メーカーの研究職から三菱総研のコンサルタントへ!内定の裏側をヘッドハンターが解説

エージェントファインダーを通じて三菱総研のコンサルタント職に転職したTさん。前職はメーカーの研究開発職で、コンサル未経験のTさんが見事内定に至った背景には、コンサルティング業界で圧倒的な実績を誇る転職エージェント中野さんのサポートがありました。

ヘッドハンターである中野さんは、Tさんのキャリアをどのように考えていたのでしょうか。また未経験からコンサルへの転職を希望されていたTさんをどのようにサポートしたのでしょうか。中野さんにお話を伺いました。(本インタビューは、2021年8月に実施したものです)

転職者Tさんのインタビューもあわせてご覧ください。

 

中野 陵 氏

アスパイア株式会社

大学卒業後、東証1部上場企業に入社し、営業部門に勤務。営業活動を通じて4大経営資源である「人」、「物」、「金」、「情報」の中でもとくに「人」に関心を持ち、人材業界に転職。アスパイア株式会社にて、約15年にわたりコンサルファーム業界を主に担当している。世界を代表する外資系コンサルファームから日系の一流コンサルファームまで、パートナーや人事担当者と築いた信頼関係が最大の強み。

 

化学系の研究職だからこそ感じた、コンサル転職への強い可能性

–弊社エージェントファインダーから、コンサルティング業界への転職を希望されているTさんをご紹介し、転職サポートいただきありがとうございました。見事内定されましたが、Tさんがコンサルへ内定する可能性は最初から感じていましたか?

簡単な経歴を拝見した時から、コンサルティング業界が求めている方だと強い可能性を感じていました。

Tさんは日本の大手メーカーで化学系の研究開発に従事していました。Tさんのようにメーカーの研究開発職の方は長年技術の研究をされているものの、なかなかビジネス化に至らずジレンマを抱えている方が多くいます。専門性の高い領域なので、他社への転職可能性も低いと信じ込んでしまっている方が多いのです。

しかし今、一部のコンサルティングファームでは、化学・エネルギー領域へのコンサルティング案件が急増しています。あくまで一部なので会社は限られますが、Tさんを求めるコンサルティングファームは必ず見つかるだろうと、当初から強い可能性を感じていました。

 

–他の転職エージェントからは、未経験からコンサルへの転職は難しいと可能性を濁され、他も検討しましょうとかなりの数の求人を紹介されたようです。

コンサルティングファームと深い関係性がないと、どういったプロジェクトが現在進行形で進んでいるのか、今どういった方が求められているかのニーズは把握しきれていないかもしれませんね。

 

三菱総合研究所への内定をサポートした中野 陵氏 

 アスパイア株式会社/ヘッドハンター

①コンサルティングファーム各社との豊富なリレーション
圧倒的な情報量で受けるべきポジション(プロジェクト)をご提案
③徹底した面接対策で内定の確度を上げる

 

>>>中野氏へのキャリア相談を希望する

 

適性と仕事内容を見据え、コンサルティングファームからシンクタンクへと応募先をシフト

-Tさんは中野さん経由で7社応募したようですね。外資系コンサルティングファーム志望からスタートし、最終的に三菱総研に内定するまで、どういった経緯があったのでしょうか。

初めはTさんご希望の外資系コンサルティングファームを中心応募していました。

ただ実際に選考が進み、面接対策などのやりとりを重ねるなか、Tさんの適性は外資系のコンサルティングファームではないと思うようになりました。

Tさんは突き詰めて考えることを得意とする、研究者気質の方です。技術をビジネス化したいという、純粋でまっすぐな思いが転職へと繋がっていました。

しかし外資系のコンサルティングファームに転職すると、Tさんがこれまでに経験したことのない領域も新しく学んでいく必要があります。よりアカデミックな分野のコンサルティグの方がTさんの適正にもマッチし、入社後のストレスもなく、やりたいことに思いきり専念できるのではないかと考えました。

そこで新しく応募先企業をリストアップし、有力候補として上がったのが三菱総研です。シンクタンクですから、アカデミックな領域のコンサルティングに特化しています。中途採用は非常に狭き門ですが、Tさんのキャリアと適性を考えれば十分に可能性があると感じました。

 

Tさんによると、三菱総研は応募当初に見ていた求人と、最終的に内定したポジションが違っていたようですね。「結果的に自分にマッチしたポジションだった」とおっしゃっていましたが、これにはどういった背景があったのでしょうか。

三菱総研の中途採用は応募者がくると、その方を欲しい部署が手をあげて選考をするシステムになっています。そのため結果的にTさんのキャリアにマッチしたポジションから手が上がり、内定に至ったという経緯です。

 

面接はプレゼンを中心に対策、ケース面接は実際に解くことを大切に

三菱総研の面接ではプレゼンもあったと聞いています。対策はどのように行いましたか?

プレゼンはテーマの相談に乗り、準備はTさんがご自身で行っています。Tさんは職業柄、リサーチや資料を作るのは得意でした。ただお仕事でプレゼンをする機会が少なく、多少苦手意識をお持ちだったので、模擬プレゼンを何度かして慣れていただきました。

 

-三菱総研の前に受けた外資コンサルのケース面接対策も手厚かったと聞いています。ケース面接の対策はどのように行ったのでしょうか?

ケース面接については、まず参考となる本を読んでいただきます。本を読んでいると、自分でもできるような気になってくるのですが、実際にやってみると意外と難しい。

そこで私が問題を出し、少し時間を与えてTさんに解いていただいて、ディスカッションの時間を設けました。問題は過去問をベースに、コロナ禍といった今の世界情勢や、最近の面接で追加で出されるような問題も加えて対策をしていきました。

 

三菱総合研究所への内定をサポートした中野 陵氏 

 アスパイア株式会社/ヘッドハンター

①コンサルティングファーム各社との豊富なリレーション
圧倒的な情報量で受けるべきポジション(プロジェクト)をご提案
③徹底した面接対策で内定の確度を上げる

 

>>>中野氏へのキャリア相談を希望する

 

三菱総研内定の決め手は突き詰めて考えるのが好き、という特性がマッチしたから

-Tさんがコンサル未経験ながら三菱総研のコンサルティング部門に内定した決め手はどこにあったとお考えですか?

Tさんは真面目で素直な性格で、突き詰めること、追究することが好きな方です。自分がやりたいことが明確で軸がしっかりしており、技術をビジネスに活かしたいという強い思いがありました。Tさんの性格と思考が今回のポジションにピッタリとマッチしたことが内定の決め手だったように思います。

結果的に年収は上がりましたが、 年収アップは目的ではなく、あくまでやりたいこと・ご自身のテーマを実現するための転職でした。三菱総研という非常に狭き門を通過されたTさんだからこそできるテーマを追求し、コンサルタントして活躍されることを願っています。

-貴重なお話、ありがとうございました。

 

三菱総合研究所へ転職するには

三菱総合研究所へ転職を検討されている方は、内定実績豊富なヘッドハンターへの相談が転職成功への近道となるでしょう。志望度合いの高い方は、内定の角度をあげるために是非、エージェントファインダーにご登録ください。コンサルティング業界で圧倒的な内定実績を誇る、アスパイア株式会社の中野氏をはじめ、コンサルティングファームへの転職に強いヘッドハンターをご紹介させていただきます。

 

 

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