2022.06.08

リクルート

【現役社員が解説】リクルート・エンジニア職の年収や手当、福利厚生

リクルートのエンジニア部門を担う株式会社リクルートテクノロジーズは、2021年に株式会社リクルートへと統合されました。エンジニア職の社員が実際にサービスを動かすビジネス部門と緊密に連携を取りながら、より良いサービスの提供を目指す体制となりました。

本記事では転職市場で人気の高いリクルート・エンジニア職の年収や福利厚生、ボーナスについて現役社員に行ったインタビュー内容をお届けします。

 

インタビュー対象者プロフィール

リクルート
エンジニア職(中途採用)/男性
30代 大卒

 

リクルート・エンジニア職の年収

リクルートホールディングスの有価証券報告書によると、2021年時点での平均年収は950万円でした。(2021年3月31日現在)

従業員数 臨時従業員数 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与
138(名) 4(名) 38.7(歳) 8.19(年) 9,505,870(円)

ただし、エンジニア職の実際の年収が気になるという人も多いでしょう。

インタビュー対象者によると、人によって異なるものの、リクルート・エンジニア職の年代による平均的な年収レンジは以下の通りです。

 

<リクルート・エンジニア職の平均的な年収レンジ>

役職 年齢 年収レンジ
役員 不明
統括室長 40代~ 不明
室長 40代~ 不明
部長 40代 1200~1400万
GM 30代後半 1200~1400万
30代前半 800~1000万
20代後半 600~800万
20代前半 400~600万

 

リクルート・エンジニア職の年収について、まずはいくつかのポイントを紹介します。

 

新卒入社時の年収は400万円程度

新卒入社時は年収400万円程度からスタートします。リクルートの社風や仕事に慣れながら徐々にできる仕事を増やしていき、それに伴って年収も上がります。

 

年次ではなく能力で報酬が決まる実力主義

リクルートの給与体系の大きな特徴は、実力主義であることです。スタート時は皆同じ給与でも、昇給スピードは人によって差があります。平均的には表のように20代前半で400~600万円、20代後半で600~800万円ですが、入社3年で1000万円を超えるケースもあるようです。

役職でいえば20代後半でGM、30代前半で部長、40代前半で室長となっている人もいるそうです。実力主義の会社で能力に見合った年収を目指したいという人には最適の環境といえるでしょう。

 

常に業界他社より、イコールorベターな給与レベルを維持

リクルートでは給与が決定される際、会社の業績も影響しますが、それ以上に同業他社を中心に他業界を含めて給与を調査し、「常に他社とイコールorベターな水準を維持すること」を重視しているそうです。

そうした会社の方針を認識しているため、リクルート・エンジニア職の社員の給与に対する満足度は高いとのこと。

実際に、同業他社と比べて平均年収が高いことがわかります。

 

【2021年時点での平均年収】(有価証券報告書より)

リクルートホールディングス 950万円
楽天グループ 774万円
富士通 865万円
NTTデータ 841万円

現在も、30代頃からのグレード(後で詳しく紹介)について、年間100~200万円ほどアップさせる方向でリクルート社内で話し合われているとのことで、今後も高水準の給与を維持することが予測されます。

 

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リクルートのミッショングレード制とは

リクルートの給与体系でもう一つ大きな特徴となるのが、ミッショングレード制です。エンジニア職も年次にかかわらず、基本給+ミッショングレードによるグレード手当で報酬額が決定されます。

リクルートの給与を理解するうえで重要な制度ですので、詳しく解説します。

 

半期ごとにミッション達成度を評価

ミッショングレードは、スキルや社内での役割に応じて「25」、「25+」、「30」、「35+」・・・(2022年3月時点)といった具合に細かく設定されています。現状のスキルではなく、現状よりも少し上の目標として定められます。

半期に一度、自分のミッショングレードとプロジェクト内容から上司が目標とするミッションを定め、半年後に自己評価と上司による評価で達成度を測ります。

ミッショングレードが上がる際の明確な基準はなく、上司が達成度や日頃の業務実績を見ながらタイミングを判断し、マネージャーの評価会議によって決定されます。

 

役職ではなくミッショングレードで年収が決まる

年収は年次や役職ではなく、ミッショングレードによって決まります。

リクルートでは会社の体制が半年に一度のぺースで頻繁に変わり、体制に応じてチームの中でGM(グループマネージャー)などの役職者が選出されるため、GMでも他のチームの平社員よりミッショングレードが下、つまり給与も下ということがあり得るようです。

もちろん、ポストに応じて成長が認められればミッショングレードや給与は上がります。

 

平均的には2、3年に一度ミッションが上がる

実際にどれくらいのペースでミッショングレードが上がる(=昇給する)のかというと、エンジニア職では2、3年に一度が平均的と言われています。

インタビュー対象者によると、ミッショングレードが1つ上がると100万円程度年収がアップしたそうです。

ミッショングレード 年収
35 700-800万円
35+ 800-900万円
40 900-1,000万円

ただし、努力や能力によって、毎年ミッショングレードが上がる人もいれば、4、5年上がっていないという人もいます。

 

ミッション+αが達成できるとボーナスに反映

ミッショングレードは慎重に判断されるため、半期ごとのミッションがクリアできれば即グレードアップとなることは少ないようです。その代わり、ミッション以上を達成できた場合、その分がボーナスに反映されます。

反対に、設定されたミッションを達成できなかったときには、ボーナスを下げるか、ミッショングレードを下げるかを選択する必要があります。ミッションを下げると取り返すのに数年かかる場合もあるため、たいていの人はボーナス減を選択しているそうです。

 

