2020.06.22

リクルート

旧リクルートコミュニケーションズのエンジニアの種類や仕事内容とは?職場環境や給料も含めて解説

旧リクルートコミュニケーションズは、リクルートグループ各社が提供するサービスのマーケティングから集客、制作、流通、宣伝、カスタマーサポートまでを担当しています。グループの各サービスに関わるため、業務範囲は非常に幅広く、多くのエンジニアが在籍しています。

そこで今回は元社員の筆者が、旧リクルートコミュニケーションズのエンジニアの種類や、仕事内容を解説します。(※2021年4月に、株式会社リクルートコミュニケーションズは、株式会社リクルートへと統合されました。現在は株式会社リクルートの中の1つの事業部として位置づけられています)

 

旧リクルートコミュニケーションズの事業内容

リクルートコミュニケーションズは、リクルートグループ全体に関る集客・マーケティング・制作・流通・宣伝・カスタマーサポートまでを提供しています。
リクルートグループのサービスは、人材・進学・住宅・ブライダル・旅行などの領域で分かれていますが、リクルートコミュニケーションズの社員は基本的に1つの領域に属し、サービスを改善していきます。

リクルートグループのサービスをカスタマー(ユーザー)の目線、そしてクライアント(主に広告主)の目線から改善することが求められています。

 

旧リクルートコミュニケーションズのエンジニアの種類と仕事

リクルートグループには、グループ全体のテクノロジー分野を統括する「リクルートテクノロジーズ」という会社があります。
リクルートテクノロジーズでは、グループ全体のシステムの構築や、次世代技術のR&D・新規ソリューションの開拓、グループのサービスで得たビッグデータの分析などでビジネスへの実装を行っています。

一方でリクルートコミュニケーションズのエンジニアは、最新テクノロジーを活かしたアドテクノロジーサービスの開発・改善と、リクルートグループが提供する「AirREGI」や「保険チャンネル」などの新たなWebサービスを開発・運営しています。

では実際に、リクルートコミュニケーションズに在籍しているエンジニアの種類と、それぞれの仕事内容をご紹介します。

 

ソフトウェアエンジニア

ソフトウェアエンジニアは、アドテクノロジーサービス、複数の言語を使ってリクルートのWebサービス、アプリの企画・開発・継続的な改善を担当しています。主にコンピュータサイエンスを活用し、高度なアルゴリズム、システムの開発をしています。
一エンジニアとしてコーディングをするだけでなく、企画を出す上流工程から関わることができます。

 

機械学習エンジニア

機械学習エンジニアは、機械学習言語として環境が充実しているPythonでの開発が主な業務となり、iPython、Scipyファミリーなどのライブラリを使って、分析や開発を行っていきます。
また、リクルートのカスタマーデータ、 DMPのデータを用いたシステムの開発やデータサイエンスを活用し、サービスやプロダクトの効果改善を行います。

スキルとしては、機械学習の知識は勿論、データマイニング、モデル構築のアルゴリズム、システム・アプリケーション研究開発経験などが求められます。

 

DevOpsエンジニア

DevOpsエンジニアは、他のエンジニアがより高いパフォーマンスで開発に集中できるよう環境整備を行います。具体的にはバージョン管理システム(Git)やデプロイ環境の構築を主な業務としており、ネットワークの構築と管理にAWS OpsWorksを導入し、Chef や Puppet を使って運用の自動化を進めています。
またサービスの安定的な運用を実現するためのシステム管理の業務もあり、システムやプログラムの幅広い知識が求められます。

 

プロダクトマネージャ

プロダクトマネージャは、AIや機械学習などのテクノロジーベースのプロダクト、サービスの企画、収益化の戦略立案をおこない、プロジェクトの管理、運営などをおこなっています。プロダクトマネージャの役割として大きいのは、チームのエンジニアのマネジメントです。案件の進捗管理はもちろん、サービスの成長にコミットする力が求められます。

 

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旧リクルートコミュニケーションズの職場環境とキャリアパス

次にリクルートコミュニケーションズで働くエンジニアの給料や、社風も含めた「働く環境」「キャリアパス」について解説します。

 

 給料

年収は年齢や経験を考慮したうえで決定されます。
リクルートコミュニケーションズのHPによると、中途採用では月給32万~50万(一律手当含む)ほどで、年収例は24歳で560万円(一律手当+年2回のボーナス含む)、32歳で年855万円(一律手当+年2回の賞与含む)となっています。
32歳のソフトウェア系エンジニアの平均年収は498万円なので比較的高い年収といえるでしょう。

 

