
世界157か国に拠点を持つ国際的企業のPwCコンサルティング合同会社。いわゆる「BIG4」のうちの1社として、注目度の高い企業です。
今回はそんなPwCコンサルティング の福利厚生について、元社員のYさんにインタビューを実施しました。 |
目次
PwCコンサルティングが加入する健康保険組合と、福利厚生の位置づけ
PwCコンサルティング合同会社は、「PwCあらた有限責任監査法人」と同じ健康保険組合に加入しています。
PwCあらた有限責任監査法人のホームページには、「誰もがプロフェッショナルとして働くことのやりがいや充実感を得ながら健康で豊かな生活ができるように、様々な制度やイベントで支援しています」との記載もあり、社員の生活を支える配慮が企業姿勢として整っていることがわかります。
PwCコンサルティング の福利厚生一覧
では実際、PwCコンサルティング にはどのような福利厚生が用意されているのでしょうか。法定福利厚生、法定外福利厚生に分けて詳しく解説します。
PwCコンサルティングの法定福利厚生
法定福利厚生としては、下記が完備されています。
- 健康保険
- 介護保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
PwCコンサルティングの法定外福利厚生
・通勤手当、住宅手当
通勤に伴う手当は完備されており、上限は特にありません。一方で、住宅手当の用意はありません。
・健康、医療
基本的な検診については完備されています。
また、健康保険組合から付与されるポイント範囲内であれば、オプションの検診も無料で受けることが可能です。
さらに心理面の治療に関しては、心療内科医の定期的訪問があり、カウンセリングを受けることができます。
さらに、健康保険組合提携ジムが2割引き程度で利用することができます。
【手厚い育児支援】
それぞれのライフイベントに応じた福利厚生が整っています。
産前産後休業は、産前6週~産後8週、育児休暇は出産後2年まで取得可能です。
また、子どもが小学校を卒業するまでの期間は「FWA制度」と呼ばれる時短勤務のほかに、短日勤務(週3~4日勤務)や一定期間、休職ができる制度もあります。Yさんの周りでも育休を利用した同僚には勤務エリアの限定を要望し、復帰された社員もいたようです。
女性に限らず配偶者の男性側の休暇もあり、出産後6カ月以内に連続3日間の休暇を取ることができます。この男性社員による育児休暇取得は浸透しており、インタビュー協力者のYさんもお子さまが生まれる時に利用されていました。
【ベビーシッター補助と事業内保育所】
ベビーシッター代の補助もあります。小学校就業までの期間は法人からの補助金、その後小学校3年生になるまでは補助券という形で支給されます。
事業所内の保育所も完備されており、出産から2歳の3月31日まで利用が可能です。
【介護休暇】
育児だけでなく、介護支援もあります。
必要に応じて、最大15日間の介護休暇を取得することが認められています。
・体育、レクリエーション
プロジェクト単位で、有志による「Outing」というものがあります。
これは懇親会や部内イベントにあたるもので、年に1回、チームの結束をより強固にするべく行われます。
また、「PwC Funs」と呼ばれる社内クラブ活動もあります。
スポーツから文化活動まで、また、本格的に取り組むものから気軽に参加できるものまで、様々な活動が行われています。この活動で発生する費用については、補助金が会社から支給されます。
・慶弔、災害
慶弔・災害などが起こった際は、慶弔見舞金が支給されるシステムが完備されています。
・退職金
退職金は特にありません。
その代わりに、会社負担の確定拠出年金をiDeCoに切り替えることができます。
・業務関連
プロジェクトに必要な書籍は経費で購入可能です。但し、会社の所有物という扱いになります。
また、英会話習得に係るレッスン料の補助もあります。
自己啓発に関連するセミナーの費用なども、プロジェクトとして必要だと認められた場合は補助されます。
Yさん自身は、英会話のスキルを磨きたいと考え、英会話スクールを受講し、ベルリッツやアルクなどの法人プランを半額で受けることが出来たそうです。
・休暇関連
年次有給休暇は、4ヶ月の試用期間経過後、所定労働日の8割以上出勤した社員について、以下のように最大20日間付与されます。
入社月 | 休暇の付与日数 |
9・10・11月 | 20日 |
12・1・2月 | 18日 |
3・4・5月 | 12日 |
6・7・8月 | 6日 |
入社2年目以降 | 20日 |
また、年次有給休暇とは別に、毎年9 月1 日に、リフレッシュ休暇が5日間付与されます。
ただし、入社初年度は3日となります。
入社日 | 付与日数 |
9月2日~5月末日 | 3日 |
6月1日~8月末日 | 0日 |
プロジェクトが終わったら1カ月ほど海外で過ごすなど、休みはまとめてとる社員が多いようです。
元PwC採用責任者 大森 崇 氏
リネアコンサルティング株式会社 代表取締役
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PwCコンサルティング は激務!?ワークライフバランスの実態
激務のイメージが強いPwCコンサルティングですが、ワークライフバランスは比較的良好であったとYさんは振り返ります。
ライフイベントに応じた休暇や補助システムが整っていますし、フレックスタイム制や時短勤務も認められています。(コアタイムは10:45~15:45)
ただ、チームにもよりますがYさんのチームでは、出社している様子を上長に見せる必要があり、フレックスとは言え、妥当な時間に出社していたと言います。
また、残業事情についてですが、残業代はマネージャー未満の職位の社員には支給されます。但し、元々の基本給にみなし残業代として50時間分が含まれており、それを超えた分が支給される形となっています。
50時間を大きく超える社員は、昨今はあまりいないということで、働き方改革への意識の高まりが伺えます。
社員が活用している、PwCの福利厚生
元社員のYさんがPwCコンサルティング 在籍当時に利用していた福利厚生に、保養施設の利用が挙げられます。またこの他に、ディズニーリゾート入場券の抽選申し込み等もあり、よく活用していたと言います。
このように、前出のチーム単位のレクリエーションはもちろん、プライベートで楽しめる福利厚生も充実しているため、家族や友人としっかりと気分転換できる環境が整っていると言えるでしょう。
ライフイベントに手厚いPwCの福利厚生
PwCコンサルティング の福利厚生の実情を紹介しました。
多種多様な福利厚生が用意されていますが、特に育児などのライフイベントについては非常に手厚いサポートが受けられることがわかります。
日々レベルの高い仕事が求められる環境で、社員それぞれがしっかりと自身の生活を整え、リフレッシュできるよう、配慮が行き届いた環境が用意されていることが分かりました。
PwCコンサルティング への転職を検討されている方はぜひ、参考にしてください。
この記事のまとめ
☑PwCコンサルティング の福利厚生は育児関連を中心に、ライフイベントに手厚い
☑ワークライフバランスは比較的良好な環境である
☑まとまった休暇がとりやすく、メリハリのある働き方ができる
PwCコンサルティングへ転職するには
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