2021.09.21

Dirbato

Dirbato(ディルバート)の平均年収や福利厚生は?現役社員が語る急成長のコンサルティング会社の実態

人気の転職先であるコンサルティング業界でひときわ注目を浴びる「Dirbato(ディルバート)」。
2018年創業のスタートアップ企業ながら社員数は既に760人を超える規模に急拡大しています。大手コンサルと引けを取らない給与水準を維持していますが、あまりの急成長ぶりに現場からは戸惑いの声も聞かれます。
本稿では、現役社員へのインタビューや同社の公表資料を基に、ディルバートの実態に迫ります。

 

取材協力者プロフィール

Bさん 男性

Dirbato(ディルバート)現役社員

 

Dirbato/ディルバートの平均年収

ディルバート全体の平均年収は、アンケート調査によると798万円です。

平均年収 798万円
回答者の年収範囲 400〜1,750万円
回答者数 16人

回答者の年収範囲が幅広いため、以下では役職と職種別で平均年収を解説します。また、大手コンサルティングファームとディルバートの年収比較も解説します。

 

【役職別】ディルバートの平均年収

ディルバートの現役社員Bさんに取材したところ、同社の役職別の平均年収は以下の通りです。

ディルバートの給与体系の特徴は、同じ役職でも年収に幅がある点が挙げられます。

これは、中途採用時の給与交渉や前職での給与水準によって大きく差があることに起因しています。

ディルバートでは前職からおおむね100万円程度高い水準で年収が設定されるようです。

そのため、人によっては自分より下位の役職の部下でも、年収が高いケースも存在します。

人事評価については、プロジェクトごとに評価が決められ、自己評価を提出後に上司と面談し、給与に反映されます。賞与は年に2回、基本給の1カ月程度が目安とされます。

 

ディルバートと同業他社の年収を比較

ディルバートと事業内容が近い、ITコンサルティングファームの平均年収を比較しました。

会社名 平均年収
ガートナー 1,345万円
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 970万円
ディルバート 798万円
シグマクシス 728万円

同業他社を比較すると、ディルバートの平均年収は低い傾向にあります。

しかし、ディルバートは2018年に創業した企業であり、現在急成長を遂げている企業です。コンサルティング業界最速ともいえる早さで成長しているため、今後の成長次第で平均年収も上がっていく可能性が十分にあります。

 

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Dirbato/ディルバートの年収・評価制度

ディルバートの昇給は年に1度です。稼働率や売上、プロジェクトの貢献度などの総評で評価されます。評価基準は職種や役職によって異なるため、自分の役割をしっかり把握しておくことが重要です。

成長途上のため、現役社員からは評価基準が固まりきっていない点も課題としてあげられています。今後、組織の成長とともに評価制度も変わる可能性がありそうです。

 

Dirbato/ディルバートの働き方

ディルバートの働き方の特徴として、下記の4つが挙げられます。

  • 大手Slerが大口顧客という強み
  • 働き方は顧客企業次第
  • 人材の質低下の懸念
  • 仕事のやりがい

上記をBさんの取材をもとに説明していきます。

 

大手SIerが大口顧客という強み

ディルバートのコンサルタントは、数人のチームでプロジェクトを組み、顧客企業の支援に当たります。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)や業務改善など依頼内容に応じて、解決策を提案するのが主な仕事です。

ディルバートでは、金融や小売といったさまざまな業界の大企業を中心に直接依頼を受ける案件がある一方、大口の顧客である大手SIerから業務を受注するケースが多いようです。

ディルバートの安定した業績に寄与している一方、その場合は事実上、下請けという形で参画します。直接依頼を受けていない場合は、発注者に直接やり取りすることが難しくなります。結果として、大手SIerのプロパーメンバーの下で、人材派遣に近い状況で業務に当たらざるを得ない状況もあるようです。

 

働き方は顧客企業次第

多くのコンサルティング会社に言えますが、社員の働き方は、顧客企業の労働環境に依拠するケースが多くなります。ディルバートでは、顧客企業への常駐を必須としていないため、オンライン会議で顧客企業とやり取りすることもあります。

残業についてもプロジェクト次第と言えますが、Bさんは残業をほとんどしていないと説明しています。ただ、同僚の中には顧客企業向けの資料作成のために深夜残業している社員もいるようです。

 

