リクルートグループの中でも好業績で知られる旧リクルート住まいカンパニー。中途採用の比率は日本企業の中でも高く、給与は高水準とされます。(※2021年4月に、株式会社リクルート住まいカンパニーは、株式会社リクルートへと統合されました。現在は株式会社リクルートの中の1つの事業部として位置づけられています)本稿では中途採用数の多い、旧リクルート住まいカンパニーのソリューション営業を中心に、およその年収や給与体系を解説します。 |
※旧リクルート住まいカンパニーに限らず、現在のリクルート総合職(GE社員)の年収は以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
目次
旧リクルート住まいカンパニーの年収システム
リクルート住まいカンパニーの年収は、職種や評価によって大きく変動しますが、基本的には各自が担うミッションに応じて年収が決定する【ミッショングレード制】を採用しています。年収の内訳は以下の通りです。
月給は、基準給+グレード手当で決まります。グレード手当とは、各自に割り当てられたミッショングレード に応じて支払われる給与のことです。
旧リクルート住まいカンパニーの職種別年収
公式ホームページに掲載されている職種別の想定年収、月給とグレード 手当の一例を抜粋します。
職種 | 想定年収 | 基本給/月 | グレード手当て/月 |
ソリューション営業 | 485~719万円 | 22~32万円 | 8~12万円 |
プロダクトマネージャー(B2B) | 676~797万円 | 30~36万円 | 11~13万円 |
広告商品企画開発 | 676~1,001万円 | 30~45万円 | 11~17万円 |
データサイエンティスト データ分析コンサル |
591~837万円 | 26~38万円 | 10~14万円 |
編集 | 676~719万円 | 30~32万円 | 11~12万円 |
営業職は正社員として採用されることもありますが、SE(Specific)社員と呼ばれる地域・職種を限定した正社員として採用されることもあります。SE社員の詳細と年収についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
旧リクルート住まいカンパニーで年収を決めるミッショングレード 制
リクルートグループでは全社的に前述の【ミッショングレード制】という給与制度を採用しています。これは、担当する業務や職務、各自が担うミッションに等級を付け、年収に反映させる制度です。
ミッショングレード | 1~20までの20段階 |
査定ランク | SS、S、A、B、Cの5段階 |
旧リクルート住まいカンパニーの場合、ミッショングレードは最低の1から最高の20(実質的には15前後)まであるとされ、このグレードに応じて基本給が決まります。グレード別の年収レンジについては、後述します。
また社員は半年に1度、直属の上司による面談、査定によってSS,S,A,B,Cで評価され、この査定結果はグレードのアップ(昇級)の判断に使われるほか、賞与にも反映される仕組みとなっています。
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旧リクルート住まいカンパニー転職者の年収実績
旧リクルート住まいカンパニーの転職者の場合、採用時の評価や前職での年収実績が加味され、入社時の年収が決定します。
実際の年収は職種によっても異なりますが、中途入社者の多くはグレードが3~4で年収600万円程度とされています。その後の年収の上げ幅は成果主義です。
前職 | 年収 | |
Aさん 27歳 | 楽天 | 650万円 |
Bさん 29歳 | りそな銀行 | 730万円 |
Cさん 25歳 | IBM | 650万円 |
旧リクルート住まいカンパニー、グレード 別のリアルな年収事情
ここでは、旧リクルート住まいカンパニーに新卒で入社した社員が、どのようにミッショングレード を上げて年収を上げていくのか、リアルな年収の変遷をミッショングレード の推移と共に解説します。
<役職とミッショングレード 、年収の変遷>
年次/役職 | ミッショングレード | 年収 |
新卒 | グレード 1 | 500万円程度 |
2年目 | グレード 3 (慣例として1段階飛ばす) | 600万円〜 |
20代後半〜リーダークラス | グレード 7~8 | 700~900万円 |
課長クラス | グレード 9~11 | 900~1300万円 |
部長クラス | グレード 12~13 | 1300~1800万円 |
役員クラス | グレード 14~15 | 1800~2500万円 |
新卒入社1年目の社員はグレード 1、推定年収500万円ほどからスタートします。この後は各自の成果に応じてミッショングレード が変動し、年収も変化します。
管理職になると、担当する部署の実績によって大幅に年収が増額するため、同じ課長職でも人によって年収にはかなりの差があります。成果が出せる社員は一気に昇進し、20代のマネージャー(課長職)はもちろん、30代の役員もいます。
旧リクルート住まいカンパニーで年収に影響する評価
旧リクルート住まいカンパニーでは、所属部署の業績と各自のパフォーマンスに応じて賞与額が決定します。賞与は年2回あり、直属の上司による評価、査定が反映されます。ミッショングレード の等級に基づく成果基準と照らし合わせて、SS~Bの5段階で評価されます。評価に応じてボーナスの額も変動するため、同じミッショングレード でも人によってもらっている年収は異なります。
ミッショングレード を上げるには
旧リクルート住まいカンパニーでは、年齢に関係なく、担当する職務の成果に基づき直属の上司が評価を決め、その評価がミッショングレードのアップにつながります。
勤務態度等も加味されますが、ソリューション営業で言えば、何よりも担当する企業のSUUMOの利用比率の増加といった成果が重要となります。その際、担当企業の経営課題の解決によって業績を拡大させ、広告費の増額につなげたかどうか、担当社員の貢献度を含めたプロセスもチェックされます。
旧リクルート住まいカンパニーに限った話ではありませんが、リクルートでは全社的に与えられた職務に対して大きな成果を出した社員が高く評価される仕組みとなっています。
当然、評価する上司の裁量は大きいですが、管理職の複数の目によって判断されるため、公平性は担保されています。
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旧リクルート住まいカンパニーは成果主義による高水準の年収
これまで記載したように、旧リクルート住まいカンパニーの年収は日本企業の平均年収からみると高水準といえます。年功序列の賃金体系ではなく、担当業務の業績に基づく成果主義がとられています。その成果を測る仕組みも一定程度の公平性を担保したものとなっています。
逆を言えば、成果を上げなければ同世代の同僚とも給与面で大きく差がつきます。
リクルートは全社的にキャリアアップの支援金制度が充実し、前向きな退職者も多く、人材の新陳代謝が早い企業と言えます。そのため、入社したからといって定年まで安泰ということは決してありません。
転職を検討する際には、前職での実績などを考慮してリクルート住まいカンパニーで十分な成果を上げられるかも判断材料となりそうです。
リクルートへ転職するには
旧リクルート住まいカンパニー、現リクルートの住まい事業部への転職を考えている方は、転職エージェント選びが肝になります。リクルートへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。
内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
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