旧リクルートコミュニケーションズは、リクルートグループの事業領域を横断して、制作やプロモーションを行う専門家集団です。リクナビNEXT、ゼクシィ、ホットペッパービューティー、じゃらんなどリクルートグループが展開する様々なメディアサービスの制作やプロモーションを行う制作やマーケティン部業務に加え、エンジニアやクリエイターなど様々なジャンルの職務を担う人がいます。
今回は元リクルートコミュニケーションズに在籍していた筆者が、選考通過のポイントや面接対策を解説していきます。(※2021年4月に、株式会社リクルートコミュニケーションズは、株式会社リクルートへと統合されました。現在は株式会社リクルートの中の1つの事業部として位置づけられています)
目次
面接前に掴んでおきたい、旧リクルートコミュニケーションズの社風
リクルートコミュニケーションズの社員は、どのような企業文化の中で働いているのでしょうか?まずは社風を把握しておきましょう。
リクルートコミュニケーションズの社風として特徴的なのは「個人に裁量を持たせる自由な社風」だということです。働き方で言えば、リモートワークやフレックスタイムなど、個人に権限や裁量を持たせる働き方が浸透しています。
また、給与制度は「ミッショングレード制度」を採用しています。これは年次や年齢に関係なく、携わるミッション(任される業務の難易度や範囲)によって給与が決まる成果主義です。
こういった環境のため年功序列の風土は一切なく、年齢や年次にとらわれることなくライフスタイルに合わせた働き方ができます。
またリクルートグループ共通のカルチャーとして「社員が何をやりたいのか」を重視します。リクルートコミュニケーションズも例外ではなく、「自分はこういったことがやりたい」「自分にはこういうキャリアプランがある」など「自分軸」を持つことが求められ、それを発信し、自らチャンスを掴む姿勢を大切にしています。
旧リクルートコミュニケーションズの選考におけるポイント
選考のポイントは「自分軸」とリクルートコミュニケーションズで働く必然性をしっかりと繋げて話すことができるか、です。
「自分はこういったことがやりたいが、リクルートコミュニケーションズで働くことがその目的にかなう」「自分の描くキャリアを考えるとリクルートコミュニケーションズが最適である」ということを自分の言葉で語れることが大切です。
これさえできれば、意外とスキルや経験については深く問われません。
もちろん募集要項にある応募条件はクリアする必要がありますが、スキルや経験よりも「なぜリクルートコミュニケーションで働きたいのか」、そのモチベーションの源泉が重視されます。
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旧リクルートコミュニケーションズの中途採用の選考フロー
中途採用は書類選考後、正社員の場合は面接が3回とSPI、契約社員の場合は面接が2回とSPIがあります。正社員の場合も契約社員の場合も、SPIは1次面接の前後で行われます。
【正社員のケース】
①書類選考(1〜2週間程度でメールで結果が通知されます) |
1次面接の際に、同時開催されることがあるセミナーに参加することもできます。セミナーでは会社説明だけではなく、社員との座談会も開催されるためより会社の雰囲気を掴むことができます。会社説明・座談会終了後に1次面接とSPIの試験が実施されるため、効率的に選考が進みます。
また、リクルートコミュニケーションズではリファラル採用も積極的に行われています。2017年以降の採用人数は平均して年間約10名です。
旧リクルートコミュニケーションズの中途採用について、各面接の詳細
それでは実際に、1次面接~最終面接でどのような質問をされるのか筆者の経験を元に解説していきます。
1次面接
<面接官>
人事担当者
<面接時間>
30分~1時間
<雰囲気>
カジュアルで和やか
2次面接
<面接官>
人事部長または所属予定の部署の部長
<面接時間>
30分~1時間
<雰囲気>
カジュアルで和やか
最終面接
<面接官>
所属予定の部署の部長または役員
<面接時間>
1時間~2時間
<雰囲気>
カジュアルで和やか
リクルートコミュニケーションズの面接の傾向として「面接時間が長くないこと」と「雰囲気が良いこと」があげられます。注意が必要なのは、最終面接の際にはケース面接(すぐに答えの出ない質問に対して、限られた情報で論理的に仮説を立てる)をされることもある点です。
面接でよく聞かれる質問集
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以上のような質問を皮切りに「なぜ?」を繰り返されることで、自身の価値観や判断基準、そして人となりを見られることになります。
面接における注意点
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選考の注意点として、職種選択は可能です。しかしリクルートのサービスであるゼクシィやスタディサプリ、ホットペッパービューティーなど「事業領域」については希望を選択することはできません。
希望を伝えることはできますが、最終的にはスキルや経験、その時点での人材の充足度などを考慮しての配属になります。
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旧リクルートコミュニケーションズの面接に向けた対策や準備
リクルートコミュニケーションズの面接に向けた対策と準備には「SPI対策」と「自分軸を明確化すること」があげられます。どれほど熱意があっても、SPI試験の結果が悪ければ足切りされます。そうならないためにSPI対策は必要です。とはいえ市販の対策本で勉強をすれば十分でしょう。
3回の面接を通過するために重要なことは「自分軸を明確化すること」です。面接ではとにかく「なぜ?」を繰り返されます。
「なぜ、その判断をしたのか」「なぜ、入社後にそれをしたいのか」「なぜ、それをする必要があるのか」など、とにかく判断や選択について深堀りされます。
深堀りする問いに対しては「一貫性をもって、相手に伝わるように答えること」が大切です。答えが一貫している場合は、自らの価値観をしっかりと面接官に伝えることができます。また自身の考えを言語化して話すコミュニケーション能力も示すことができます。
質問されたことにすぐに回答する瞬発力は求められません。じっくりでも良いため、しっかりと自分の価値観や判断基準に沿った答えを出すことが重要です。自分に対してとにかく「なぜ?」を問いかけることが重要です。
自己分析や他己分析を深く行い、自分の価値観や判断基準を明確にできていれば、面接の対策は十分だと言えるでしょう。
また将来像を思い描くことも大切です。
リクルートグループでは会社でキャリアを積んだ後に独立をしたり転職をする人が多いです。会社側も、会社は社員の長いキャリアの一部であると考えているため、独立や転職を応援する雰囲気や制度があります。
そのため将来像が明確にあり、その将来像とリクルートコミュニケーションズで働く理由が密接に絡んでいるか、それを説得力を持って伝えられるか、が大切です。
自らの考えをとことん深堀りして熱意を伝えること
リクルートコミュニケーションズの選考対策はSPIの勉強と、自らの価値観や判断基準を明確にしておけば、特別に難しいということはありません。
SPI対策は短期集中でもできますが、自らの価値観についてはすぐに答えが出るものではありません。入社を検討している方は、すべての判断に日頃から「なぜ?」と考える習慣をつけて、人に伝えられるようにおくといいでしょう。
リクルートに転職するには
リクルートへの転職を希望する方は、転職エージェント選びが肝になります。リクルートへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。リクルートに多くの内定者を輩出している転職エージェントA氏をはじめ、リクルートに強い転職エージェントをご紹介させていただきます。