2021.09.21

Dirbato

現役社員が語る、急成長のコンサルティング会社Dirbato(ディルバート)の実態

人気の転職先であるコンサルティング業界でひときわ注目を浴びる「Dirbato(ディルバート)」。2018年創業のスタートアップ企業ながら社員数は既に300人を超える規模に急拡大しています。大手コンサルと引けを取らない給与水準を維持していますが、あまりの急成長ぶりに現場からは戸惑いの声も聞かれます。本稿では、現役社員へのインタビューや同社の公表資料を基に、ディルバートの実態に迫ります。

 

取材協力者プロフィール

Bさん 男性

Dirbato(ディルバート)現役社員

 

Dirbato/ディルバートってどんな会社?

ディルバートの会社概要

株式会社Dirbato(ディルバート)は、2018年10月に創業したコンサルティング会社です。本社オフィスは東京・六本木の東京ミッドタウンに所在し、社員数は2021年3月時点で305人となっています。

大手コンサル会社出身の金山泰英氏が代表取締役を務め、最近では、新規事業を開発するインキュベーション事業にも注力しています。

 

数字で見るディルバート

2021年7月時点で、取引先は47社。売上高は非公開ですが、前年度の売上高比で成長率は247%としています。社員の平均年齢は34.8歳。既婚者は全体の45%で、うち子どもがいる社員は30%と公表しています。

2021年4月入社の新卒社員が約30人いるため、現役社員Bさんへの取材を踏まえると、21年9月時点の社員数は400人前後とみられます。

 

ディルバートの組織構成

  • コンサルタント事業部
  • インキュベーション事業部
  • コーポレート

ディルバートでは、大きく分けてコンサルタント事業部とインキュベーション事業部があります。社員の割合はコンサルタント事業が9割ほどで、数人体制のインキュベーション事業は業績拡大に向けた先行投資の意味合いが強いのが現状です。

インキュベーション事業は最近、新しいトップを迎え入れて、ベンチャー企業との協業などを通じて新サービスを仕込んでいるとのことで、将来的にはコンサルと新規事業の両輪で業績を支えることを目指しています。このほか、人事などを担当するコーポレートの部署があります。

 

拡大路線を標榜

ディルバート創業者で現社長の金山泰英氏は、コンサル業界最速の創業5期で売上高100億円、10期で1000億円の目標を掲げています。社員数が急増する背景には、こうした業績拡大目標の達成が念頭にあると思われます。2022年の新卒は60人程度を採用する計画で、実現すれば21年新卒の2倍を迎え入れることになります。

 

Dirbato/ディルバートの働き方

大手SIerが大口顧客という強み

ディルバートのコンサルタント社員は、数人のチームでプロジェクトを組み、顧客企業の支援に当たります。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)や業務改善など依頼内容に応じて、解決策を提案するのが主な仕事です。

ディルバートでは、金融や小売といった様々な業界の大企業を中心に直接依頼を受ける案件がある一方、大口の顧客である大手SIerから業務を受注するケースが多いとのことです。ディルバートの安定した業績に寄与している一方、その場合は事実上、下請けという形で参画します。直接依頼を受けていない場合は、発注者に直接やり取りすることが難しくなり、結果として大手SIerのプロパーメンバーの下で人材派遣に近い状況で業務に当たらざるを得ない状況もあるようです。

 

働き方は顧客企業次第

多くのコンサルタント会社に言えることですが、社員の働き方は、顧客企業の労働環境に依拠するケースが多くなります。ディルバートでは、顧客企業への常駐を必須としていないため、コロナ禍ではオンライン会議で顧客企業とやり取りすることも多いようです。残業についてもプロジェクト次第と言えますが、Bさんは残業をほとんどしていないと説明しています。ただ、同僚の中には顧客企業向けの資料作成のために深夜残業している社員もいるとのことです。

 

