2020.04.21

リクルート

リクルートキャリアの企業風土や社風は?人事制度・データをもとに元社員が解説

「全ての価値の源泉は『人』」。

リクルートキャリアの企業理念は、社員個々人の「自分がどうしたいか」という想いの総和で成り立っていると説いています。
就職や採用をビジネスにしている会社だからこそ、社員の自己実現のための制度を充実させ、キャリアアップを支える仕組みを整えています。

本記事では、リクルートキャリアの企業風土や社風、各種制度について、元管理職の社員へ行ったインタビュー内容をもとに説明します。

 

リクルートキャリアの社風とは

リクルートキャリアは社員の進むべき指標として、以下の3つを掲げています。

  • 社会的起点:できるだけ広く・深く・長い視点で「何のためにやるのか」という目的を描く
  • 圧倒的な当事者意識:何事も我が事ととらえ、自らの責任で考え行動する
  • 昨日を超える:昨日を超える一歩を踏み出し、結果にこだわって最後までやり遂げる

やや抽象的な文言が並びますが、個々人が日々自分を磨き成長していくことを求め、企業のマネジメントとしてそれを支えると約束しています
そのための社内制度を充実させ、社員のキャリアアップにも惜しみなく投資をします。

具体的には、中長期のキャリアビジョンを上司らと共に探求し、自分自身の現状の強みや課題を認識して、何をどう取り組めば将来につながるかと検討するCareer Development Cycle(CDC)の実践を求めています

リクルートキャリアHPより引用)

以下に、CDCの実現に向けた具体的制度を紹介します。これらの制度からもリクルートキャリアの社風が垣間見れます。

 

半期に一度のWill Can Must(WCM)シート

社員全員が半期に一度、

  • 自分がしたいこと(Will)
  • 活かしたい強みや克服したい課題(Can)
  • 能力開発につながるミッション(Must)

の項目からなるWCMシートの記入を求められます。
仕事を通じて実現したいことをシートにまとめ、上司との議論を通じて仕事への向き合い方を確認します。

 

組織横断の人材開発委員会

社員の人事や評価、組織の目標を設定する「人材開発委員会」が半期に一度開かれます
直属の上司が部下一人一人について、CDCやWill Can Mustシートの取り組みを基に説明します。
部やグループといった組織を横断して、組織全ての部長、課長で議論するのが特徴で、複数の目が入ることで社員評価の公平性を担保しています。

 

直属の上司以外に提出する「自己申告制度」

直属の上司以外と将来のキャリアについて対話できるための制度です。
希望をすれば人事部局や担当部署とは関係ない部長クラス、役員を指名して面談ができます。
社員一人一人が主体的にキャリアを構築できるようにして、広い視野を持つことを目指します

 

自らの意思による異動「iキャリア制度」

事業部を超えて、募集部署、役職、ポジションを社内のイントラネット上で全社員に公開し、自ら手を上げて自由に異動できる仕組みです。
応募者と各事業担当者が面接を実施し、双方の希望が合えば異動が実現します。
元部署の上司はその異動の拒否権を持たないのが特徴です。

 

その他の制度

海外の事業所への赴任や社外のビジネススクールでの自主応募型の研修制度など、社員の自己実現に向けた制度があります。

 

リクルートキャリアの選考通過率TOPクラス K氏
株式会社—— 代表取締役

元リクルートキャリア社員だからこそ
①同社が求める人物像を熟知
②リクルートキャリアのマネジメント層・現場との豊富なリレーション
③内定者100名の面接内容をデータベース化し、面接対策を実施

 

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有給・育休取得率に見るリクルートキャリアの働きがい

リクルートキャリアは残業が抑制されながら、日本企業の平均を大きく超える年収が約束されています(以下のリクルートキャリアの「働き方改革」「年収」記事も併せてご覧ください)。

さらに、社員の有休や育休取得も推進されています。

有給取得率/社員全体(上限20日) 42.8%
育児休業/男性社員 24.5%
育児休業/女性社員 165.4%

※年度の変わり目などで100%超え

上述のように一定の取得がデータで裏付けられています。
男性取得に関してはリクルートキャリアの独自制度「配偶者の出産に伴う特別休暇(妻出産)制度」があります。

就労環境という意味においては、恵まれすぎているといって過言ではないくらい充実した内容となっています。

リクルートキャリアの元社員によると、仕事においては、なかなか日の当たらない業務でも上司が推薦して表彰するなど、目配せされていると言います。
実績が正しく評価され、給与にも反映される仕組みとなっています
若手社員でも大きなプロジェクトを任されることが多く、元社員は「働きがいがあると胸を張って言える」と太鼓判を押します

 

「身の丈以上の人材」を考察

これまでお伝えしたように、リクルートキャリアは社員の自己実現を大切にし、社員の努力の積み重ねとしての企業の成長を目指しています
そのための制度を充実させ、半期に一度のWCMシートなどを通じて、どう自分が成長していくべきか、を問い直すきっかけも与えます。
至れり尽くせりの印象ですが、忘れてはいけないのが20倍を超える中途採用の倍率です

リクルートキャリアの中途採用のコンセプトはシンプルで、「自分たち以上の何かを持った人材(身の丈以上の人材)」と明確に打ち出しています
「一人一人の異質性が掛け合わさって化学反応起こすことで新たな価値や事業が生み出される」として、その源泉を発掘する採用は「特にこだわる」と立場を明確にしています。

前職での圧倒的な実績は前提条件として、自らを律して自己の実現にひた向きに取り組む人材が求められています。
企業理念や社風を理解しながら、リクルートキャリアと自身の考えがマッチングするかも改めて考えてみてはいかがでしょうか。

リクルートキャリアの選考通過率TOPクラス K氏
株式会社—— 代表取締役

元リクルートキャリア社員だからこそ
①同社が求める人物像を熟知
②リクルートキャリアのマネジメント層・現場との豊富なリレーション
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リクルートキャリアへ転職するには

リクルートキャリアの企業風土や社風について理解は深まりましたか?

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