフィットする人材を求めていらっしゃいます。元々採用のメインは新卒採用で、超優秀層が入社する上に離職率は非常に低かったのですが、昨今のDX推進の流れからIT分野で経験を積んだ中途社員を採用するようになっています。それが現在積極採用中のデジタル&テクノロジー職です。
当然ながら応募数はかなりの数に登ります。その中で採用されるのは非常に難易度が高く、日本で最難関の企業の1社と言えます。
サントリーが積極採用中の求人、デジタル&テクノロジー職
–現在、積極採用しているデジタル&テクノロジー職というのは、サントリーの中でどのような位置付けですか。
まずサントリー様はホールディングス体制をとっているため、サントリーホールディングスとしての採用になります。その中で、現在採用ポジションが多いのがサントリーウエルネスです。サントリーウエルネス様はサプリメントなどの健康食品、化粧品やヘルスケア関連の商材を展開しており、最も伸びている事業の1つです。
サントリー様の既存事業である飲料事業は卸先のスーパーやコンビニエンスストアで販売していますが、サントリーウエルネス様の商材は直接販売をするD2Cモデルです。D2Cだからこそ、顧客データを保持しながら、データを元に事業運営をしており、UIやUX、開発などテクノロジー職の経験者を求めています。
サントリーDX職 内定率TOPクラス
sincereed株式会社 藤井 俊介さん
サントリーがDX職の採用をスタートした当初から採用をサポート
①サントリーが求める人物像を熟知
②配属先の事業サイドの状況を精緻に把握、豊富な情報提供が可能
③圧倒的な内定実績による、豊富な人材ネットワークを保有
サントリーの中途採用ターゲットは大きく3つ
–サントリーのデジタル&テクノロジー職では具体的に、どのような経験・スキルを持った人材を求めていますか。
どこで働いている、どんな人材を求めているかというと、大きく3つあります。
ネット系企業
1つ目がネット系の企業にいる人材です。リクルートやヤフー、LINE、DeNA、サイバーエージェント、楽天のようなメガベンチャーで働いている方や、IT系のベンチャー企業で働いているような方々です。
ITコンサル、SIer
2つ目がITコンサルやSIerの人材です。アクセンチュアやアビームコンサルティング、Big4でITコンサルに従事している方や、NTTデータや野村総合研究所でPMをしているような方々です。
事業会社のIT関連職種
3つ目が事業会社でIT関連業務に従事している人材です。電気メーカーや自動車メーカー、その他流通小売企業などでデジタル領域を担当しているような方々です。
サントリーの仕事の魅力、やりがい
–これら3つのターゲットに対して、サントリーの魅力はどういったところにあるのでしょうか?
魅力は大きく3つあります。
サントリーの魅力①オンラインとオフライン、両方の経験が積める
ターゲット1つ目と2つ目のメガベンチャー、ITコンサル、SIerの方は、インターネットサービスなどIT商材を扱ってきた方々です。一方でサントリー様が扱っているのは有形商材ですから、オンラインとオフラインをドッキングした経験を積むことができます。
今まで培ったオンラインの経験を生かしながら、オフラインで新しいチャレンジができるというのが大きな魅力です。
サントリーの魅力②「やってみなはれ」が浸透する風通しの良い社風
2つ目の魅力が組織カルチャー・社風です。IT系の人材が有形商材を扱う事業会社に転職をする際、意外と引っかかるポイントが組織カルチャーです。IT系は風通しの良いボトムアップ型の組織が多いので、上意下達で稟議の多いトップダウン型の組織を嫌煙する傾向にあります。
その点、サントリー様は「やってみなはれ」という言葉が浸透している組織です。日本を代表する事業会社でありながら、ボトムアップ型のカルチャーを持っており、尚且つ非上場企業なので自由度が高いのです。
それこそリクルートの方が転職をしても違和感を抱かずに働けるカルチャーを持っています。実際、サントリーウエルネス様でDX部門を率いているのは元リクルートの役員です。メガベンチャー出身者でも働きやすい土壌が作られており、サントリーの巨大なアセットを使いながら自由度高く新しいチャレンジができる。これが2つ目の魅力です。
サントリーの魅力③日本を代表する企業のアセットを活用できる
3つ目が、日本を代表する企業として培ってきた圧倒的なアセットです。人材のレベルの高さ、研究開発力・マーケティング力、抜群の知名度といったアセットを活用することが出来ます。
そして勿論、誰もが知る優良企業ですから年収をはじめとする条件面も魅力的です。IT企業出身の方からしても遜色の無いものとなっています。
サントリーの内定率を上げるために抑えておくべきポイント
–サントリーがいかに魅力的な会社か、よく伝わるお話です。選考通過率が極めて低い最難関企業ですが、藤井さん経由で選考を受けた場合、通過率が通常の数倍以上になると伺いました。そこまで通過率が大きく変わる理由を教えてください。
