
| KPMG FASは、M&Aアドバイザリー業界で高い専門性を誇り、その領域のビジネスパーソンが転職を希望する企業の一つです。企業の成長戦略に深く関与できるやりがいのある仕事ですが、その分、採用のハードルは高く、転職希望者には入念な準備が求められます。
この記事では、KPMG FASの事業内容、中途採用の難易度、具体的な選考フローと対策、同社が求める人物像、入社後の年収やキャリアパスに至るまで、転職に必要な情報を網羅的に解説します。 |
目次
KPMG FASとは?M&Aを支援するプロフェッショナル集団
KPMG FASは世界4大会計事務所の一つであるKPMGのメンバーファームです。M&Aや事業再生、不正調査といった財務関連の専門的なアドバイザリーサービスを提供しています。
同社には公認会計士や金融機関出身者など各分野のプロフェッショナルが集い、クライアントが抱える複雑な経営課題の解決を支援しています。 企業の重要な意思決定に深く関与し、その成長戦略を財務面から支える専門家集団です。
企業の成長戦略を支えるFASの主な役割
FAS(Financial Advisory Service)は、企業の財務に関する高度な専門知識を駆使して、経営課題の解決を支援します。
主な業務領域はM&Aアドバイザリーで、買収戦略の策定から交渉、契約締結後の統合プロセス(PMI)までを一貫してサポートします。他にも、経営不振に陥った企業の事業再生、新規事業立ち上げや訴訟に際しての企業価値評価、粉飾決算や横領といった不正調査(フォレンジック)など、その業務は多岐にわたります。
企業の存続や成長に直結する重要な局面で、財務の専門家として最適なソリューションを提供するのがFASの使命です。
KPMG FASが提供する5つの主要サービス
KPMG FASは企業の多様なニーズに応えるため、主に5つのサービスラインを展開しています。
- コーポレートファイナンス:M&Aの戦略立案から実行までを支援する
- トランザクションサービス:M&Aにおける財務税務デューデリジェンスなどを担
- リストラクチャリング:業績不振企業の再建計画策定や実行を支援する
- フォレンジック:企業の不正調査やコンプライアンス体制構築をサポートする
- ストラテジーグループ:M&A戦略や事業戦略の策定を行う
これらのサービスを有機的に連携させることで、複雑な経営課題に対して包括的なソリューションを提供しています。
KPMG FASの中途採用における転職難易度
KPMG FASの中途採用者には非常に高い専門性が求められるため、転職難易度は極めて高いと言えます。特にM&A関連の部署では、投資銀行や他のFAS、コンサルティングファームでの実務経験者が主なターゲットとなります。
求人は基本的には即戦力を前提としており、応募者には財務・会計に関する高度な知識と実績が要求されるため、未経験からの挑戦は容易ではありません。選考を突破するには、自身の経験とスキルをKPMG FASでどう活かせるかを明確に示す必要があります。
即戦力が求められるため採用ハードルは高い
KPMG FASの中途採用では、入社後すぐにプロジェクトで活躍できるだけの即戦力が求められます。そのため、M&Aアドバイザリー、企業価値評価、事業再生といった分野での実務経験を持つ人材が主なターゲットとなります。
具体的には、投資銀行、PEファンド、コンサルティングファーム、監査法人、事業会社の経営企画や財務部門での経験が高く評価されます。また、公認会計士や証券アナリスト、弁護士といった難関資格の保有者も有利です。
これらの経験や資格を持たない場合、採用のハードルは格段に上がります。専門領域における深い知見と実績が、選考を通過するための必須条件といえるでしょう。
未経験からの転職は可能か
FAS業界が未経験であっても、KPMG FASへの転職が不可能なわけではありません。しかし、全く関連性のないキャリアからの転職は極めて困難です。
可能性が高いのは、金融機関での法人営業や融資経験、コンサルティングファームでの戦略立案経験、事業会社での経営企画や財務・経理経験など、親和性の高いスキルを持つ人材です。これらの経験を通じて培った財務分析能力や論理的思考力、クライアントとの折衝能力などをアピールできれば、ポテンシャルを評価されて採用に至るケースがあります。
未経験からの挑戦では、これまでのキャリアで得たスキルがFASの業務にどう貢献できるかを具体的に説明することが重要です。
第二新卒のポテンシャル採用の可能性
KPMG FASでは、第二新卒層を対象としたポテンシャル採用も実施しています。ポテンシャル採用では、候補者の潜在能力や学習意欲、論理的思考力といった素養が重視されます。
