リクルートグループを、ITやネットマーケティングで支えている株式会社リクルートテクノロジーズ。
リクルートテクノロジーズはリクルートグループのサービスを横断して、新サービスの開発や利便性の向上などを行っています。例えば新技術の開発や実装、ビッグデータの分析から顧客の潜在的な要望に合ったサービスの考案など、その内容は多岐に渡ります。
しかしリクルートにおいての自社開発案件はまだ少ないと言えるでしょう。そのためリクルートテクノロジーズは外部のパートナーと組んでの開発案件が多くを占めています。
今回はリクルートテクノロジーズに在籍していた元社員が、職種やその仕事内容のギャップなどを詳しく解説します。
目次
リクルートテクノロジーズが属するIT業界の仕事とは
リクルートテクノロジーズの社員は、リクルートグループのどの開発部分を担っているのでしょうか。
実際は企画者と開発するエンジニアの仲介的な役割となり、プロジェクトの進行を管理、またはUIUW観点でサービスの利便性を向上させる仕事が多いです。また事業部と積極的に連携をとりながら、ITを軸にサービスの利便性などを向上させることをミッションとしています。
具体的な例をあげます。例えば、リクルートの代表的なサービスの1つにホットペッパービューティーがあります。Webサイトやアプリから手軽に美容系サロンを検索、予約もできるというサービスです。すでに高いシェアを誇っていますが、リクルートテクノロジーズの社員はこのサービスがより使いやすくなるよう、インターフェースの改善をしたり、カスタマー(リクルートグループではユーザーをカスタマーと呼びます)が予約ボタンを押すまでのコンバージョン率を向上させるために必要な施策を企画・実施します。
またカスタマーに定性調査やヒアリングを行いカスタマージャーニーを作成、カスタマーがどこでホットペッパービューティーと接点を持つのか、いま感じているメリットやデメリットから、より詳細なペルソナ作りをなども行います。
人々の生活をITでより便利にしながら、大規模な仕事に携わることができることこそリクルートテクノロジーズの仕事の魅力であると言えます。
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リクルートテクノロジーズにはどんな職種がある?それぞれの仕事内容を解説
リクルートテクノロジーズはリクルートグループのITやデータを扱っているため、事業領域は非常に広く、その仕事内容も多岐にわたります。
そこで今回はリクルートテクノロジーズでの主な仕事を3つご紹介します。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、リクルートグループのサービス(リクナビNEXT、じゃらん、ゼクシィなど)で収集したデータを扱う仕事です。
現在、リクルートグループ全体で需要の高いポジションの一つと言えるでしょう。同グループが展開する様々なネットサービスは高いシェアを誇っており、サービスに蓄積した膨大なデータは、多くの可能性を秘めています。それらをどう活かすかが、サービスの未来を決めると言っても過言ではありません。
データサイエンティストは集めたデータを分析してサービス上の課題を見つけ、更にビッグデータの分析から考えられるソリューションの提案・導入・実装までを行います。
膨大な情報を分析し、ときにはデータクリーニング(収集した個々のデータが誤っていないかどうかを人やコンピューターでチェックして、誤りを修正する作業)という地道な業務もこなします。データを解析するだけでなく、得られた分析結果やソリューションの提案をわかりやすく事業(各種サービスを展開するリクルートグループの事業を指します)に伝えるためのコミュニケーション能力も必要です。
リクルートグループのサービスをビッグデータで改善し、事業やクライアント、カスタマーにとってより良いサービスを提供できるよう企画を練る重要なポジションです。
Webディレクター
データサイエンティストと同様にリクルート各事業会社のWEBサービスの改善を主とした業務を行います。
アートディレクター、データアナリスト、ブランドマネージャー、デジタルマーケター、編集者などと協力してリクルートグループが展開するWEBサービスのマーケティングを行います。
そのためチームや、ときには部署を超えて人と協力するフットワークの軽さも必要となる仕事です。ディレクター自身も、アクセスログや事業データ・マーケットデータを解析して課題や問題点の発見をする能力が求められます。
分析やサービスの改善提案のスキル、多くのプロフェッショナルをまとめあげるマネジメント力があると重宝されます。
プロジェクトマネージャー
リクルートグループの数千万~数十億という規模のシステム開発プロジェクトの上流過程に携わる仕事です。プロジェクト定義、要件定義、設計製造、そしてテスト移行までの全フェーズをマネジメント・ディレクションします。