理由はいくつかありますが、大きいのは、サントリー様が中途採用を始めた当初からお手伝いをしてきている点にあると思います。サントリーホールディングスが今回の採用で実現したい未来や描いているビジョン、課題感を認識出来ていますし、それに紐づく採用ターゲットを理解しています。また内定した方のご評価のポイントや内定理由、お見送りになった方のお見送り理由も把握出来ているので、ターゲットの解像度が高いという点もあげられます。
我々sincereedは日本で一番、サントリーホールディングス様の中途採用に詳しいと自負しています。そしてこの圧倒的な情報量を、候補者の方にしっかり提供しています。
募集をしているDX部門がどういう目的で立ち上がった組織で、何をやろうとしているのか。どういうカルチャーを持っていて、そこにフィットするのはどういうタイプの人材か。しっかりと情報提供をして、あとはご自身で準備をしていただきます。我々はお化粧をするタイプのエージェントではないので、面接対策というよりは解像度の高い情報をしっかり提供することを心がけています。
サントリー様は非上場企業なので、そもそも情報があまり出回っていません。特に現在募集しているのはサントリーウエルネスというミドルシニア領域の事業をしている会社です。サントリーと言えばプレミアムモルツや缶コーヒーのBOSS、CCレモンなどの飲料ブランドをイメージされる方が多い中、ほとんどの方にとって馴染みのない領域です。だからこそ背景となる情報や、どのような戦略で伸ばそうと考えているのか、正しくインプットすることが大事だと考えています。
そのような情報提供をしっかり行っているからこそ、多くの内定者を輩出できているのだと思います。
-御社経由の候補者は、求人への理解度が違うのですね。
そうですね。ターゲットとなるのは即戦力の優秀な人材です。何か特別な選考対策をするというよりも目的や課題、ミッションをきちんとお伝えし、あとは自分で咀嚼した上で選考に臨んでいただいています。
サントリーの転職で内定が出る人、出ない人の違い
–優秀な方でも、内定が出る人、出ない人がいると思います。その違いはどこにありますか?
スタンスやカルチャーフィットの観点で2つほどあると感じています。
サントリーに内定が出る人の特徴①仕事へのスタンス
1つ目は仕事のスタンスです。具体的にお伝えすると自ら進んで課題設定ができるか、という点です。コンサルやSIerのようなクライアントワークを長年されている方の場合、受動的な仕事の仕方が染み付いてしまっているケースがあります。
クライアントワークではお客様が課題を設定した状態で仕事を受けるケースも多くあるかと思います。しかし事業会社では自ら課題を設定するところから仕事が始まります。課題設定「力」とまではいかなくても、自ら進んで課題を設定する「姿勢」が見られない場合、どんなに優秀な方でもお見送りになってしまいます。
サントリーに内定が出る人の特徴②カルチャーフィット
もう1つは「やってみなはれ」というサントリー様のカルチャーとフィットするかという点です。具体的には自分なりに「こんなことをやりたい」という軸を持っていることが重要です。どうしたいのか、自分はこんなことをしたいという軸が明確な人は内定を得やすいように思います。
–内定が出る人に、キャラクター的な特徴はありますか?
サントリーらしい人というキャラクターの傾向は、確かにあるように思います。言語化が非常に難しいですが、私が感じるのは「お客様起点でチャレンジが出来る方」です。
やはり扱う商材はお客様が口に入れる物ということもあり、誠実で真面目。それでいて自分なりにやりたいことが明確でしっかりとそれを言葉で表現できる方が多いですね。
サントリーDX職 内定率TOPクラス
sincereed株式会社 藤井 俊介さん
サントリーがDX職の採用をスタートした当初から採用をサポート
①サントリーが求める人物像を熟知
②配属先の事業サイドの状況を精緻に把握、豊富な情報提供が可能
③圧倒的な内定実績による、豊富な人材ネットワークを保有
サントリーへの転職確度を上げるには
–最後に、サントリーへの転職を希望する方に向けてメッセージをお願いします。
現在サントリー様が募集しているサントリーウエルネスについては、情報が広く流通しておらず、採用目的や背景もインターネット上ではまず詳細が出てきません。だからこそ、志望度の高い方は正しい情報提供ができるエージェントに相談いただくことが大切です。
私はサントリー様がDX人材の採用をスタートした当初から、採用のお手伝いをしてきました。長い期間採用のご支援をしてきたからこそ、他のどのエージェントよりも求人の背景や受かる人材のレベルを精緻に把握しています。募集背景や配属先のサントリーウエルネス様についても、事業サイドの方と同等レベルでの情報提供ができると思っています。
こちらの記事を読んでサントリー様への転職に興味を持った方は是非ご相談いただければと思います。
–貴重なお話、ありがとうございました。
サントリーへ転職するには
サントリーへ転職を検討されている方は、内定実績豊富なヘッドハンターへの相談が転職成功への近道となるでしょう。志望度合いの高い方は、内定の角度をあげるために是非、エージェントファインダーにご登録ください。サントリーのDX採用で圧倒的な内定実績を誇る、sincereed株式会社の藤井氏をはじめ、人気企業への転職に強いヘッドハンターをご紹介させていただきます。但しご経歴によってはセッティングが難しいことをご了承ください。