特に、公認会計士試験の合格者や合格を目指して学習経験のある人材は、会計・財務に関する基礎知識が備わっていると評価され、採用において有利に働きます。また、高い語学力や地頭の良さを示す学歴も評価の対象です。
実務経験が浅い分、なぜFAS業界、特にKPMG FASでキャリアを築きたいのか、具体的なエピソードと共に準備しておきましょう。
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KPMG FASの中途採用で実施される選考フロー
KPMG FASの中途採用における選考フローは、応募するポジションによって多少異なりますが、一般的には以下の流れで進みます。
- 書類選考
- Webテスト・適性検査
- 面接(2〜3回)
- オファー面談
各ステップで候補者の専門性や論理的思考力、カルチャーフィットなどが総合的に評価されます。特に面接では、これまでの経験を深掘りされるだけでなく、ケース面接を通じて問題解決能力を試されることも多いため、事前の対策が合否を大きく左右します。
STEP1:書類選考
最初の関門である書類選考では、提出された履歴書と職務経歴書をもとに、募集ポジションとの親和性が判断されます。
KPMG FASが求めるのは、M&Aや財務に関する専門知識と実務経験です。そのため、職務経歴書には、これまでに携わったプロジェクトの概要、自身の役割、そして具体的な成果を数値を用いて明確に記載することが重要です。
例えば、「〇〇業界のクロスボーダーM&A案件において、財務デューデリジェンスを担当し、〇〇というリスクを発見してディールストラクチャーの変更に貢献した」など、具体的なエピソードを盛り込むことで、自身のスキルと実績を効果的にアピールできます。
STEP2:Webテスト・適性検査
書類選考を通過すると、Webテストや適性検査の受検が求められます。テスト形式は玉手箱やTG-WEBなどが用いられることが多く、内容は言語、非言語(計数)、性格検査が一般的です。
コンサルティングファームの選考で課されるテストと同様に、地頭の良さや論理的思考力、スピーディーかつ正確な処理能力が測定されます。難易度は比較的高いため、市販の問題集などを活用して事前に対策しておくことが推奨されます。特に非言語分野は、問題形式に慣れておくことでスコアアップが期待できるため、繰り返し演習を重ねることが大切です。
STEP3:面接(2〜3回)
Webテストを通過すると、複数回の面接が実施されます。面接は通常2〜3回で、現場のマネージャーやシニアマネージャー、最終的にはパートナーが面接官を務めます。
面接では、志望動機や職務経歴の深掘りに加え、ケース面接が課されることが特徴です。これまでの経験をFASの業務にどう活かせるか、なぜ他のファームではなくKPMGFASなのかを、一貫性のあるロジックで説明する準備が不可欠です。
ケース面接では、「ある企業の売上を3年で2倍にするにはどうすればよいか」といった課題に対し、論理的な思考プロセスを経て結論を導き出す能力が評価されます。
STEP4:オファー面談
最終面接に合格すると、内定の通知とともにオファー面談が設定されます。この面談は選考の場ではなく、入社にあたっての条件や処遇を確認する場です。
具体的には、担当する業務内容、役職、年収、福利厚生などの詳細な説明が行われます。候補者にとっては、入社前に疑問点や不安な点を解消し、提示された条件に納得した上で入社を決定するための重要な機会となります。もし複数の企業から内定を得ている場合は、この場で伝えられた条件を比較検討し、最終的な意思決定を行うことになります。 提示内容に不明な点があれば、遠慮なく質問するようにしましょう。
KPMG FASの中途採用を突破するための選考対策
KPMG FASの高い選考ハードルを突破するには、戦略的な対策が不可欠です。
まず、これまでのキャリアで培った専門性と実績を職務経歴書で明確に伝えることが第一歩となります。次に、面接で頻出する質問に対して、自身の言葉で論理的に回答できるよう準備を進めましょう。 特に、思考力を問われるケース面接は合否を分ける重要なポイントで、十分な対策が必要です。
自身が即戦力として貢献できる人材であることを証明できるよう準備しましょう。
職務経歴書で専門性と実績を明確に伝える
書類選考を通過するためには、職務経歴書で自身の専門性と実績を的確にアピールする必要があります。まず、応募するポジションの業務内容を深く理解し、自身の経験の中から関連性の高いものを抽出します。そして、担当したプロジェクトの規模、自身の役割、具体的な行動、そして最終的な成果を定量的に示すことが重要です。
