2022.08.30

リクルート

リクルートの契約社員は評判がいい!?その魅力を転職のプロが解説

リクルートの契約社員(KS)は3年限定の有期雇用です。
高待遇で契約終了後(リクルートでは「卒業」と言います)のキャリア支援も手厚く、3年後の契約満了時には卒業支援金として100万円が支払われることでも知られています。

契約社員と言えど、手厚いサポートで営業経験を積むことができ、転職市場でもその経験は大きく評価されています。
本記事ではリクルートの契約社員について、年収や契約満了後のキャリア、選考情報、内定の秘訣など幅広くお伝えします。

尚、本記事はリクルートの転職サポートに特化し、毎年多くの内定者を輩出している転職エージェントのキャリアコンサルタントK氏に伺った内容をもとに制作しています。

 

3年間限定! リクルートの契約社員とは

リクルートの契約社員は、3年限定の有期雇用です。
3年で終わりという考え方ではなく、3年後を見据えてリクルートで経験を積みたい方におすすめのポジションです。

 

配属先はホットペッパーorホットペッパービューティーの営業

職種は営業職で、契約社員が配属される事業は以下2つのどちらかです。

  • 飲食領域(ホットペッパー)
  • 美容領域(ホットペッパービューティー)

現時点で契約社員(現KS、旧CV)を採用しているのはこの2つの事業部しかありません。

ちなみに応募段階でどちらの事業を希望するか伝える必要はなく、応募後にアンケートが届き、そのタイミングで希望の事業部とエリアを伝えます。
基本的には希望をベースに選考が進みます。

勤務地も希望することができます。
リクルートで定められた「地域ブロック」ごとに採用されるため、採用後に転勤になることはありません。
東京で入社すると埼玉や神奈川エリアに異動するケースはありますが、違うエリア・ブロックに転勤となることはありません。

 

リクルートの契約社員、転職市場での評判

人材輩出企業として知られるリクルートですが、契約社員も転職市場での評判が非常に良いという特徴があります。
リクルートの契約社員は契約満了後も転職をしやすいのです。

在職中に引き抜きの声がかかることもあるほど、領域を問わずに採用ニーズがあります

営業に強いリクルートが3年間でゼロからしっかり教えてくれるので、営業職を求める会社からのニーズが常にある状態です。
リクルートの契約社員は、転職市場である種のブランドとして認識されている一面があるようです。

採用企業のみならず、転職者からの評判・満足度も非常に高いです。
そもそもリクルートの契約社員に応募をされる方は3年間で圧倒的に成長をしたいという成長意欲の高い方が多く、それを実現できる環境が整っているからです。

では具体的にどのような環境なのか。以下ではその魅力をお伝えします。

 

リクルートグループ2021年度 内定率No.1
株式会社ビゼック 代表取締役 中原 大介 氏

高内定率エージェントTOP5としてリクルート社から認定
①契約社員として求められる人物像を熟知
②選考通過に必要な自己分析、面接対策を徹底サポート
③リクルートのマネジメント層・現場と豊富なリレーション

 

>>>リクルート契約社員への内定率TOPクラスの中原 大介 氏に相談する

 

リクルート契約社員の魅力①高い年収

リクルートの契約社員は給与水準が高いことでも知られています。

エリアごとにスタート時の年収は異なりますが、以下の通りです。

エリア スタート金額
関東エリア 413万円スタート
関西・東海エリア 384万円スタート
それ以外のエリア 359万円スタート

これらの年収は一律で、前職の経験や年収は問いません。どなたでもエリアに応じて上記の金額からスタートします。

 

リクルート契約社員の年収の上がり方

3年間で、成果に応じて年収はアップします。一定の成果を出せる人材であれば、3年間の年収推移は以下の通りです。

年次 年収
1年目 450万円まで
2年目 450〜500万円ほど
3年目 500万を超える

上がり幅は大きくありませんが、契約社員で成果に応じて年収がアップしていく会社は珍しく、リクルートならではです。

 

リクルート契約社員のボーナス

ボーナスも支給されます。初年度は25万円×2回分が年収に乗った状態からスタートします。

翌年からは業績連動で支給されます。

 

リクルート契約社員、卒業後には支援金100万円が支給

前述の通り3年後の契約満了時にはキャリア支援金として全員に100万円が支給されます。この資金を元手に独立をされる方もいます。

契約社員にここまでの年収・ボーナス・退職金が整っている会社は非常に珍しいです

契約社員としては破格の待遇と言っても過言ではありません。

ちなみに待遇という観点では、リクルートでは年間の休日が145日設定されており、これは週に換算すると「約週休3日制」。
当然ながら休日は契約社員にも適用されるため、メリハリのある環境で働くことができます。

