株式会社メルカリが企画・開発・運用するフリマアプリ「メルカリ」は、1か月に延べ1350万人(2019年08月08日現在)が利用するアプリに急成長しました。
最近では、「メルカリ経済圏」とも呼ばれるエコシステムを拡大しつつあり、ビジネス業界で注目されている会社の一つです。 そんな急成長を遂げているメルカリですが、子会社はあるのでしょうか。 今回はこの2社について、元社員が企業文化や特徴などを詳しくお伝えしていきます。 |
目次
2社とも、メルカリのミッションを達成するために設立された子会社
メルカリには株式会社メルペイと、株式会社マイケルの2つの子会社がありますが、この2社はメルカリの100%子会社です。
いずれもメルカリのミッションである「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」を達成するために、設立および子会社化されました。
メルペイ社の社員は、原則「メルカリからの出向」という形で働いています。
人事制度や福利厚生も、メルカリ社と同様に利用することができ、入社オリエンテーションも合同で行います。
人材交流も盛んで、プロジェクト体制が変わるとメルカリからメルペイに出向したり、その逆もあったりと柔軟に異動ができます。
メルカリのローンチ記念パーティーやメルペイの1周年イベントなども両方の社員が集まって参加しています。
また、メルカリが大切にしている
- Go Bold-大胆にやろう
- All for One-全ては成功のために
- Be a Pro-プロフェッショナルであれ
という3つのバリューも共有しています。
一方、マイケル社は、個社として経営しており、制度や福利厚生は独自で提供しています。
就業場所も違うので、人材交流もメルペイほど多くはありません。
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メルカリの各事業と、関係会社について
ここからは、各事業と各子会社の事業内容について詳しくお伝えしていきます。
メルカリの金融部門を担う<株式会社メルペイ>
株式会社メルペイは、2017年11月に金融関連事業を行うメルカリの子会社として設立されました。
メルペイ社設立が決まったときにメルカリ内で事業メンバーを募集し、希望した約40名が異動して会社がスタートし、現在は300名を超えるメンバーが在籍しています。
また、代表取締役に元株式会社グリーのCFOであった青柳直樹氏が就任したことも話題になりました。
メルペイは、「メルペイ」というメルカリアプリ内の1つの機能を企画・開発・運用している会社です。
アプリ自体は2019年2月にローンチされました。
現在(8/22時点)までに登録者数が200万人を超えて、キャッシュレス業界でも一目置かれる存在です。
メルペイは、他社のキャッシュレスアプリには無い2つの大きな特徴を持っています。
1.売上金をアプリ外でも利用できる
まず1つ目は、メルカリの売上金をアプリ外で利用することができることです。
クレジットカードや銀行からチャージしなくても、既にアプリ内に使えるお金があるということが、メルペイの強みと言えます。
2.ID決済ができる
2つ目は、ID決済ができることです。
IDとはNTTドコモが展開している非接触決済サービスのことで、専用端末にスマホをかざして支払います。
キャッシュレス業界ではバーコード決済が主流ですが、利用できる店舗はそこまで多くありません。
一方、IDは全国約90万店舗に導入されています。
使える場所が全国に網羅されていることも、他社との違いと言えます。
メルペイのミッションは、「信用を創造して、なめらかな社会を創る」です。
メルペイの目指す世界は、中国のアリペイ、Wechat Payなどが実現している決済・金融・シェアのサービスを提供してお金・社会のあり方を変えることです。
そして、メルペイのミッションは、メルカリのミッションを達成するためのものと考えられています。
メルカリグループとして、本気で世の中を変えようとしているのです。
車のパーツの売買に貢献<株式会社マイケル>
株式会社マイケルは、2018年10月18日にメルカリの100%子会社になりました。
マイケル社は、「CARTUNE」という車好きのユーザーを対象にしたコミュニティアプリを提供しています。
メルカリは2016年から車の出品を開始しました。車体パーツの取引も増えてきて、車のカテゴリーを成長させることに注力していました。
CARTUNEは、ユーザー同士で車本体やパーツなどの情報交換ができるSNSで、C to Cビジネスのメルカリとの親和性も高いものでした。
また、マイケル社としてもユーザー同士の情報交換の延長線でパーツの売買を強化する戦略を考えていました。
その結果、2社の目指す方向性が重なり、メルカリ社とマイケル社の協業が決まりました。
現在では、CARTUNEアプリ内でCARTUNEパーツ市場という車のパーツを売買できる機能が追加されました。
メルカリIDと連携しているので、メルカリに同時出品もでき、メルカリ便を利用することもできます。
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この記事のまとめ
メルカリは会社を設立してから今日まで急成長を続けていますが、メルペイ社とマイケル社というメルカリ事業を支える子会社の存在が大きいと言えます。
メルペイは、日本のキャッシュレス化を推進していく企業の一つとして業界や国から期待されています。
メルペイを通じて、メルカリのエコシステムはさらに拡大していく見込みです。
また、マイケル社はメルカリと一緒に個人間の車の売買という新しい領域に挑戦しています。
今後も3社の動向に注目が集まっていくことでしょう。
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