「〇〇億円規模のM&A案件で財務モデル作成を担当し、企業価値評価の精度を向上させた」のように、具体的な数字を盛り込むことで、実績の説得力が増します。単なる業務の羅列に終始せず、課題解決のためにどのように考え、行動したのかプロセスを示すことも評価につながります。
面接で頻出する質問への回答を準備する
面接では、定番の質問に対して論理的かつ説得力のある回答を用意しておくことが不可欠です。「なぜFAS業界なのか」「なぜBIG4の中でもKPMG FASを志望するのか」「これまでの経験をどう活かせるか」といった質問は頻出です。自己分析と企業研究に基づいた一貫性のあるストーリーで回答できるよう準備しましょう。
例えば、自身のキャリアプランとKPMG FASが持つ強み(特定のインダストリーへの専門性やグローバルネットワークなど)を結びつけて志望動機を語ることで、入社意欲の高さをアピールできます。また、自身の強みや弱み、過去の成功体験や失敗体験に関する質問も想定し、具体的なエピソードを交えて説明できるよう準備しておきましょう。
ケース面接で論理的思考力を示す
KPMG FASの選考では、コンサルティングファームと同様にケース面接が実施されることが多く、論理的思考力が厳しく評価されます。お題は「特定の業界の市場規模を推定せよ」といったフェルミ推定から、「クライアント企業の売上向上策を提案せよ」といったビジネスケースまで様々です。
重要なのは、完璧な答えを出すことではなく、課題に対して構造的にアプローチし、仮説を立て、検証していく思考プロセスを面接官に示すことです。限られた時間内で情報を整理し、自身の考えを分かりやすく説明する能力が求められます。
対策としては、関連書籍でフレームワークを学ぶだけでなく、転職エージェントなどが提供する模擬面接を活用して実践練習を積むことが有効です。
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KPMG FASへの中途採用で求められる人物像
KPMG FASが中途採用で求めているのは、M&Aや金融関連分野での深い実務経験を土台としつつ、複雑な課題を解決に導く高い論理的思考力と分析能力を持つ人材です。
また、タイトなスケジュールと高い要求水準というプレッシャーの中で、着実に成果を出す精神的な強さも同様に重視しています。 グローバル案件の増加に伴い、ビジネスレベルの英語力も必須のスキルとなっています。
M&Aや金融関連分野での実務経験
KPMG FASが求める中核的な要件は、M&Aや金融関連分野における豊富な実務経験です。具体的には、投資銀行(IBD)でのM&Aアドバイザリー経験、PEファンドでの投資・バリューアップ経験、コンサルティングファームでの経営戦略やM&A戦略の策定経験、監査法人での財務デューデリジェンスやバリュエーション経験などが高く評価されます。また、事業会社の経営企画部門や財務部門でM&Aや資金調達、事業再生などに携わった経験も有利に働きます。
これらの経験を通じて培われた財務・会計に関する高度な専門知識と、ディールを遂行する上での実践的なスキルセットが、即戦力として活躍するための基盤となります。
高い論理的思考力と分析能力
FASの業務では、複雑に絡み合った課題を構造的に分解し、本質的な問題点を見抜く高い論理的思考力が不可欠です。クライアント企業の財務諸表や市場データなど、膨大な情報を整理・分析し、そこから意味のある示唆を抽出しなければなりません。
例えば、M&Aの対象企業を評価する際には、事業計画の妥当性を様々な角度から検証し、潜在的なリスクを洗い出す必要があります。そのため、物事を多角的に捉え、仮説を立てて検証する科学的なアプローチが求められます。選考過程におけるケース面接は、まさにこの論理的思考力と分析能力を評価するために実施されるものです。
プレッシャー下で成果を出せる精神的な強さ
M&Aや事業再生のプロジェクトは、クライアントの将来を左右する重要な案件であり、極めて高いプレッシャーがかかります。
ディールは機密性が高く、タイトなスケジュールの中で質の高いアウトプットを出し続けることが求められます。時には深夜や休日の対応が必要になることもあり、肉体的にも精神的にもタフでなければ務まりません。予期せぬトラブルや困難な交渉に直面した際にも、冷静さを失わずに状況を分析し、粘り強く解決策を探求できる精神的な強さが不可欠です。
このような厳しい環境下でも、プロフェッショナルとして常に高いパフォーマンスを発揮できる人材が求められています。
ビジネスレベルの英語力