 社風

リクルートコミュニケーションズの社風は一言で表すなら「自由」だと言えるでしょう。
筆者は2019年まで在籍していましたが、働く場所や時間、そして人間関係においても「自由」と感じることが多々ありました。

例えば、傍から見ていて「この人はいつ仕事をしているのだろう」と感じるほど、楽しんで仕事をしているエンジニアがいれば、いつ見ても会社にいる営業あがりのエンジニアなど、様々なタイプの社員がいました。
彼らから日々、刺激を受けて「皆、自分らしさを自由に発揮している」と感じていました。また、年次や年齢に関係なく、誰でも自由に意見や提案をできる風土がありました。

 

働く環境

リクルートコミュニケーションズでは、リモートワークやフレックスタイム制度が定着しています。抱えている案件によりますが、週に1度リモートワークをしている人や、11時頃に出社する人も珍しくありません。特にエンジニアの場合、チームでの会議がない日はリモートワークをしている人が多くいました。

しっかりとセルフマネジメントができる人には、魅力的な環境と言えるのではないでしょうか。

 

 エンジニアのキャリアパス

リクルートコミュニケーションズのエンジニアのキャリアパスは、主に「スペシャリスト」と「ジェネラリスト」の2つです。

「スペシャリスト」は文字通り、エンジニアとしての業務を中心にキャリアを積みます。
一方の「ジェネラリスト」は、マネジメント業務が中心になります。
リクルートコミュニケーションズに関わらず、リクルートグループの傾向として、若手にはどんどんマネジメント業務を任せる風土があります。エンジニアも例外ではなく、マネジメント業務をしたうえで、自身のキャリアパスをどうするのかを決定できるのです。

 

 エンジニアのワークライフバランスをサポートする制度

RCOではエンジニアのワークライフバランスを大切にしています。2016年に、「男性の育児休暇を義務化する」と発表し話題となりました。子どもを持つ社員への理解は深く、案件の進捗具合によっては翌日の有給休暇の申請が認められることもあります。
もちろん社員同士のコミュニケーションさえ取れていれば、自分の仕事を一時的に周りの社員にサポートしてもうことも可能です。しかし、働き方が柔軟である分、セルフマネジメントや案件のマネジメントを自らでしっかりと行う必要があります。

 

 自己研鑽のためのサポート環境

自己研鑽のためのサポート環境も充実しています。リクルートコミュニケーションズでは、競技プログラミングの世界上位ランカーや、データ分析世界大会の優勝者なども輩出しています。仕事を通して得た知見や技術を発表し合う勉強会を社内・社外問わず開催していおり、個々のスキルアップはもちろん、チームとしてプログラミングスキルを磨く環境が整っています。
また、書籍の購入費や勉強会参加費の補助、開発合宿の開催(1泊2日で、自ら企画した案をプレゼン)などがあります。ちなみに、合宿費用は会社負担での参加が可能です。
書籍や勉強会についても日頃の業務と一致するものでなくても、技術やビジネスに関連するものであれば制限なく支援されます。

 

開発環境

開発環境も充実しています。
PCやディスプレイなど普段使うデバイスも、基本的には入社時にリクエストしたものが支給されます。また、支給されたデバイスも2~3年ごとに最新のものに入れ替えられます。
さらに会社用携帯としてiPhoneも支給され、社内では常にiPadやiPhone、Androidなどの複数の端末が検証用デバイスとして利用可能です。
その他、デプロイ環境やインフラ環境もプロダクトや案件に応じて導入・選択されていて、何不自由ない環境と言っても過言ではありません。

 

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旧リクルートコミュニケーションズで求められるエンジニア像

リクルートコミュニケーションズのエンジニアに求められることは「当事者意識の高さ」と言えるでしょう。
リクルートコミュニケーションズではエンジニアを含め、リクルートグループのサービスの改善を行っています。改善はカスタマー視点でも、クライアント視点でも行われており、常にどうしたら「不」を解消できるのかを考えて行動しています。

エンジニアだから言われた通りにコードを書くのではなく、エンジニアとしてどうしたら「不」を解消できるのか。常に当事者の視点をもつ人材が求められるのです。

 

自ら考え、行動できるエンジニアに

リクルートコミュニケーションズは、時間や場所にとらわれず、フラットな人間関係で働きやすい環境です。しかし求められるレベルは非常に高いと言えます。
常に当事者意識をもって「どうしたらプロダクトをより良いものにできるのか。カスタマーやクライアントの不を解決できるか」を考え続ける姿勢が問われます。
エンジニアとして自身の力を試したい、世の中に貢献したいという熱い思いを持っている人は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

リクルートへ転職するには

リクルートへの転職を希望する方は、転職エージェント選びが肝になります。リクルートへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

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