 

リクルート契約社員の魅力②学歴・経歴を問わず、営業未経験でも採用される

リクルート契約社員の魅力2つ目は学歴不問、経験不問で採用をされる点です。
これは採用の間口を広げるための謳い文句ではなく、事実です。

K氏が過去にサポートした方の中には、高卒はもちろん、営業未経験者も多く採用されています。
接客販売出身の方もいれば元スポーツ選手がいたりとそのバックグラウンドは多岐に渡ります。

過去の経歴は問わず、思考や性格、ポテンシャルを重視した採用を行っています

 

リクルート契約社員の魅力③手厚いキャリア支援

リクルートの契約社員、契約満了後のキャリア・進路は以下のような割合になっています。

契約満了後の進路 割合
リクルートに社員登用 40~45%
別の会社に転職 40
独立 10%
結婚、その他 10%

2年ほど前から、契約社員を社員登用する動きが活発化し、現在は40~45%が契約終了後に社員としてリクルートに採用されています。
また、キャリア支援金を原資に独立をされる方も10%ほどいます。

契約社員としての最後の1年間は、会社がキャリア支援を全面的にサポートしてくれる体制が整っています。
契約社員卒業生の転職先リストが配布されたり、ここの会社に行きたいならこれが必要、とアドバイスをしてくれたりと手厚いキャリアサポートがあります。

 

契約社員が社員登用されるには

契約社員から正社員に登用されるには、年に1回開催される社員登用試験に合格する必要があります。
3年間の在籍のうち最大で3回チャレンジすることができます。

かつてリクルートの社員登用は狭き門でした。ところが2年ほど前から、新規採用をするより、契約社員を社員にしたほうが即戦力になるという考えから社員登用の動きが活発化しました。
それに伴い、現在は社員登用のハードルがかなり下がっています。
(※2022年1月時点での情報のため、今後の採用方針によっては変更になる可能性もあります)

 

リクルートグループ2021年度 内定率No.1
株式会社ビゼック 代表取締役 中原 大介 氏

高内定率エージェントTOP5としてリクルート社から認定
①契約社員として求められる人物像を熟知
②選考通過に必要な自己分析、面接対策を徹底サポート
③リクルートのマネジメント層・現場と豊富なリレーション

 

>>>リクルート契約社員への内定率TOPクラスの中原 大介 氏に相談する

 

リクルートの契約社員、クビになるケース

以上のように、条件面でかなり整った環境ではありますが、契約社員だからこそ契約を切られるケースを気にされる方も多いと思います。

基本的に、入社後にクビになる、契約満了前に契約が打ち切られることはまずありません。
あるとしたら、会社の規定を破った時です。

その際は懲戒という扱いで契約終了となります。
実際過去にも、会社の規定に違反した形で契約を取り付け、売上をあげた人材が契約満了前に懲戒処分となっています。

こういった規定違反以外のケースでクビになることはまずありません。
業績が悪かったり、営業目標の未達成が続いても大丈夫、ということです。
もちろん業績が悪いにもかかわらず努力が見られない人、モチベーションが低い人は問題視されるケースはあります。

モチベーション、成長意欲の高い人材が集まる場所なので、やる気のない人間はクビにこそされませんが居心地は決して良くないでしょう。

 

リクルートの契約社員になるには?転職難易度と選考倍率

恵まれた環境のリクルート契約社員ですから、選考倍率は高く、転職難易度は高いです。
キャリアコンサルタントの中原氏によると、100人が選考を受けて、内定を得られるは12人という割合だそうです

倍率にすると10倍弱といったところでしょうか。

 

選考内容と選考通過率

リクルート契約社員の選考面接は合計で3回あり、それぞれの面接の通過率は以下の通りです。

選考 面接官 選考通過
0.5次面接 人事や外部の面接官 40%
1次面接 現場社員 50%
最終面接 マネージャーなど役職者 60%

狭き門であることがお分かりいただけると思います。
ちなみに1度面接を受けて落ちた場合、1年を経過しないと再応募ができません。
志望度の高い方はリクルートの採用を熟知した転職エージェントを利用し、面接対策をしっかり行うようにしましょう。

ちなみに今回インタビューに協力いただいた中原氏経由で受けた場合、内定率は50%前後とのことです。

一般的な応募ですと10倍近い倍率が、エージェントを変えることで倍率2倍にまで内定確度を上げることができます

どこの転職エージェントに相談するかで結果は大きく変わります。
中原 大介 氏によるキャリア相談を希望される方はこちらからご登録ください。

 

リクルートの契約社員、採用面接では何を聞かれる?