KPMGは国際的に事業を展開するファームであり、KPMG FASが取り扱う案件の中には、クロスボーダーM&Aのような国際的な案件も増えています。時には海外のクライアントや、KPMGの海外オフィスと英語でコミュニケーションを取る機会もあるでしょう。そのため、ビジネスレベルの英語力は多くのポジションで求められるスキルの一つです。
英語での電話会議やプレゼンテーション、英文契約書やレポートの読解・作成などが求められることがあります。TOEICのスコアも英語力を測るための一つの指標にはなりますが、それ以上に、ビジネスの現場で円滑に議論や交渉ができる実践的なコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。KPMG FASの新卒採用情報FAQによると、英語力は必須ではないと明記されていますが、英語力があることで活躍の場が広がることは間違いありません。
KPMG FASの中途採用で募集されている職種例
KPMG FASでは、企業の様々な課題に対応するため、多様な専門性を持つ職種を募集しています。自身のキャリアや専門知識に応じて最適な求人を選択しましょう。
代表的な職種には、M&Aプロセス全体を支援する「M&Aアドバイザリー」、経営不振企業の再建を担う「事業再生・リストラクチャリング」、企業価値を算定する「バリュエーション」、不正調査を行う「フォレンジック」などがあります。 それぞれの職種で求められるスキルや経験は異なるため、応募前に業務内容を深く理解することが大切です。
M&Aアドバイザリー
M&Aアドバイザリーは、KPMG FASの中核をなすサービスの一つです。 この職種では、クライアント企業によるM&A戦略の立案から、買収・売却対象企業の探索、交渉、契約締結、そして買収後の統合プロセス(PMI)に至るまで、M&Aの一連の流れを包括的に支援します。
業務には、財務モデリングによる企業価値評価、デューデリジェンスのコーディネーション、交渉戦略の策定などが含まれます。財務・会計の専門知識はもちろんのこと、クライアントや交渉相手と円滑な関係を築くための高いコミュニケーション能力や交渉力が不可欠なポジションです。
事業再生・リストラクチャリング
事業再生・リストラクチャリング部門では、業績不振や過剰債務などの経営課題を抱える企業に対して、再生計画の策定から実行までを支援します。主な業務としては、企業の財政状態や事業性を詳細に分析するビジネス・財務デューデリジェンス、実効性のある事業計画や資金繰り計画の策定、金融機関との交渉支援などが挙げられます。
財務・会計の知識に加え、窮境にある企業の経営陣や従業員、金融機関といった多様なステークホルダーと粘り強く交渉し、合意形成を図る調整能力が強く求められる、社会的意義の大きい仕事です。
バリュエーション(企業価値評価)
バリュエーションチームは、M&A、組織再編、訴訟、財務報告など、様々な目的のために企業や事業、金融商品などの価値を客観的に評価する専門部隊です。DCF法、類似会社比較法、純資産法といった専門的な評価手法を駆使し、第三者としての立場から公正な価値を算定します。
この業務には、会計基準や会社法、金融商品に関する深い知識が不可欠であり、公認会計士や証券アナリストなどの資格保有者が多く在籍しています。精緻な分析力と高い倫理観が求められる、極めて専門性の高い職種といえます。
フォレンジック(不正調査)
フォレンジック部門は、企業の不正会計や情報漏洩、贈収賄といった不正行為の調査を専門に行います。不正の疑いがある場合、デジタルデータの解析(デジタルフォレンジック)や関係者へのインタビュー、会計記録の調査などを通じて事実関係を解明し、損害の範囲を特定します。また、調査結果に基づき、再発防止策の提言やコンプライアンス体制の構築支援も行います。
会計、IT、法務など、多様な分野の専門知識が求められる領域であり、強い正義感と知的好奇心を持つ人材が活躍しています。
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KPMG FASに中途入社した場合の年収とキャリアパス
KPMG FASは、高い専門性を持つ人材に対して、それに見合った報酬水準と魅力的なキャリアパスを提供しています。年収は役職に応じて明確なレンジが設定されており、実力次第で高収入を目指すことが可能です。
入社後は多様な案件を通じてスキルを磨き、社内での昇進を目指すだけでなく、その経験を活かして事業会社や投資ファンドなど、様々なフィールドへキャリアを展開していく道も開かれています。プロフェッショナルとして成長し続けるための環境が整っています。
役職ごとの年収レンジの目安