社外パートナーも含めて100名 を超えるメンバーと共にプロジェクトに挑むこともあり、チームメンバーとのコミュニケーションはもちろん、マネジメント能力が求められます。
プロジェクトの進捗や目標から乖離していないか、全体を見渡せる視界が大切です。プロジェクトの状況が目標と大きく乖離している時は、修正案を出して大幅な修正を行うことも時にはあります。大きなプロジェクトといえど、修正が妥当なものと経営陣に判断されれば即座に修正に向かって動きます。こういったリクルートグループならではのスピード感はプロジェクトマネージャーとしてのスキルの向上にもつながるのです。
実際に入社してみて感じた仕事内容のギャップ
筆者はデータサイエンティストのキャリア採用枠でリクルートテクノロジーズに入社しました。
情報収集、データクリーニング、分析、そして課題の発見とソリューションの提案と、入社前に思い描いていた仕事に携われた喜びが大きかったことを今でも覚えています。
また入社2年目からチームのリーダーを任せられたため、他のチームとの連携やチームメンバーのマネジメントなど、様々なスキルを身に付けることができました。これほどの規模の企業やビッグデータを扱う企業において、入社2年目の社員にチームリーダーを任せる会社は珍しいと思います。
このようにリクルートテクノロジーズでは年齢や年次に関係なく、大きな仕事を若手にも任せるという風土があります。しかし、大きな仕事を任されるとマネジメントにかける時間が増えプレイヤーとしての時間は減ります。
マネジメントはやりたくない、とにかくスキルを磨きたいという社員には「スペシャリスト」というエンジニアに特化したキャリアパスはあるものの、その場合も若手社員や業務委託で勤務している人へのマネジメントは求められます。そのため結果的に、年次とともにマネジメント業務の比率は大きくなっていきます。プレイヤーとして自分のスキルを磨きたいと考えている人は多少の居心地の悪さを感じるかもしれません。
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②リクルートが求める人物像を熟知
③面接で聞かれる45の質問を徹底指導
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リクルートテクノロジーズの仕事の進め方の特徴
リクルートテクノロジーズでの仕事は個人に任される部分が多く、裁量が大きいことが特徴です。リモートワークやコアタイムなしのフレックスタイム、在宅勤務などの制度も充実しており、非常に働きやすい職場となっています。仕事も上長や先輩に指示されることは少なく、自分で考えて進めていくことが求められます。
もちろんわからない部分は積極的に質問すれば、アドバイスももらえます。
質問をするうえで重要なことは「自分はどう考えているのか」という意見を示すことです。筆者も先輩に質問したときに「お前はどうしたい?」と問いかけられることがしばしばありました。そして答えられないときは、自分なりの考えや答えを用意した後、先輩に改めて質問したものです。
主体的に動くことができる人、常に好奇心や探求心をもって行動できる人がリクルートテクノロジーズでは評価されます。そして、そういった人材を応援するための研修会や勉強会も豊富に用意されています。
自分の意見を業務に反映させながら仕事をしたい、という人には大変魅力的な職場と言えるでしょう。
専門的なスキルだけでなく、マネジメントスキルも高められる仕事
リクルートテクノロジーズは幅広い事業領域を扱っているため、ITに関係する様々な仕事を経験することができます。自身が希望するスキルを伸ばす仕事や機会もありますが、それ以外にも上に立つ者としてマネジメントを学ぶこともできます。ただし、エンジニアとしてスキルを磨き続けたい人は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
IT領域において自主性を持って仕事をしたい人、自分のペースで仕事をしたい人、そしてプロジェクトを統括するなど大きな仕事に携わりたい人は是非転職先として検討してみてください。
リクルートテクノロジーズへ転職するには
リクルートのエンジニア職へ転職を検討されている方は、転職実績トップクラスのヘッドハンターへの相談が転職成功への近道となるでしょう。
なぜなら、リクルートのエンジニア職では70%の方が一次面接で落ちてしまうからです。実力のある方でも、面接対策がしっかりできていないために落とされてしまうことはよくあります。内定実績トップクラスのヘッドハンターであれば、過去の面接内容や面接官にまつわる情報、内定をもらうために必要な要素を、リクルートの人事並みに把握しています。
志望度合いの高い方は、内定の角度をあげるために是非、エージェントファインダーにご登録ください。リクルートのエンジニア職に圧倒的な内定実績を誇る株式会社コープラスの新井氏をはじめとした、リクルートの転職に強いヘッドハンターをご紹介させていただきます。