| 厳選したヘッドハンターだけをご紹介するエージェントマッチングサービス【エージェントファインダー】。同サービスを活用して人気企業への内定を勝ち取った転職者は、どのような転職活動をしていたのでしょうか。
今回は倍率数百倍とも言われる超難関企業、三菱商事に内定したAさんにインタビューを行いました。Aさんはどのような選考対策を経て、内定へと至ったのでしょうか。実際の面接で聞かれた質問や内定のポイントについてもお話を伺いました。三菱商事への転職を検討している方は必見です。 Aさんをサポートしたヘッドハンターが解説する、三菱商事の内定攻略記事はこちら。 |
取材対象者
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Aさん 外資系コンサルから三菱商事に内定 |
目次
いずれは事業経営に携わりたい。三菱商事の中途採用を知って応募
–三菱商事への内定、おめでとうございます。Aさんが転職を検討するようになった経緯から、聞かせてください。
現職にこれといった不満はなく、最近は転職活動もしていませんでした。
ただ頭のどこかで、いつかはコンサルとして第三者ではなく、事業会社で自ら主体的に経営に携わりたいという想いがありました。実際に数年前に転職活動をしてベンチャー企業を受けたこともあったんです。ただ待遇面での折り合いがつかず、その際は転職には至りませんでした。
勤めていた外資系コンサルでは、パートナーを目標に働く気でいたのですが、たまたま三菱商事が中途採用をしていることを知りました。とりあえず話を聞いてみたいという軽い気持ちでエージェントファインダーに登録しました。
–三菱商事はどのような理由で志望していたのですか？
三菱商事は事業投資に積極的で、経営人材の育成を目標に掲げています。
私が将来目指す、事業会社で経営を担いたいという考えと、三菱商事の事業の方向性や育成の方針がマッチしていると感じ、志望していました。
また、待遇面での魅力も大きいです。事業側に行けるチャンス、経営人材になれるチャンス、かつ年収を下げずに行ける条件に合致していたのが三菱商事でした。
–エージェントファインダー登録後、どのようなエージェントを紹介されましたか？
三菱商事に内定実績豊富なヘッドハンター、Xさんをご紹介いただきました。対応がとてもスピーディーで、物腰も柔らかくお話がしやすい方でした。
三菱商事に関する情報も豊富でたくさんのアドバイスをいただきました。Xさんのサポートがなければ内定は難しかったのではないかと思います。
–三菱商事以外の会社は受けましたか？
Xさんからのご紹介で、私の希望条件にマッチする三井物産も受ける予定でした。ただ面接が始まる前に三菱商事から内定が出たため辞退しました。
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Webテストの練習、OB訪問、面接対策。周到に準備をした三菱商事の選考対策
–ここからは三菱商事の選考に向けてどのような準備をしたか聞かせてください。まず、応募するポジションはどのように決めましたか？
三菱商事は部署を特定せずに応募をする「オープン型」と、希望ポジションを指定する「フォーカス型」があります。
私はフォーカス型で応募をしました。フォーカス型では、第三希望まで応募するポジションを選べます。Xさんと相談して、現職と親和性の高いポジションを第一志望に決めました。
別のポジションにも興味があり、第一志望にするか迷ったのですが、Xさんから「Aさんはこの部署の方が現職との親和性も高く、評価いただける可能性が高いと思います」とアドバイスを受け、より内定可能性の高そうな部署を第一候補として応募しました。
–選考フローは、最初が書類審査ですね。どのように準備をしましたか？
書類は私が準備したものをXさんに見ていただきました。赤入れなどはあまりなく「良く書けていると思います」という言葉をいただきそのまま提出しました。
–書類の次はWebテストですね。どんな対策をしましたか？
Xさんおすすめの本とスマホアプリを使って対策しました。
Xさんによると、三菱商事はWebテストの合格基準が公開されていないようで…。Webテストで落とされては元も子もないので、対策には2週間ほど費やしたと思います。
対策をしていた感触では、7割以上はできていたと思います。8割には到達していないかな、という感じです。
–Xさんは三菱商事の中途採用を受けるならOB訪問をした方がいいと言っています。AさんもOB訪問はしましたか？
2名にOB訪問をしました。一人はもともと面識のあった先輩です。もう一人は先輩の紹介で、私が応募したポジションで働いている方です。
実際に働いている社員に話を聞いて、仕事内容や働き方がかなりリアルにイメージできるようになりました。会社の雰囲気や課題、チーム編成や役職についてもざっくばらんに話してもらい、理解が深まりましたね。
面接でOB訪問をしたか聞かれるかと思ったのですが、私の場合は特に聞かれませんでした。
–面接対策はどのように準備しましたか？
Xさんからいただいた質問集をベースに準備しました。過去に三菱商事の面接で聞かれた質問を集めたものです。
例えば
- 将来のキャリアビジョン
- 三菱商事にどう貢献できるか
- キャリアの経緯とその背景にある思いや考え
などです。
質問集をベースに、私だったらどう答えるか？をワードに落とし込み、Xさんに確認してもらいました。「ここはもう少し深掘りした方がいい」などアドバイスをもらって、ブラッシュアップしていきました。一字一句暗記するのは良くないとは思いつつも、自信をもってよどみない受け答えができるようにシミュレーションを繰り返しました。
