リクルートスタッフィングの営業職に内定・入社したAさんは、もともと大手転職エージェントを通じて転職活動をしていましたが、書類選考落ち70社…と苦しい状況が続いていました。そこでエージェントファインダーに登録し、紹介を受けたのがリクルートグループへの圧倒的な内定率実績を誇る、株式会社ビゼックの代表、中原氏でした。
中原氏によって1ヶ月の”育成期間”を経験したAさんは、見事、リクルートスタッフィングとリクルートの2社から内定を得ることができました。書類落ちが続いたAさんを、中原氏はどのようにサポートしたのでしょうか?また内定の決め手はどこにあったのでしょうか? 「努力が報われる社会を創る」をビジョンに掲げ、努力する転職者へのサポートは惜しまないと語る中原氏に、内定の舞台裏を聞きました。 |
中原 大介 氏 プロフィール
株式会社ビゼック 代表取締役
明治大学を卒業後、株式会社リクルート(旧:リクルートキャリア)に入社。採用コンサルタントとして、MVPなどの表彰を多数受賞。2021年よりヘッドハンターとしての活動をスタートし、大手ヘッドハンティングサービスにて1800名中1位を獲得。同年、リクルート社への内定率で全国No.1コンサルタントとして表彰を受ける。2022年3月に株式会社ビゼックを設立。
目次
書類選考70社落ち。転職エージェントへの期待はゼロからのスタート
–弊社からご紹介したAさんの転職サポート、ありがとうございました。リクルートスタッフィングとリクルートの2社に見事内定されましたが、Aさんには当初から可能性を感じていたのでしょうか?
Aさんはリフォーム会社で営業を経験されていましたが、ご紹介を受けた時点ですでに離職されていました。どれくらい離職しているのかわからなかったので「一度お話してみたい」と初回の面談を実施しました。
面談で、離職からすでに1年経過していることがわかりました。大手エージェントを通じて70社ほど受けたものの、書類落ちが続いており、エージェントからのフォローは一切なかったようです。「少しでもいいエージェントに出会いたい」という思いから、エージェントファインダーに登録した、という経緯でした。
そもそもなぜ1年も離職しているのか?お話を聞いたところ、義理のご家族の介護が理由でした。義理のご家族のために、ご自身のキャリアを捨てたわけです。苦渋の決断だったと思います。とても義理堅い方だということが伝わってきて、なんとか力になれないか、本気で転職活動をする気持ちがあるなら、私も全力でサポートすると伝えました。
私の転職サポートでは応募の前に1ヶ月間、キャリアの棚卸しや面接対策をする”育成期間”を設けています。この期間中は厳しいフィードバックをすることもあるので、転職者の覚悟が必要です。そもそもAさんは離職期間も長いので、求人企業からは敬遠される可能性が高いです。その事実をお伝えした上で、それでも覚悟があるならお互い本気でやりましょうと伝えました。
1ヶ月の育成期間では徹底的にキャリアを棚卸し。なぜ成果が出せたのか?を言語化
-そこからAさんとの関係性がスタートしたのですね。育成期間中はどのようなやりとりをしたのでしょうか?
これまでのキャリアを棚卸ししました。成果が出た仕事を振り返り、その理由を言語化していくのです。
成果の要因を聞くと「普通にやっただけです」とおっしゃる方がほとんどです。感覚的に仕事をしているわけですが、成果の裏側にはその人なりの考えがあり、成果が出た理由が必ずあります。それを探っていきます。
Aさんとはリフォーム会社での営業成果を振り返り、
- 目標
- 課題設定
- 施策
- 結果
とストーリーを追って確認していきました。するとAさんは、かなり戦略的に営業をされていたことがわかりました。
-この時点で、Aさんにリクルートグループ内定の可能性は感じていましたか?
