M&A専業大手3社の社風や給与を徹底比較!未経験者の採用はあるのか?

M&A専業大手の「日本M&Aセンター」「M&Aキャピタルパートナーズ」「ストライク」。

こちらの記事では、M&A専業大手3社への転職を考えている人に向け、社風や給与体系、中途採用の特色や傾向まで幅広く比較し、お伝えしていきます。

 

M&A専業大手3社の社風は?

M&A専業大手3社を比較する際、まずは創業社長の経歴や成り立ち、事業規模から特徴を読み取ってみたいと思います。

 

日本M&Aセンター

業界のリーディングカンパニーで、事業規模が3社で最も大きく、組織全体の規律と統制を重んじる社風です

1991年創業で、若手の育成にも熱心です。全国の地銀等との提携も充実し、老舗企業ならではの組織力があります。

 

M&Aキャピタルパートナーズ(MACP)

M&Aコンサルタント個々の能力と業務量が最も問われます

積水ハウスの営業マンだった中村悟社長が2005年に創業。

人を重んじるウエットな社風で、属人的な組織の中でもインセンティブを分ける制度もあり、チームワークも重んじられます。

高報酬の分、激務とされます。

 

ストライク

公認会計士・税理士の荒井邦彦社長が1997年に創業したことから象徴されるように、財務分析の能力を重視しています

M&A成立に向け正当なアプローチを重んじた落ち着いた社風で、残業が少なく年間120日の休日を設定するなど、社員の働き方にも重きを置いています。

女性コンサルタントが在籍しているのも注目ポイントです

 

M&A専業大手3社の給与体系や年収事情

M&A専業大手3社の給与体系は年収にも大きな差があります。ここではM&Aコンサルタントの働き方、ベース年収やインセンティブを比較します。

働き方 ベース年収 インセンティブ 平均年収
日本M&Aセンター 譲渡先企業と買収先企業それぞれに別のコンサルタントが担当 平均800万円 成功報酬の10% 1,413万円(2019年3月時点)
MACP 譲渡先企業と買収先企業それぞれに同じコンサルタントが担当 一律420万円 成功報酬の30% 2,478万円(2018年9月時点)
ストライク 譲渡先企業と買収先企業それぞれに同じコンサルタントが担当 前職の実績に応じて400~800万円 成功報酬の20% 1,540万円(2019年8月時点)

M&Aキャピタルパートナーズ(MACP)の平均年収は、大手3社の中でも群を抜いて高く国内屈指の高年収として知られています。

 

M&A専業大手3社の社員数や拠点、事業規模

M&A専業大手3社のコンサルタント数や営業拠点、事業規模を比較します。

いずれの企業も社員の平均年数は30代で、中小・中堅企業の事業継承が進んでいることから好業績を続けており、事業規模は拡大の一途です。

コンサルタント数 拠点数 売上 純利益
日本M&Aセンター 362人
(2019年10月時点)
国内7・海外2 2019年3月期
284億6千万円
88億6千万円
MACP 117人
(2019年8月時点)
本社以外の営業拠点なし 2018年9月期
64億6千万円
21億6千万円
ストライク 98人
(2019年8月時点)
国内6 2019年8月期
50億7千万円
13億4千万円

日本M&Aセンターは売上、純利益共に他の2社を圧倒しています。

 

M&A専業大手3社への転職に選ばれているサービス

M&A専業大手3社への内定実績トップクラスのエージェントを紹介してくれるサービス
エージェントファインダー
(M&A専業大手3社他、金融業界など志望の方向け)

 

M&A専業大手3社の中途採用の特色や傾向

M&A専業大手3社の中途採用の特色や傾向は、社風とリンクした形で、3社3様となっています。

また、会社によってはM&A未経験者の採用を行っています。

自身の経歴と合わせ、参考にしてみてください。

 

日本M&Aセンター

銀行や証券会社のほか、商社やメーカー営業マンなどM&A未経験の人材も幅広く採用しています
事業規模が大きい分、中途採用もシステム化しています。

3次面接まであり、「仕事」を題材にした作文の提出があります。

 

M&Aキャピタルパートナーズ

中小・中堅企業のオーナーから信頼関係を得られる「人間力」が求められます
前職でトップクラスの営業実績があり、即戦力となる人材が求められます。

コンサルタントとしての営業力と激務に耐えられる体力、精神力も合わせて審査されます。
3社の中でも最難関とされています。

 

ストライク

公認会計士を主体として設立したこともあり、「財務諸表が読める」「数字に強い」ことが採用の前提となっています

銀行出身など金融関係者の採用が多いとされます。女性コンサルタントの採用を積極的に進めています。

以上、M&A専業大手3社を様々な角度から比較してみました。

同業と言えど会社によって大きくカラーが異なることを理解いただけたかと思います。ご自身のこれまでのキャリアやキャラクターを踏まえた上でどの企業を転職先として志望するか検討ください。

 

M&A専業大手3社へ転職するには

M&A専業大手への転職を希望する方は、同社への内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。
内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。

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