三菱商事、全3回の面接で聞かれたのは、これまでのキャリアの深掘り
–準備を経て、いよいよ本番ですね。三菱商事の面接内容について聞かせてください。
私の場合、第一志望の部門で面接が進みました。面接は全部で3回です。一次面接がオンライン、二次面接と最終面接がリアルでした。
どの面接も、Xさんから事前に聞いていた想定質問とほぼ同じ内容で、これまでのキャリアに対する深掘りが中心でした。突飛な質問や答えに窮する質問はなかった印象です。
ただXさんによると、官公庁にお勤めの方が受けると、事業やビジネスへの理解度を問う質問や鋭いツッコミもあるようなので、人によって質問内容は変わるのだと思います。
–一次面接ではどのような質問がありましたか？
面接官は2名で、中途採用の面接としてはかなり一般的な内容だったと思います。
- 過去のプロジェクトの内容と役割
- 大変だったこと
- これまでのキャリアの変遷とその理由
- なぜ総合商社なのか
面接自体はかなり淡々と進んでいきました。一次面接が一番手応えがなかったです。それでも合否の連絡は早くて、一次面接を受けた翌週には二次面接を受けることになりました。
–二次面接の質問内容も教えてください。
一次面接と同じような内容に加えて
- 仕事の信念
- 部下の指導や育成にどの程度取り組んできたか
- なぜ転職したいのか
- なぜ三菱商事なのか
- 今後のキャリアパス
といった内容でした。
面接官は2名です。合否連絡には2週間くらいかかったように思います。雰囲気はとても穏やかで、通過できるのではないかという手応えがありました。
当初はダメ元で応募したものの、二次面接を通過すると何としても内定を勝ち取りたいという気持ちが強くなりました。そのため、このタイミングで三次面接に向けて改めて企業研究や過去のキャリアの振り返りを行いました。
–三次面接が最終ですね。どういった内容でしたか？
面接官は3名です。一次・二次は第一志望の部署の方で、三次面接は全く違う部署の方でした。最終面接ではこれまでとは違った視点で候補者を見るため、違う部門の方が見る形式になっているようです。
質問は
- 過去の経歴に関する深掘り
- 三菱商事のプロパー社員と比較して、自分の強みは何か
- 部下のマネジメント内容
- 今後、商社はどのようなビジネスをして行けばいいか
といった内容でした。
一次・二次と比較して、より商社に対する理解度を見られていたような気がします。所要時間は40~50分程でした。
雰囲気は良かったので手応えはあったのですが、選考結果が数週間こなくて、落ち着かない時間を過ごしました。最終的に内定の連絡をいただいた時はホッとすると同時に、本当に嬉しかったですね。
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三菱商事、内定の決め手はスキル面とタイプ面のマッチ
–内定の決め手は、どこにあったと思いますか？
詳細はお伝えできないのですが、1つは私自身が歩んできたキャリアの幅広さと稀少性があったように思います。三菱商事がこれから力を入れようとしている分野と親和性が高かったことが決め手になったと予想しています。
またキャラクターや雰囲気、タイプ的にも合っていたように思います。面接官の方は落ち着いていて余裕のある方ばかりで、とても話しやすかったので。Xさんからも「三井物産より三菱商事に合っていると思う」と言われていました。
三菱商事、選考通過のポイントは面接対策
–内定に効果的だった対策をあげるとしたら何でしょう？
やはり面接準備だと思います。Xさんからいただいた想定質問をベースにしっかり準備できたことが大きかったのではないかと。
準備の過程では、三菱商事が「三綱領（さんこうりょう）」という創業以来の社是をとても大切にしていることを知りました。Xさんから、面接では「三綱領」を踏まえて回答した方がいいとアドバイスをもらっていました。
言葉の意味を理解することはもちろん、社会のためにという視点や、公明正大なスタンスへの共感は選考を通して見られていたように思います。
外資コンサルと遜色のない年収、長く働ける環境が入社の決め手
–三菱商事は高待遇で内定辞退がまず出ないことでも知られていますが、Aさんが入社を決めた理由についても聞かせてください。
志望動機でもあった今後のキャリアプランに合致することに加え、提示された待遇も非常に満足のいくものでした。
現職が外資系企業なので年収は高いですが、三菱商事から提示された年収は現職と比較しても遜色のない水準でした。
また、ワークライフバランスもよく、働きやすい環境と聞いています。長く働くことを考えたとき、行くしかないという結論になりました。
–今回の転職満足度は10点満点中、何点ですか？
10点です。正直、内定できるとは思っていませんでした。これ以上ない素晴らしい企業と出会い、ご縁をいただけたので本当に満足しています。
–貴重なお話、ありがとうございました。新天地でのご活躍を心よりお祈りしています。
三菱商事に転職するには？
三菱商事へ転職を希望する方は、同社への内定実績豊富なエージェントへの相談が内定への近道となります。
内定実績豊富なエージェントは採用ターゲットを熟知していますし、過去の面接内容や、面接官の情報に基づいた面接対策をしてくれるので内定確度が上がります。
志望度が高い方は是非、以下のサービス【エージェントファインダー】にご登録ください。三菱商事へ豊富な内定実績を持つヘッドハンターをご紹介させていただきます。尚、ご経歴によってはご紹介できないことがあります。予めご了承ください。