人材の質低下の懸念

ディルバートの社内で懸念が高まっているのが、短期間での大量採用にるコンサルタントの質の低下です。

本来は、リーダー格の上司が指導しながら、中途採用の中堅や新卒の若手に十分な指導をして、人材を育てるのがあるべき姿です。ところが3年で300人を超える社員が入社したことで、現場での指導が間に合わず、特に若手から中堅社員の中途採用者の力量に大きな差が生まれているとの指摘があります。

ディルバートでは多くの案件を受注しており、その分、チーム間で人材の取り合いになっている面があるとBさんは証言します。月間ベースで10〜20人を採用し、2〜5人が退職している印象。退職者は起業や別のコンサル会社、IT関連会社に転職している例が多いそうです。

スタートアップ企業なので致し方ない面はありますが、短期間での大量採用によって社員教育が追いついていない現状があるようです。

これに加えて、インターネット上の匿名掲示板に真偽不明の社内情報が飛び交う事態も起こってしまいました。社内の情報開示が遅滞し、経営層の考えや会社の方針が伝わりにくくなっていると心配の声も挙がっています。多数の案件を受注し業績拡大が続いている裏で、組織の歪みが出ている面もあるようです。

 

仕事のやりがい

顧客の要望を真摯に聞き、適格な解決策を提案して評価されれば所属チームが大きくなる。これが仕事のやりがいだとBさんは話してくれました。

チームが成果を出すと当然、給与にも反映されます。評価制度がまだ強固でないため、顧客開拓などを進めても給与アップにつながるうです。

 

Dirbato/ディルバートの福利厚生

ディルバートでは、交通費や特別休暇、資格取得補助制度などのほかにもユニークな福利厚生があります。

  • 交通費支給
  • 入社時特別休暇
  • 全社交流会
  • 社員表彰制度
  • 付加給付金制度
  • スポーツジム/ゴルフ場/キャンプ場優待制度
  • 保養施設/レストラン優待制度
  • 旅行割引補助制度
  • 大型テーマパーク/USJ施設優待制度
  • 各種健康増進プログラム
  • 各種部活動

このほかにも、下記の研修制度を実施しています。

  • Dirbato Training Programme
  • 各種ワークショップ(社内セミナー)
  • キャリアカウンセリング制度
  • 資格取得制度
  • 新規事業立案制度 など

引用:Recruitment|株式会社Dirbato/ディルバート

Dirbato Training Programmeには職位別研修や提案書作成研修、パブリッククラウド研修、CRM学習プログラムなどがあります。社内・社外のメンバーを募って社長に直接プレゼンする新規事業提案制度や、全女性社員がキャリアについて相談できる1on1の実施などさまざまな制度が充実しています。

 

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Dirbato/ディルバートってどんな会社?

ここでは改めてディルバートの会社概要や最近注力している事業、ダイバーシティへの取り組みについて解説します。

 

ディルバートの会社概要

会社名 株式会社Dirbato (ディルバート)
代表者名 代表取締役社長 金山 泰英
本社所在地 東京都港区赤坂九丁目7番1号ミッドタウン・タワー35階
設立 2018年
資本金 1億円
従業員 761名(23年3月時点・単体)
売上高 グループ180億円(単体160億円)2023年3月時点
平均年齢 35.7歳

株式会社Dirbato(ディルバート)は、2018年10月に創業したコンサルティング会社です。

本社オフィスは東京・六本木の東京ミッドタウンに所在し、社員数は2023年3月時点で761人となっています。

大手コンサル会社出身の金山泰英氏が代表取締役を務め、最近では、新規事業を開発するインキュベーション事業にも注力しています。

 

ディルバートの組織構成

  • コンサルタント事業部
  • インキュベーション事業部
  • コーポレート

ディルバートでは、大きく分けてコンサルタント事業部とインキュベーション事業部があります。社員の割合はコンサルタント事業が9割ほどで、数人体制のインキュベーション事業は業績拡大に向けた先行投資の意味合いが強いのが現状です。

インキュベーション事業ではコンサルティングで培った知見を活かして、新規事業の開発にも取り組んでいます。具体的にはAI、IoT、ビッグデータ、ロボティクスなどのベンチャー企業に出資や業務提携の形で携わっているようです。そのため、ディルバートのコンサルタントは企業の課題解決だけでなく、新規事業の立ち上げにもチャレンジする環境があります。

将来的にはコンサルと新規事業の両輪で業績を支えることを目指しています。

 

