SUUMO(スーモ)を主軸に住宅領域に関わる商品、サービスの提供をする旧リクルート住まいカンパニー。
ハウスメーカーや工務店など不動産事業者から、戸建てやマンションを探す個人まで、幅広い顧客と接し、営業面での課題解決やベストな物件選択に導く不動産の仲介関連事業を中心に事業展開しています。 今回は、数ある部署の中から現場の最前線となるソリューション営業職を中心に仕事内容をお伝えします。(※2021年4月に、株式会社リクルート住まいカンパニーは、株式会社リクルートへと統合されました。現在は株式会社リクルートの中の1つの事業部として位置づけられています) |
目次
旧リクルート住まいカンパニーとは
リクルート住まいカンパニーは、リクルートグループの中で住宅領域事業を展開する事業会社です。
1976年の「住宅情報」創刊を機に事業をスタートし、現在はSUUMOのブランドで不動産・住宅情報サイトをスマートフォンやウェブで展開や、「SUUMOマガジン」「Housing by SUUMO」といった情報誌の発行、専門アドバイザーが住宅購入の相談や物件紹介を無料で実施する「スーモカウンター」の運営などを行っています。
売り上げは過去最高の1千億円となり、決算公告では2019年度の純利益は億円となっています。
旧リクルート住まいカンパニーにはどんな仕事がある?それぞれの仕事内容を解説
ソリューション営業
マンションデベロッパー、ハウスメーカー、工務店、賃貸仲介会社、管理会社などの経営課題を解決するため、SUUMOを活用した企画提案をします。
ネットビジネス
リクルート住まいカンパニーが運営する不動産・住宅情報サイト「SUUMO」の事業戦略や広告商品の開発、利用者のデータ分析からUIUX改善までを担う部門です。
具体的には、B2Bの新規事業開発を担う「プロダクトマネージャー」やマンションデベロッパー賃貸管理会社などへの業務支援サービスを開発する「サービス開発ディレクター」、サイトへのアクセスログや利用者へのアンケート、売り上げなどのデータを基に事業分析を担当する「データ分析コンサル」らが所属します。
2020年3月時点で募集している職種としては
- プロダクトマネージャー
- プロデューサー候補
- ネット事業戦略担当
- 広告商品企画開発
- ウェブの商品企画
- サービス開発ディレクター(クライアントソリューション)
- データサイエンティスト データ分析コンサル
- データエンジニア
- 機械学習エンジニア(プランナー)
- インフラエンジニア(機械学習AI)
があります。
2018年7月時点で、ネットビジネス統括本部の転職者の割合は55.9%で在職者の半数を超えています。
中途入社時の年齢は31.1歳と若く、社員数も大幅に上昇しています。
IT分野に遅れていると言われる不動産業界において、トップシェアを誇る不動産・住宅情報サイト「SUUMO」の取り組みは先駆的で、業界の注目も高いです。
編集
リクルート住まいカンパニーが発行する情報誌の編集、制作を担当する部署で、下記を手掛けています。
フリーペーパー
- スーモマガジン
- SUUMO新築マンション
- SUUMO注文住宅
市販誌
- Housing by SUUMO
- SUUMO注文住宅
- SUMMOリフォーム
インターネットの台頭でダウントレンドの雑誌ですが、リクルート住まいカンパニーの発行する各種雑誌の部数は、コンテンツ強化に伴って上昇傾向です。
採用はわずかですが、不動産に特化した情報誌は手に取る読者も多く、注目度は業界紙をしのぐとも言われています。
住宅アドバイザー
全国のスーモカウンターに配属され「新築マンション」「注文住宅」「リフォーム」と担当別に分かれます。
「マンションを購入したい」「家を建てたい」という顧客の要望を聞き取り、モデルルームの見学予約や建築会社につなぐ仕事です。
採用は各地のスーモカウンターごとに行われ、給与や待遇もさまざまです。
2020年3月時点では全国で十数件の募集があります。
リクルート住まいカンパニー ソリューション営業の仕事とは?
