先月初め、博報堂がマーケティングDXを推進する新組織の設立とそれに伴う大型採用を発表しました。しばらく中途採用を控えていただ博報堂が、年間で100名を超える規模の大型中途採用を開始します。 今回は、4月に発表された博報堂の新組織と、大型採用の募集背景や求める人材にまつわる基礎情報をお伝えします。 |
目次
新組織HAKUHODO DX_UNITEDとは
博報堂がマーケティングDXを推進する新組織、HAKUHODO DX_UNINTEDの設立を発表しました。これは博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、DAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)の3社による横断組織です。設立の目的はマーケティングDXとメディアDXの推進、と発表されています。(リリース資料はこちら。)
なんだか横文字が多くて難しいですが、このリリースを見て多くの方が疑問に思うポイントが
- 博報堂DYメディアパートナーズ/DACって何?:企業への疑問
- マーケティングDX/メディアDXって何?:テーマへの疑問
という点ではないでしょうか。
ここからは、企業・テーマそれぞれについて解説していきます。
博報堂DYメディアパートナーズ/DACとは
広告代理店として知られる博報堂は、博報堂DYホールディングスというグループ会社傘下にあります。
博報堂DYホールディングスは以下の会社により構成されています。
- 博報堂
- 大広
- 読売広告社
- アイレップ
- 博報堂DYメディアパートナーズ(略してMP)
- デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(略してDAC)
今回設立されたHAKUHODO DX_UNITEDはホールディングス傘下の博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ(MP)、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)の3社による横断組織として作られた、ということです。
この3社の事業内容を簡単に説明します。
- 博報堂:クライアントの事業課題をマーケティングで解決するブランドエージェンシー(対クライアント)
- MP:メディア・コンテンツビジネス領域におけるコミュニケーション効果を最大化するサービス提案(対メディア)
- DAC:デジタル領域における広告ビジネスを総合的に展開
3社横断組織の設立背景はこの後で解説しますが、今回の大規模採用はこの3社による横断組織HAKUHODO DX_UNITEDでの募集、ということになります。内定するとHAKUHODO DX_UNITEDという組織に配属されますが、在籍する企業が3社のうちのどこになるかは、転職者の適性を見て人事が判断すると発表されています。ちなみに博報堂とMPは待遇面は全て同じ、DACは少し異なりますので詳しくは転職エージェントにお問い合わせください。
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HAKUHODO DX_UNITED大規模採用の理由
HAKUHODO DX_UNITEDは今年度100名を超える規模の採用を予定していますが、これは今年1年の話ではなく、今後も継続的に年間100名規模の中途採用を継続すると発表しています。
なぜこんなにも大規模な採用を始めたのでしょうか?その背景には前述したマーケティングDXとメディアDXがあります。
DX=デジタルトランスフォーメーションとは
そもそもDXとは、デジタルトランスフォーメーションの略で、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念を意味します。デジタルシフトも同様の意味である、と定義されています。(Wikipediaより)transformationのtransを「X」と略すことが一般的であることからDXと略されています。
私たちの生活もDXにより一変しているのは誰もが感じていることでしょう。コロナ禍でオンライン会議やクラウドがますます浸透していますが、これもまたDXです。採用においても説明会や面接までもがzoomで行われるようになりました。
事業会社はDX・デジタルシフトによるサービス革新でマネタイズを進めていますが、博報堂は事業会社とは少し違う立ち位置でDXを捉えています。
博報堂が考えるDX
博報堂は生活者・消費者・ターゲットの生活がテクノロジーによりどう変わっていくか?この変わり目にビジネスチャンスがあると考えています。
・IoTを通じて全てのものがメディアになっていく
・消費者の全ての行動がログ化されてデータになっていく
そんな時代にメディアというものがどうなっていくかを一番考えているのが博報堂である、と考えています。元々は広告代理店・エージェンシーとして機能してきた博報堂ですが、目指しているのはもっと先です。
- 第一段階 メディアの代理店(Agency)
- 第二段階 メディアとクライアントのパートナー
- 第三段階 生活者と社会をリードする存在へ
広告代理店の博報堂はメディアとクライアント双方のパートナーへと進化してきました。ここからはさらに生活者と社会をリードする存在を目指したい、そのために設立されたのがHAKUHODO DX_UNITEDです。
経営課題としてDXを推進していくという意志とそこに本気でコミットするために大型中途採用をするわけです。
冒頭でお伝えしたマーケティングDXは、クライアントに対峙する博報堂が、メディアDXはメディアに対峙する博報堂DYメディアパートナーズ(MP)が、そして両社を横断するデジタル領域特化のDACでコミットしてやっていくという意志表示です。
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HAKUHODO DX_UNITEDが求める人物
次の時代の博報堂をつくるための新設組織、HAKUHODO DX_UNITED。マーケティングDXとメディアDXを本気で推進するため募集ポジションも多岐に渡り、マーケティング分野で幅広い人材を募集しています。現時点で公表されている募集ポジション/職種はこちらです。
- データストラテジスト
- データサイエンティスト
- テクニカルディレクター
- DXストラテジーコンサルタント
- マーケティングテクノロジーディレクター
- グローバルDXディレクター
- デジタルアカウントディレクター
- パフォーマンスメディアコンサルタント
- デジタルビジネスプロデューサー
- 開発リードエンジニア
- システムエンジニア
- 高度デジタルDB
- データエンジニア
- デジタルアカウントディレクター
博報堂グループの採用は共通して求める人物像のレベルが高いです。今回の募集も応募にはこれらの職種・職域での経験が必要ですが一部、未経験に近い人材でも募集可能なポジションもあります。細かい募集要項や求める人物像については博報堂の求人を持つ転職エージェントにお問い合わせください。以下でご紹介している【エージェントファインダー】には博報堂と強いコネクションを持つエージェントが参画していますので、転職を検討している方はお問い合わせください。
博報堂に転職するには
博報堂への転職を実現する上で大切なポイントは、転職エージェントの利用です。転職エージェントならどこでも良いわけではなく、博報堂の内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。 内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。