ダイバーシティとインクルージョンを推進する環境作り

ディルバートは、女性の働きやすい環境整備を進める意向を表明しています。

女性役員が率先して女性コンサルタントと面談し、制度改革につなげる方針です。

社内で女性活躍の推進が一定程度進めば、障がい者やLGBTQ+などダイバーシティ&インクルージョンを段階的に広げていく考えです。

 

Dirbato/ディルバートの将来性

ディルバートは創業5年のスタートアップです。この先、将来性があるかどうかをBさんへの取材をふまえて数字を用いてみていきましょう。

 

数字で見るディルバート

2023年3月時点で、グループ売上180億円(単体160億円)となっています。コンサル業界最速の5期で160億円を達成していて現在も記録を更新中です。

社員の平均年齢は35.7歳。既婚者は全体の44%で、うち子どもがいる社員は32.5%と公表しています。2023年3月時点の社員数は761人です。

 

拡大路線を標榜

ディルバート創業者で現社長の金山泰英氏は、コンサル業界最速の創業5期で売上高100億円を達成し、10期で1,000億円の目標を掲げています。

社員数が急増する背景には、こうした業績拡大目標の達成が念頭にあると思われます。2024年の新卒は100〜200人程度を採用する計画で、実現すれば23年新卒の倍以上を迎え入れることになります。

 

Dirbato/ディルバートの転職難易度

ディルバートでは、製造や金融、通信、小売など、さまざまな業界のクライアント向けにコンサルサービスを展開しています。クライアントからの引き合いに伴い、社員のリソースが不足しており積極採用しているため、転職難易度はそれほど高くありません。

中途採用では未経験や他業種からの応募も可能です。コンサルティング業務未経験で入社し、活躍している社員も多数います。

 

Dirbato/ディルバートの中途採用面接の対策

ディルバートの中途採用の面接の際は、何を聞かれてもしっかりと答えられるように、これまでの経験やスキルを整理しておきましょう。今までの経験でどのようにディルバートに貢献できるのか説明できるように考えをまとめておくと、面接で落ち着いて回答できます。

新卒・中途に関わらず、ベースとして大切なのは「ディルバートの企業理念に共感できるかどうか」と面接担当者は話しています。同社のどんなところに関心があって、どれくらいの情報を持っているのかを答えられるよう準備しましょう。

 

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Dirbato/ディルバートへの転職に向いている人

現役社員Bさんの会社の評価は5点満点で3.2点と辛口評価となっています。急速な社員の増加、会社の急成長により人材の質の低下を懸念していることが主な減点理由とのことです。

そんな中でディルバートへの転職に向いているのは、どんな人なのでしょうか。Bさんの取材をもとに、具体的に解説します。

 

コンサルタントとしての力量が一定量ある人材

会社の急成長によって経営層とのコミュニケーション不足になり、会社の行く末を心配している社員も一定数いるのが現状のようです。一方で、仕事面では顧客企業に恵まれ、自ら得意とする領域の深掘りも順調に進んで充実しているようです。

「『こういうことがやりたい』という想いと一定のスキルがあれば自分のペースで仕事ができる環境だ。特別な能力は必要なく、普通に仕事をする能力があればコンサルタントとして出世できる」と話しています。

 

自らスキルを高められる人材

Bさんは「無理な採用、ある意味アグレッシブな採用によって現場がしんどくなっている。中途半端な気持ちやスキルで入社すると本人が一番苦労する」と話しています。

コンサルタントとして十分なスキルを伴わない形でディルバートに入社する中途社員が多く、現場がそれを受け止めきれない状況があるようです。ディルバートの転職希望者にはこうした現状を知った上で、コンサルタントとしての自らの力量を自問自答し、入社後に自らスキルを高められるかどうか判断してほしい、と訴えています。

 

Dirbato/ディルバートの年収・転職に関してよくある質問

ディルバートでは退職金制度はあるのか、採用大学はどこが多いのかなどよくある質問に回答していきます。

 

ディルバートには退職金制度はある?

ディルバートには退職金制度はありません。退職金制度は法律で義務づけられていないので、ディルバートに限らず、退職金制度を設けていない企業は多くあります。

 

ディルバートの採用大学は?

上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、東海大学、東京外国語大学、東京学芸大学、日本大学、一橋大学、法政大学、大阪大学、関西大学、関西学院大学、京都大学などです。

 

ディルバートへ転職するには

ディルバートへの転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

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