転職者は採用時の推定グレードから始めて経験を積む

新卒入社の社員は入社時から一つずつミッショングレードを上げていきますが、中途採用者は前職の給与を下回らないミッショングレードからスタートすることが多いようです。

ただし、業務はいきなり高いハードルが設定されることはなく、会社に慣れるために少しずつ幅を広げていくスモールスタートの方針が取られています。

 

中途入社時から経験を積んでも、しばらくはミッショングレードが上がらないことがあるかもしれませんが、入社時に実際のスキルやパフォーマンスよりも上のグレードから始まっていた可能性があります。その場合、成長が評価されていないわけではないと認識しておくと良いでしょう。

 

<中途採用者の年収例(インタビュー対象者)>

転職当時(20代後半) 700~800万円
現在(30代) 800~900万円

 

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リクルート・エンジニア職のボーナス

リクルート・エンジニア職のボーナスは基本給の4~5ヶ月分くらいで、年に2回支給されます。前述のようにミッション+αが達成できるとボーナスに反映されます。

 

<エンジニア職のボーナス支給例>

基本給 50万円
ボーナス 100~150万円×年2回

 

リクルート・エンジニア職の残業代

残業代は見込み残業代として月に30~40時間分(月によって異なる)が組み込まれています。

ただし、多忙なイメージのあるエンジニア職でも日常的な残業はほとんどなく、休暇の取得も奨励されているため、月間で均すと規定分を超えて残業代がつくことは少ないとのこと。

見込み超過分の残業代は人によりますが、サービスの立ち上げ時など、夜9時、10時までの残業が続いた月には30万円程度の残業代がつくイメージだそうです。

 

リクルート・エンジニア職の福利厚生

リクルートの福利厚生はいたってシンプル。用意されているのは年に一度のアニバーサリー休暇(4日連続で休暇を取ると5万円支給)くらいで、海外勤務手当はありますが、他社に多い住宅手当はありません。

考え方次第ですが、あくまで基本給とミッショングレードによるグレード手当で給与が決まるため、給与体系が明快で計算しやすいことをメリットと捉えることもできるでしょう。

前述のように休暇の取得は強く推奨されていて、カレンダーの祝日以外に会社休日が設定されており、均すと週休3日になります。

以前は3年に一度のステップ休暇(最大1カ月)を取ると30万円支給されるという制度もありましたが、現在はステップ休暇を取得できる制度のみが残り、30万円の支給はなくなりました。

 

リクルート・エンジニア職で年収を上げるには

ここからは、リクルートのエンジニア職で年収を上げる秘訣を現役社員の視点で解説します。

 

チームへの影響範囲を広げられると評価につながる

エンジニア職の役職はGMからですが、各プロジェクトには下からメンバー、チームリーダー、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーの役割があり、その上の管理者がGMとなります。

それぞれチームリーダーならメンバーに対して、プロジェクトリーダーならチームリーダーとメンバーに対して影響力を持つなど、役割が上がるほど、プロジェクト内での影響力の範囲が広がります。さらに、メンバーでありながらチームをまたいだ動きができるなど、影響力の範囲を広げられると、高評価につながりやすいようです。

エンジニア職の場合はスキルを上げることも重要ですが、ただ知識があるだけではなく、そのスキルをより広い範囲に反映できるようになることで評価されやすくなります。

 

担当プロジェクトによって評価が遅れるケースも

エンジニア職の場合、他の職種と比べるとやや評価されにくいと感じられる点は、年単位など長期にわたるプロジェクトの場合、しっかり評価されるのはリリース後になることです。

ただし、それだけの長期的なプロジェクトでリリース後が順調であれば、その際には大きく評価されます。

この他、前述の影響力の範囲を広げる動きがエンジニア職の場合は外から見えにくいというデメリットがあります。ミッショングレードを決定するGM(グループマネージャー)の評価会議時に、他のGM陣の間でも評判になるようなわかりやすい動きができると評価につながりやすくなります。

 

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リクルート・エンジニア職で評価されやすい人材

最後に、どのような人がリクルートのエンジニア職でスピード昇給しているのか、評価されやすい人材について解説します。

 

周りを見てチームや会社に貢献できる人

リクルートでは、エンジニア職も同様にチームや会社にどれだけ貢献したかによって評価されます。

その意味では、チームの成果のために動いていれば、おのずと評価につながるため、実力主義とはいえ、個人プレーで自分だけが潰れてしまうようなストレスはないようです。

 

当事者意識があり発信力を持つ人

プロジェクトに対して当事者意識を持ち、会議などで一番に発言する人、よく発言して目立つ人が評価されやすいのも特徴です。

ときに発言によって場を乱していることがあっても、会議で押し黙っているよりは良い印象が得られるとのこと。もちろん、全社的にはいろいろな人がいて、おとなしい人だと居心地が悪いというわけではありませんが、積極性や自主性のある人が昇格しやすいという傾向はあるようです。

 

リクルートのエンジニア職は年収を含め恵まれた環境

リクルートのエンジニア職の年収は他社に比べ高水準であり、福利厚生はシンプルですが、その分、実力がダイレクトに給与に反映されるため、納得して仕事ができるというメリットがあります。

ミッショングレード制で、ポストに空きがないときにも個人のグレードが上がれば昇給されます。若くしてスピード昇給する例も多い実力主義ですが、個人にのみ負担がかかることはなく、チームへの貢献度によって評価されるなど、全体的に恵まれた環境といえます。

もちろん選考の難易度は高いですが、給与面でも入社後の満足度は高い企業だといえるでしょう。

 

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リクルートは独特な面接で知られる会社です。実力のある方でも、面接対策がしっかりできていないと落とされてしまうことがよくあります。リクルート・エンジニア職の内定実績がトップクラスのヘッドハンターであれば、過去の面接内容や面接官にまつわる情報、内定をもらうために必要な要素を、リクルートの人事並みに把握しています。

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