感じていました。成果の要因を言語化するのが苦手だっただけで、営業として非常に優秀な方だとわかったからです。また、「自走する力」や「決めたことをやり抜く力」がずば抜けていることもわかりました。
私が行う面接対策では、想定質問をお渡しして、回答を準備していただきます。例えば転職理由に関する質問があったとします。何か答えると、実際の面接ではそこに対して深掘りする質問がされます。
転職者の方には、想定される深掘り質問やツッコミどころを自分で考え、その答えも自分で用意してきてもらいます。自走で面接対策をするイメージです。自分でツッコミをしながら深掘りすることで、ロジックのズレに気づいて欲しいという思惑があります。Aさんは、このセッションでの取り組みレベルがズバ抜けていました。
私が過去にサポートした転職者の中でトップクラスのアウトプット量でした。想定される質問をご自身で抑え切っていたのです。
-書類選考に苦戦していた方とは思えませんね。
ここまでの本気度、集中力に至るまでに一度、私が雷を落としたことがありました(笑)。面接対策シートの準備が不足していることがあったのです。「中原がエピソードを引き出してうまく言語化してくれるだろう」というスタンスで面談にいらしたので「頑張るって言いましたよね?やるかやらないか選択してください」と。こんなエージェントはあまりいないと思いますが(笑)。
実際にここで離脱をし、転職そのものを諦める方も中にはいます。ただAさんは再度やることを決めてくださいました。この一件から本当に変わりましたね。
リクルートグループ2021年度 内定率No.1
株式会社ビゼック 代表取締役 中原 大介 氏
リクルート、リクルートスタッフィング への内定率は2021年度No.1
①1ヶ月の”育成期間”でキャリアや強みを徹底的に棚卸し
②リクルートグループ各社に合わせたきめ細やかな選考対策
③圧倒的な内定実績により豊富な人材ネットワーク・独自情報を保有
離職期間1年というハンデ…会うことを重視する、リクルートグループを中心に求人を提案
-1ヶ月の育成期間の後に、求人を提案されたのでしょうか?
そうです。育成期間でその人のキャリアや思いを深掘りしないことには、提案すべき求人はわからないと考えています。そのため、Aさんにも育成期間のあとで求人を提案しました。
ただ実は育成期間中、求人企業の人事に水面下でヒアリングをしていました。「こんな方がいますが、内定の可能性はありますか?」と。答えは厳しく、1年という離職期間が懸念となっておりました。
-離職期間1年のハンデはそんなにも大きいのですね…。そんな中で、どのような企業を提案したのでしょうか?
「書類だけで判断せず、面接で見てくれる会社」という軸で、求職者の人柄を含めた面接が特徴のリクルートグループを中心に数社提案しました。結果的にもリクルートグループ以外の会社は書類落ちしてしまったので、戦略はあっていたと考えています。
リクルートグループ各社の特徴に合わせた面接対策が、高い内定率に繋がる
-リクルートグループの書類選考はスムーズに進んだのでしょうか?
スムーズに進んだところと、進まなかったところがあります。進まなかったところについては、個別で人事に連絡をしてプッシュしました。2021年度、リクルートグループで応募からの内定率が全国1位のヘッドハンターとという実績もあり、「中原さんがそう言うなら一度会ってみよう」と動いてくれたところもありました。
-トップエージェントとしての実績と人脈をフル活用したのですね。面接対策は会社ごとに行ったのでしょうか?
ベースとなるキャリアの棚卸しは育成期間で済ませていますが、どの側面を面接で見せていくかは、会社によって変えるべきです。リクルートグループ各社の特徴やミッション、大切にしていることをAさんにインプットし、「この会社ではこの話を中心にしましょう」と個別に対策していきました。
例えばリクルートスタッフィングには【49:51】という標語があります。企業と派遣スタッフ両者の利益を追求することが求められますが、どちらかに迷うことがあれば、51で派遣スタッフさんの利益を優先しよう、という標語です。
これはAさんが前職で感じていた不、自社利益だけの追求ではなく、自社とクライアントの相互利益を追求したいという思いと通じるところがあります。義理のご家族のためにキャリアを捨てたという義理堅さにも接続します。
このように会社の特徴に合わせて伝えるエピソードや見せ方を変えられるよう、面接対策をしており、これが選考通過率の高さに繋がっています。Aさんの場合も、このあたりの根底となる価値観がマッチしたこと、営業としての成果の言語化が内定に繋がりました。
-そこまでの対策は自己応募では難しいと思います。中原さんがサポートされたからこその内定ですね。年収交渉はしましたか?