KPMG FASの年収は役職によって大きく異なります。一般的に、ジュニアアソシエイト(JA)では580万円以上、アソシエイト(A)では600万円から1,050万円程度とされています。シニアアソシエイト(SA)では850万円から1,500万円程度、マネージャー(M)では1,100万円から1,800万円程度、シニアマネージャー(SM)では1,600万円から2,100万円程度が目安とされています。さらにその上のディレクターやパートナーになると、2,000万円を超える年収となることがあります。特にパートナーでは4,000万円程度の年収が見込まれることもあります。
これらの金額はベース給に加えて業績連動賞与を含んだものであり、個人のパフォーマンスや会社業績によって変動します。高い専門性が求められる分、報酬水準はコンサルティング業界の中でも高位にあります。
入社後のキャリアアップと昇進の仕組み
KPMG FASでは、実力主義に基づいた評価制度が採用されており、年齢や入社年次に関わらず、パフォーマンスに応じて昇進の機会が与えられます。通常は、年に一度の評価によって次の役職への昇進が決定されます。プロジェクトでの貢献度、専門知識の深化、クライアントからの評価などが総合的に判断されます。
社内でのキャリアパスとしては、専門性を極めてパートナーを目指す道が一般的です。一方で、FASで培ったM&Aや財務に関する高度なスキルは市場価値が非常に高く、事業会社の経営企画、PEファンド、ベンチャーキャピタルのキャピタリストなど、多様なキャリアへ転職するケースも多く見られます。
KPMG FASの働きがいに関する評判・口コミ
KPMG FASの働きがいについては、プロフェッショナルとして大きく成長できる環境、というポジティブな評価が多く聞かれます。特に、企業の将来を左右するような大規模、かつ複雑な案件に若いうちから関与できる機会は、他では得難い経験です。ここでは、成長環境とワークライフバランスの二つの側面から、評判・口コミの実態を見ていきます。
成長環境と得られるスキルについての高い評価
成長環境に関しては、非常に高い評価を得ています。多くの社員が、日本を代表する大企業のM&Aや事業再生といった社会的影響の大きな案件に、若手のうちから携われる点を魅力として挙げています。優秀な上司や同僚に囲まれ、日々知的な刺激を受けながら仕事に取り組める環境は、プロフェッショナルとしての成長を加速させます。
プロジェクトを通じて、財務モデリング、バリュエーション、デューデリジェンスといった財務・会計に関する高度な専門スキルが身につくのはもちろん、クライアントとの交渉能力やプロジェクトマネジメント能力など、ポータブルなスキルを体系的に習得できる点も評価されています。
ワークライフバランスのリアルな実態
ワークライフバランスに関しては、プロジェクトのフェーズによって大きく変わるのが実態のようです。M&Aのディールが佳境に入ると、深夜までの残業や休日出勤が続くこともあり、プライベートの時間を確保するのが難しくなる時期もあります。
一方で、ファーム全体としては働き方改革を推進しており、以前に比べて労働時間は改善傾向にあります。 プロジェクトとプロジェクトの間には長期休暇を取得することが奨励されており、メリハリをつけた働き方が可能です。激務であることは確かですが、自己管理能力と周囲の理解があれば、ワークライフバランスを保ちながら働くことも不可能ではありません。
まとめ
KPMG FASは、M&Aや事業再生といった領域で高度な専門サービスを提供するプロフェッショナルファームです。 中途採用の難易度は非常に高いですが、企業の成長戦略に深く関与できるやりがいと、それに見合う報酬、そして多彩なキャリアパスが大きな魅力です。
選考を突破するためには、財務・会計分野での確固たる実務経験や専門知識を土台に、論理的思考力や高いコミュニケーション能力をアピールすることが不可欠です。本記事で解説した選考フローや対策、求められる人物像を参考に、自身のキャリアと照らし合わせ、十分な準備を進めることが転職成功の鍵となります。
KPMG FASへ転職するには
KPMG FASへ転職を検討されている方は、同社への転職実績がトップクラスのヘッドハンターに相談することが、転職成功の近道です。実績豊富なヘッドハンターは、過去の面接内容や面接官にまつわる情報、内定をもらうために必要な要素を、KPMGの人事並みに把握しています。
志望度合いの高い方は、内定の角度をあげるために是非、【エージェントファインダー】にご登録ください。KPMG FASに内定実績豊富なヘッドハンターをご紹介させていただきます。尚、同社には厳しい採用要件があるため、ご経歴によってはご紹介できないことがあります。予めご了承ください。
エージェントファインダー