人材の質低下の懸念

ディルバートの社内で懸念が高まっているのが、急速な大量採用によって、コンサルタント人材の質の低下です。本来であれば、リーダー格の上司が指導しながら、中途採用の中堅や新卒の若手に十分な指導をして、人材が育てるのがあるべき姿ですが、3年で300人を超える社員が入社したことで、現場での指導が間に合わず、特に若手から中堅社員の中途採用者の力量に大きな差が生まれているとの指摘があります。

ディルバートでは多くの案件を受注しており、その分、チーム間で人材の取り合いになっている面があるとBさんは証言します。月間ベースで10~20人を採用し、2~5人が退職している印象と言い、退職者は起業や別のコンサル会社、IT関連会社に転職している例が多いそうです。スタートアップ企業なので致し方ない面はありますが、急速な大量採用に伴って社員教育の制度が追いついていない現状があるようです。

これに加えて、インターネット上の匿名掲示板に真偽不明の社内情報が飛び交う事態になったことなどで社内の情報開示が遅滞し、経営層の考えや会社の方針が伝わりにくくなっていることにも心配の声が挙がっています。多数の案件を受注し業績拡大が続いている裏で、組織の歪みが出ている面もあるようです。

 

仕事のやりがい

Bさんの話では、顧客の要望を真摯に聞いて、適格な解決策を提案し評価してもらえれば所属するチームが大きくなることが仕事のやりがいと説明します。チームが成果を出すと給与にも反映され、決まり切った制度がないため顧客開拓などを進めれば給与アップにつなげることもできるようです。

 

Dirbato/ディルバートの平均年収

大手コンサル並みの給与水準

現役社員Bさんらへの取材では、役職別の平均年収は以下となります。

役職 平均年収
アナリスト 300~400万円
コンサルタント 400~600万円
シニアコンサルタント 500~1000万円
マネージャー 800~1300万円
シニアマネージャー 1300~1800万円
パートナー 1500万円以上

ディルバートの給与体系の特徴としては、同じ役職でも年収の幅が出ているところです。これは中途採用時の給与交渉や前職での給与水準によるところが大きいとのことです。前職の給与からおおむね100万円程度高い水準が設定されるようです。人によっては下位の役職の部下でも、給与が自身より高いケースも存在しています。

人事評価については、プロジェクトごとに評価が決められ、自己評価を提出後に上司と面談し、給与に反映されます。賞与は基本給の1カ月程度が目安とされます。

 

女性の働きやすさ重視

ディルバートは、女性の働きやすい環境整備を進める意向を表明しています。女性役員が率先して女性コンサルタントと面談し、制度改革につなげる方針です。社内で女性活躍の推進が一定程度進めば、障害者やLGBTQなどダイバーシティ&インクルージョンを段階的に広げていく考えです。

 

急成長の歪みから、現役社員の評価は辛口3.2点

Bさんの会社の評価は5点満点で辛口の3.2点。急速な社員の増加、会社の急成長により人材の質の低下を懸念していることが主な減点理由とのことです。経営層とのコミュニケーション不足もあり、今後の会社の行く末を心配しています。一方で、仕事面では顧客企業に恵まれ、自ら得意とする領域の深掘りも順調に進んで充実しているそうです。

コンサルタントとして十分なスキルを伴わない形でディルバートに就職する中途採用者が多く、現場がそれを受け止めきれない状況があるようです。Bさんは「無理な採用、ある意味アグレッシブな採用によって現場がしんどくなっている。中途半端な気持ちやスキルで入社すると本人が一番苦労する」と話しています。ディルバートの転職希望者にはこうした現状を知った上で、コンサルタントとしての自らの力量を自問自答し、入社後に自らスキルを高められるかどうか判断してほしい、と訴えています。

逆を言えば、コンサルタントとしての力量や資質が備わっていれば「『こういうことがやりたい』という想いと一定のスキルがあれば自分のペースで仕事ができる環境だ。特別な能力は必要なく、普通に仕事をする能力があればコンサルタントとして出世できる」(Bさん)とも話しています。

本稿では、ディルバートの現役社員の取材を中心にお伝えしました。転職検討の参考になれば幸いです。

 

Dirbato/ディルバートへ転職するには

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ディルバートへの転職を希望する方は

への登録が近道です。

 

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