Aさんの場合、年収交渉をしなくとも前職から100万円ほどアップした年収が提示されました。そもそも、リクルートグループは入社後のミッショングレードによって年収が決まるため、入社後の活躍次第で年収を上げていける企業です。
リクルートグループに内定者に共通する「腹決め」
-リクルートへの内定率トップクラスの中原さんの視点で、リクルートグループに内定する人に共通する素養は何かあるとお考えですか?
私のサポートのやり方として、1ヶ月間、徹底的に転職者と向き合います。でもこれは、当然ながら強制ではありません。となると、自分でやると決められるかどうかが分かれ道となります。
リクルートではこれを「腹決め(はらぎめ)」と言いますが、腹決めをされた方には、とことん付き合います。内定を得るためのナレッジを私は持っていますし、そもそもナレッジがないならヘッドハンター失格だと思っています。私からナレッジを引き出して自分のものにできるか。「答えを教えてください」というスタンスの方はそもそもリクルートグループには向いていませんし、入社後、苦しむことになるので同グループはおすすめしていません。
-内定するためのナレッジがあるからこそ、やり切る覚悟があるかどうか。中原さんと二人三脚でやっていくにはそこが大事なのですね。
そうですね。中には「あまり干渉されたくない」という方もいらっしゃいます。そういう方には、エージェント利用だけでない転職の手段を総合的にアドバイスすることもあります。
リクルートグループ2021年度 内定率No.1
株式会社ビゼック 代表取締役 中原 大介 氏
リクルート、リクルートスタッフィング への内定率は2021年度No.1
①1ヶ月の”育成期間”でキャリアや強みを徹底的に棚卸し
②リクルートグループ各社に合わせたきめ細やかな選考対策
③圧倒的な内定実績により豊富な人材ネットワーク・独自情報を保有
入社後活躍がヘッドハンターとしての何よりの喜び。組織貢献できる人材になって欲しい
-最後に、Aさんにはリクルートスタッフィングでどのように成長して欲しいですか?
自身が持っているナレッジを、組織内に展開しリクルートスタッフィングにとって必要不可欠な存在となれるように頑張っていただきたいですね。
私がこれまで転職支援をして、リクルートグループに入社された方々は、社内表彰を受けることが多いんです。「1ヶ月の育成期間で、成果の要因を徹底的に言語化した経験が活かされた」「中原さんの真似をして、成功要因を言語化してアウトプットしたら表彰された」と嬉しい報告をたくさんいただいています。入社して満足ではなく、入社後に成長し活躍していただけるのはエージェントとして大変嬉しいことですね。
ヘッドハンターの仕事は転職者を支援するのと同時に、企業の採用支援という側面もあります。企業が採用してよかったと思える人材を輩出できることは、私にとって大きな喜びです。
Aさんがリクルートスタッフィングという新しい環境で、組織貢献できる人材へと成長していってくれたらいいなと思っています。転職サポートは終了しましたが、引き続き応援しています。
-貴重なお話、ありがとうございました。
リクルートグループへ転職するには
リクルートスタッフィングをはじめとするリクルートグループへ転職を検討されている方は、転職実績トップクラスのヘッドハンターへの相談が転職成功への近道となるでしょう。中原氏のような内定実績トップクラスのヘッドハンターであれば、過去の面接内容や面接官にまつわる情報、内定をもらうために必要な要素を、リクルートグループの人事並みに把握しています。
志望度合いの高い方は、内定の角度をあげるために是非、エージェントファインダーにご登録ください。リクルートグループに圧倒的な内定実績を誇るビゼック中原氏をはじめとした、リクルートグループの転職に強いヘッドハンターをご紹介させていただきます。