リクルート住まいカンパニー全体の社員数約2000人のうち、営業職は700人規模と大所帯です。
採用は東京、大阪、名古屋、福岡を拠点に行われ、配属は建て売り、注文住宅、マンションで部署が分かれます。
マンションデベロッパーやハウスメーカーなど顧客企業の広告において、SUUMOの比率を高めることがソリューション営業の至上命題です。
そのためには企業の好業績によって広告費全体を高めることが必須となります。
ただの営業職ではなく、ソリューション=「顧客企業の経営課題の解決」を求められる理由はそこにあり、各企業の経営に踏み込むだけの人間関係、信頼の構築が大前提となります。
営業職それぞれの力量が試されるのはまさにその点です。
リクルート総合職への内定実績は通算100名を超える
①リクルートの社員として求められる人物像を熟知
②選考通過に必要な自己分析、面接対策を徹底サポート
③リクルートのマネジメント層・現場と豊富なリレーション
>>>リクルートへの内定率TOPクラスのエージェントに相談する
ソリューション営業の仕事の進め方
配属後、担当企業が割り当てられます。
前任者からの引き継ぎがあるとは言え、担当企業との関係性を深めていく必要があります。
まず問われるのは担当企業の中で誰と面会できるのか、といった点です。
広告予算の権限のあるキーマンとの接触が何よりも重要になります。
大企業では、店舗ごとに広告予算が付いている場合もあり、担当企業の広告費を握るキーマンといち早く接点を持つことが重要になります。
ソリューション営業の仕事の特徴
トップシェアを維持するSUUMOの営業においては、新規の企業開拓よりは既に広告費の多くを捻出しているケースが多数です。
その場合、広告費全体のうち、SUUMOの比率を高める必要があります。
不動産会社の広告費としては、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)といった同業他社、チラシのポスティング、テレビCM、自社のホームページなどがあります。
成約につなげることに重きを置くSUUMOの広告費は同業他社よりも掲載費は割高で、各企業では「チラシを配って契約につながった」といった成功体験もあります。
データを基にSUUMOの優位性を説明、納得してもらうことが必要になってきます。
加えて、広告費全体を押し上げるため、担当企業の業績アップに貢献することも求められます。
そのためには、担当企業の財務をしっかり把握、分析する能力が前提で、財務に関わる情報を得られるだけの担当企業との信頼関係の構築も関わってきます。
リクルート総合職への内定実績は通算100名を超える
①リクルートの社員として求められる人物像を熟知
②選考通過に必要な自己分析、面接対策を徹底サポート
③リクルートのマネジメント層・現場と豊富なリレーション
>>>リクルートへの内定率TOPクラスのエージェントに相談する
「不動産の仲介」「広告」にとらわれない仕事
今回、ソリューション営業について実例を取り上げましたが、リクルート住まいカンパニーの全ての職種において言えるのは、「不動産の仲介」「広告」にとらわれない幅広い提案を求められる仕事内容であるという点です。
SUUMOは業界のトップランナーであり、常に新規性の有無を問われます。
従来にない手法で提案をし続け、結果につなげることが個々の評価に直結します。
ソリューション営業について言えば、実際の業務はコンサルタントに近く、広告という視点で幅広い提案をしていくことになります。
中途採用の検討にあたっては、リクルート住まいカンパニーの「不動産の仲介」「広告」という見掛けにとらわれて転職先の候補から外さずに、仕事の中身を吟味して見定めることもポイントとなりそうです。
リクルートへ転職するには
旧リクルート住まいカンパニー、現リクルートの住まい事業部への転職を考えている方は、転職エージェント選びが肝になります。リクルートへの内定実績を豊富に持つエージェントに相談するようにしましょう。
内定実績が豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
リクルートの志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。リクルートに多くの内定者を輩出している転職エージェントA氏をはじめ、リクルートに強い転職エージェントをご紹介させていただきます。