合計3回の面接はどのような内容なのでしょうか。

中原氏によると、非常にオーソドックスな内容で、過去と未来を中心に質問をされるそうです。
変わった質問をされることはあまりなく、リクルートの面接の特徴とも言われる「なぜ?」を問う深掘り質問がかなりされます。
面接対策をしていないと全く答えられない方も少なからずいるようです。

面接官のなぜ?に答えられるほどの深い思考を日常的にしているか、その思考を言語化し伝える能力を持っているか、3年間リクルートで働く深い動機付けがあるかをチェックされます。

面接でよくされる質問内容は以下の通りです。

  • 転職理由
  • 今後のビジョン
  • 3年間後にどうなりたいのか
  • そのために3年で何を身に付けたいのか
  • なぜリクルートなのか
  • 前職で頑張った経験

志望動機を問う部分は特に深掘りされやすいようです。

動機が浅く、転職の軸が不明瞭の場合、他社でもいいのでは?と言われてしまいます。
中原氏は特にこの志望動機を念入りに対策するとい言います。

 

リクルートの契約社員に内定をもらえる人、もらえない人

リクルートの契約社員に多数の内定者を輩出している中原 大介 氏によると、内定をもらえる人には以下3つの特徴があるようです。

  • 自己分析ができている(過去の行動の「軸」をしっかり説明することができる)
  • 素直な性格
  • 高い成長意欲

 

自己分析

1つ目については前述の通り、リクルートの面接では過去の意思決定をなぜ?なぜ?と深掘りされます。
深掘り面接に耐えられるだけの自己分析、明確な軸が必要ですし、その軸を見つけ、伝えるためには深い思考と言語化能力が求められます。
ただ、これらは訓練で身につけることができます。

中原氏のようなリクルートへ高い内定率を誇る転職エージェントでは、面接対策としてこの点を徹底的に探り、言語化する手伝いをしてくれます。
なぜ?と何回聞いても答えられるほど、過去を紐解き、言語化できるまで自己分析に付き合ってくれます。
それによって他社経由とは違う高い内定率が実現できています。
ちなみに過去、初回面談で「リクルートへの内定確度は低い」という印象を受けた方が、面接対策を通じて成長をし、内定に至ったケースもあるとのこと。
それほど「対策」によって結果は大きく変わるようです。

 

素直さ

リクルートの契約社員に内定する人の特徴、2つ目は素直さ。
これも内定のでる人に共通している特質です。

リクルートは年功序列の会社ではないので、入社後に年下の上司がいるケースも多々あります。
プライドが高いと、年下の上司から学び成長することができないため、どんな相手からも謙虚に学べる素直さが大切です。

入社後に馴染めるために必要不可欠な要素です。

 

成長意欲

3つ目は成長意欲。これはリクルート社員の特徴として一般的にも言われている要素ですが、3年限定の契約社員でも重視されます。
3年後にどうなりたいのか、そのために3年間でどんな力を身につけたいのか、リクルートで成長したいという意欲がないことには高い倍率をくぐり抜けることはできません。

うわべの意欲ではなく、過去と繋がる揺るがない意欲を確認されます。

 

リクルートの契約社員、内定への近道

リクルートの契約社員になるには、自己分析、素直さ、高い成長意欲の3つが必要です。

逆にこの3つを満たしていれば、学歴も職歴も問わずに採用される可能性があります。
成長環境が整い、卒業後のキャリア支援も充実しています。
待遇も契約社員としては破格とも言えるでしょう。

「未経験者大歓迎」「学歴不問」と謳われていることで気軽に自己応募される方もいますが、実態は狭き門です。

リクルート対策をしっかりしてくれる転職エージェントに相談することが内定の近道です

リクルートの志望度が高い方は、是非、優良転職エージェント紹介サービス【エージェントファインダー】にご登録ください。リクルートの対策をしっかり行い、高い選考通過率・内定率を誇る転職エージェント中原 大介 氏をはじめとした転職エージェントをご紹介させていただきます。但しご経歴によってはセッティングが難しいことをご了承ください。

 

 

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